しましまジブラの狭すぎ渓谷・ジブラスロットでキャニオニング

 

炎天下のハイキングで汗だくなうえに何日かシャワーに入っていなかった私たちは、コダクローム・ベイスン州立公園(Kodachrome Basin is a state park)に寄ることに。

 

そう。ここのキャンプ場にはシャワーがあるのです。

 

国立公園じゃないので別途$8支払う必要があるけど、パーク内を見学してシャワーに入れるなら安いもんだ。

 

そして、ここのキャンプ場のシャワーに驚愕。

 

どこの高級ホテルのシャワーですか?っていうくらい豪華だった。シャワーに感動しすぎてパーク内に何があったか覚えてないわ。(いや、大げさじゃなくて)

 

ステキシャワーに癒された後は、また砂ぼこりを巻き上げて次の目的地、Grosvenor archを目指す。

 

ここ、二重になった珍しいアーチが特徴で、ユタ州の中でも一番大きいアーチのひとつらしい。

9マイルほどガタガタ道を走ってやっと到着。

 

近くで見るとなかなかの迫力。

 

でもこれを見るためだけにここまで来ることもなかったかなー。という感じかな(ばっさり)

 

 

そして、週末はメモリアルデーの3連休でどのトレイルも人出がすごいとビジターセンターで聞いた私たちは、この機会にちょっと観光をお休みすることに。

 

またまた絶景ワイルドキャンプサイトを発見して、そこで2日間のーんびりと過ごして英気を養う。

 

毎日アドベンチャーもいいけれど、たまには一息入れることも大切なのだ。

 

 

週末明け、すっかりキャニオニングに魅せられてしまった私たちは、もうすこし挑戦をすることにした。

 

写真を見た時から絶対行きたい!と思っていたのは、Zibra Slotと呼ばれる、しま模様が美しい渓谷。

 

しかし、そのトレイルは全く日陰がなく往復5マイル(約8キロ)。しかも行ったことのある人のブログを読んでみると結構道がわかりづらいらしい。

 

うむむ、子連れで行っても大丈夫かなぁ。

 

Escalanteという町から、Rock in the hole Roadを7.8マイル走るとトレイルヘッドが見つかる。

 

朝8時ごろ、駐車場にはトラックが1台すでに停まっていた。

 

トレイルは、確かにちゃんとマークされていないものの人が通った道がわかりやすいので迷う心配はなさそう。

 

 

しかし、聞いた通り日影が全くない!暑い!

2マイルほど行くと、周りがキャニオンらしくなってきて、家畜用なのかフェンスが見える。

 

 

それを通り越してまたしばらくトレイルに沿って歩いて行くと、丘を登りきったところから広い川(Harris Wash)が見える。(5月の時点では川には水が全くないけど)

 

そこからがちょっとわかりづらい。

 

Washに出たら左に進み、一番初めのYで右へ。

 

 

そのまま砂の深い川沿いを上流に歩いて行くとZibra Slotのエントランスが見えるというんだけど・・・。

 

道無き道を行くので、この道であっているのかな・・・?と心配になって来た。

 

そこに上流の方から戻って来た人がいたので声をかけてみることに。

駐車場にあったトラックの持ち主だろうか。

 

ジブラはどうだった?と聞いてみたら、なんと、入り口が見つからないので戻って来たというではないか。

 

えええええー。

 

私たちは、けっこうちゃんとした道順を携帯にコピーしてきていたので迷うことはないと思っていたんだけど、この年配カップルの話によるとその先にジブラキャニオンらしきものは無いという。

 

そこで、手分けして小高い丘を登り辺りを見回してみることに。

 

 

そしたら、、、、

 

ん、あれ、キャニオンの入り口っぽくない???

 

と、川の上流の方の岩場に切れ目を見つけた。

というか、周辺にキャニオンらしきものはそれしかない。

 

年配カップルによると、その切れ目のところまで行ったけどそれはジブラスロットじゃなかったと。

 

でも、あれしか考えられないよねえ・・・?

 

というわけで、彼らと一緒にもう一度そこに行ってみることに。

 

そしたら、そこは、、、

 

思った通りジブラスロットの入り口だったー!

 

 

ちょっと恥ずかしそうなおじさん。。。

 

どうやら、入り口まで来てジブラっぽいストライプがなかったからここじゃないと思い込んだらしい。

いや、ここまで来たんだからちょっと中入って調べてみようよ。。。

 

このキャニオン、めっちゃくちゃ中が狭いらしいのでバックパックなんかはすべて入り口のところに置いて行く。

 

時期によっては水があったりするので注意。(私たちが行った5月はまだ乾いていた。)

 

さて、いよいよ中へ!

 

 

先を進むと壁がどんどんシマシマになっていく。

 

 

そして、先に入った年配カップルのおばさんの足が岩にはまってしまうほどこのキャニオン、幅が狭い。

 

靴の横幅よりも狭い。

 

カニ歩きしなきゃ通れないほど、狭い。

 

 

キャニオン自体は500メートルほどと短いんだけど、その狭さのせいかけっこう時間がかかるし、戻るときに入り口から来た人とすれ違うのに一苦労。

 

その狭さの中、ちょこっと岩場を登ったりしつつ、突き当りに到着!

 

突き当りは、足場がなくてちょっと大変だけど登れるようになっている。

 

上から見たキャニオン内はまた別の美しさ。

 

 

 

ジブラスロットと呼ばれる由来となったこのシマシマ。

 

確かに、今までに見たキャニオンの削られた模様と違って、シマシマがペイントされたように見える。

ううーん、面白い!

 

 

 

そして、この周辺にたくさん落ちているクルミのような黒い石。(キャニオンの壁に埋まっている丸くて黒い物が落ちているんだと思う)

 

どうやってこんな完璧な形になってしまったのか不思議なくらい、丸い。

そして、パックリ半分に割れたもののほとんどは、中が空洞になっている。

 

自然ってスバラシイ!!

 

ジブラスロットは、ここにたどり着くまでの景色もとってもきれいで頑張って本当に良かった!

 

 

長かったけど思ったより道もわかりやすかったし。(年配カップルに惑わされなければ迷わずたどり着けていただろうし)

 

そして、ここも朝早く来るのがお勧め。

 

私たちがキャニオンを出たすぐ後からたくさんの人がやって来て、狭いキャニオン内部は大変なことになっていたに違いない。

 

この辺も天候が変わりやすく、鉄砲水の危険性があるのでビジターセンターでこまめに情報を入手しよう。

 

携帯は電波がないことがほとんど。

こまめな水分補給は必須!!

 

情報リサーチを怠って何度か危ない目に合っている私たち。

最近は慎重派です(子連れなんだから当然だ!!)

 

そして、Zibra Slotからさらに奥に走ると、Devil’s Gardenというなんとも恐ろしい名前の場所がある。

 

ここもまた、雨風の浸食によってできたユニークな形の岩を見ることのできるエリアで、自由に歩き回ることができるので子連れの家族で賑わっていた。

 

ここまで来ても、やっぱり車で遊ぶ息子。。。

 

 

それにしてもこの、Hole in the rock roadは、道がめちゃくちゃ悪い!!!

 

Westyの振動の吸収力の悪さも手伝ってか、この道から舗装道路に戻ったらナンバープレートのボルトが3つはずれてなくなっていた。どんだけー。

 

道の奥には、その名の通り岩にあいた大きな穴があったり、もっと長いハイキングのできるキャニオントレイルがあったりするんだけど4DWじゃないと行けないらしい。

面白すぎるこのエリア、次回は絶対4WDで来る!!

 

渓谷を楽しんだ後は、癒しを求めて滝へ!

 

 

 

 

 

 

 

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