クリスマスが大好きなアメリカ人の家で過ごす本気のメリークリスマス!

 

 

感謝祭が終ると、一気にクリスマスムードが高まるアメリカ。

 

どこに行ってもマライアキャリーやワムの有名クリスマスソングが流れ、ショーウィンドウはプレゼントに最適な購買意欲をそそられるディスプレイで飾られる。

 

そして、同世代の人ならわかっていただけると思うが、クリスマスが近づくと私の頭の中を8割ほど占領する山下達郎と稲垣潤一。

 

日本でこの二人以上にクリスマスソングを流行らせた歌手はかつていたのだろうか。(現代の10代20代の人の定番クリスマスソングって・・・?)

 

それはさておき、今や全国各地でお祭り騒ぎのクリスマス。

 

言わずと知れた、キリストの誕生を祝う日とされているが、実際にキリストが生まれたのは春だとも秋だとも言われていてそのへんははっきりしない。

 

ただ、昔のローマの暦で12月25日は冬至だったことが関連していると言われている。

 

クリスマスは、日本では若い恋人同士のイベントという認識が強いけれど、欧米諸国では家族が集まってお祝いをする大事な祝日。(日本でも子供がいる家では家族の日なんだろうけど)

 

いつもはばらばらに暮らしている家族が集まって一年の終わりを共に過ごすのだ。

 

一応、シアトルでは近くに住む家族を集めてディナーを食べたりプレゼント交換をしたりそれなりにお祝いはしていたんだけど、私たち以外はみんな高齢独身で小さな子供もいなかったので全く盛り上がらなかった。

なにせ、息子が生まれるまでツリーも買ったことがなかったし。

 

しかし、今年クリスマスを過ごすのはこの日をこよなく愛するBlazママの家。

 

そして、ママの旦那さんは料理がめちゃくちゃウマいので、私たちは何もしなくていいと言うではないか。

 

うむむ、これは、アメリカ在住7年目にしてついに本場のクリスマスが体験できるかもしれない!

 

まず、ママの家に足を踏み入れた瞬間に目に入った巨大なクリスマスツリー。

 

2メートル以上もあるこのもみの木は、夫婦で各地に旅行した時に集めたオーナメントでおおわれていてとても賑やか。

 

ちなみに、アメリカではもみの木は本物を使う家が多い。

 

ツリー専門のファームが、この日に切り倒すために木を育てているのだ。

 

使い終わったツリーは、市で回収してリサイクルするらしいんだけどそれでもやっぱり無駄だなーと思ってしまうロマンのわからない私。

 

ツリーの下にはたくさんのプレゼント。

クリスマスに集まれない家族も、郵便でプレゼントを送ってくるからすごい量。(でもたぶん半分くらいは息子のものだった)

 

クリスマスストッキングもみんな手作りでかわいい。

 

これは、サンタさんが来た時に小さなおもちゃや果物やコインなんかを入れられるように掛けておくんだって。

 

 

暖炉の上には「くるみ割り人形」が並ぶ。

くるみ割り人形(the Nutcracker)は、クリスマスの時期に上演される定番のバレエで、ホリデーシーズンにはちょっとおしゃれをしてバレエを鑑賞するのを恒例行事にしている家族も多いそう。もちろん、ママもその一人。

 

この家では木の上に星ではなくて天使を飾るらしい。

アメリカの一部で伝統化しているのがこれ、クリスマスピクルス。

ツリーにピクルスのオーナメントを忍ばせて、最初に見つけた人には幸せが訪れるとされているらしい。

クリスマスカードを送り合うのもホリデーの習慣の一つ。

しかし最近のカードはどれもかわいい。

ワインもサンタに。

メリー・クリスムース!!駄洒落かよ!!

そしてクリスマス当日。

みんな朝ご飯を食べたら、待望のプレゼントチェック!

最近、子供がプレゼントを開けた時のリアクションを撮るのがYoutubeで流行ってるみたいだけど、うちの息子はそっちはぜんっぜん興味なし。

ミニ消防車を貰って大興奮中。

人のプレゼントも気なる。

全部のプレゼントを開けるのに軽く1時間はかかった。

こんなにたくさんのプレゼントを毎年用意してたら破産してしまうのでは・・・。

 

こんなことを言うと怒られるかもしれないが、贈りベタな私はクリスマスのこのプレゼント交換の習慣がはっきり言って嫌いだ。

 

子供のプレゼントは別として、大人はみんな働いているんだし欲しいものは自分で買えばいいじゃないか!

 

欲しいものや好みがわからない中、毎年誕生日とクリスマスで二回も贈り物を考えなきゃいけないのはほとんど拷問に近い。

そして貰うプレゼントも、たいてい自分の好みじゃなかったり実用的じゃなかったりして結局半分以上は使わずに終わることになるのでもったいない。

送ってくれるなら手書きのメッセージを添えたカードで十分なのに。

 

多くの場合、”ものを贈る”という行為が先行して、その”気持ち”がついてきてないと思う。

 

まあでも、プレゼント選びがすごく上手な人っているよね。

Blazママは贈り物が上手なので秘訣を聞いてみると、その相手がふと漏らした「欲しいもの」をメモしておくんだって。なるほどー。やっぱりそこにはちゃんとママの”喜んでもらいたい’’という気持ちがあるんだよなぁ。見習おう・・・。

 

ちなみに今年のママからのプレゼントは、息子の子守+レストランのディナーチケットでした。さすが、わかってるぅ。

 

そして、待ちに待ったクリスマスディナー!

伝統料理の七面鳥を無視し、メインはローストポーク。は~幸せ♡。

何もしなくていいよ、と言われたものの、私もケーキを作って貢献してみた。

息子に喜んでもらおうと頑張ってイチゴのサンタとキノコを作ったのに、「サンタ・ノーーーー!」と言われがっかり。

母の努力が報われることは少ない・・・。

 

それにしても、こんな豪華なツリーとかここのうちだけなんじゃないの~?と思ったそこのアナタ!

アメリカでは子供がいる家ではこの規模のツリーは普通サイズですよ!

 

DCに住むBlazの親戚夫婦の家にも天井にとどくほど大きなツリーがあって、これがまたおしゃれな飾りつけだった。

 

こんな、クリスマス当日までカウントダウンできるカレンダーを飾る家も多い。

 

通常チョコレートや小さなおもちゃが各日のポケットに入っていて、12月いっぱいクリスマス気分を味わうことができるようになっている。

 

ここのうちでは、毎日寝る前に新しい絵本が貰えるんだって。いいなそれ。

雪が降ったので外を見つめるいとこたち。なにげにWestyが見えるw

 

リースの真ん中に座っているのは、今、人気急上昇中のエルフ・オン・ザ・シェルフ(Elf on the Shelf)。

 

絵本についてくるこのエルフ。実はサンタの使いで、子供たちがいい子にしているかどうかを見張りに来ているんだって。

 

毎晩子供たちが寝た後に親が移動させて、朝、子供たちがエルフを見つけるのが25日まで続く。

 

そして、クリスマスの時期に楽しみなのは、街を彩る電飾。

個人で派手に飾っている家が立ち並ぶエリアはクリスマス時期になると遠方からの車で渋滞がおこったりもする。

 

市内の動物園では、「Zoo Light」と呼ばれるイベントが開催され、夜になると園内が色とりどりににライトアップされてとてもきれい。

子連れじゃなかったら絶対に行かなかったけど、案外楽しかったなぁ。

 

今までまったく気合を入れていなかったクリスマスだけど、今年は家族が集まってにぎやかでとても楽しかった。

さて、来年からはいったいどこでクリスマスを過ごすことになるのかな。

 

Have a Very Merry Christmas and Happy New Year!!!

 

 

 

 

SHERE
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