グレイトサンドデューンズを後にし私たちが向かったのは、ビショップキャッスル(Bishop Castle) と呼ばれる個人で作られたお城。
ちょっと回り道になるし、行こうか迷っていたんだけどもう二度とこの辺には来ないかもしれないので寄り道決定。
そして、私たちを待ち受けていたのはこの、奇怪な建物。
このお城、ジム・ビショップという人が15歳の時に450ドルで土地を買い、家族のバケーション用にコテージを建てようと思いついたところから始まった。
建設を進めていた中、「お城みたいだねえ」というご近所さんから言われたことでお城のような建物にすることを決意。
40年もの間建設は続き、現在もなお終わっていないようだ。
二階のステンドグラスが美しいこの大広間は結婚式に使われることもあるそう。
建物の中には螺旋階段がたくさんあり、上の方まで登っていくとあまり安定感のない鉄製のバルコニーに出る。
そこに、こんな注意書きが。
揺らしてこの鉄の柵をダメにするな。
崩れ落ちることもあり得る!
揺らさなくても風で揺れるんですけど。。。こわい・・・。
というわけでBlazを先に行かせてみた。ここ、歩くだけでかなり揺れてとってもスリリングです。
途中、たくさんの人が高くて怖いと言って挫折した頂上へ。
いやー、この不安定さがなんとも言えないわー。
おれ、糖尿病だから食べられないんだ。
と、知らないおっさんに飴をもらった息子。
いや、うちの子も飴はまだ食べさせてませんけど・・・。
登ったり降りたりで疲れた息子は、次の目的地までぐっすり。楽しかったね!
ちなみにこの建物、中に入るとたくさんの掲示が建ててある。
よく読んでみると、内容は政府批判のものばかり。
どうやらこの城に使われた石は、ビショップ氏が最寄りの国立公園から失敬してきたらしく、そのことで長年政府ともめていたらしい。
掲示の中には、ファイヤーバン(夏季の火の使用についての取り締まり)について批判していたり、車を運転するのは個人の自由で免許が必要なのはおかしいと主張していたり、ちょっと、アンチ政府過ぎて来場者もドン引き。
アメリカの田舎にはこういう人って多いんだけどね・・・。
まあ、個人の建物を無料で公開しているわけだし、自由の国アメリカで自由に主張しちゃってください!
というわけで、次へ!