さて、無事にたどり着いたイエローストーン。
北のエントランスにあるルーズベルトアーチを通って入場。
イエローストーンは、全体が活火山のようなもので、いたるところに温泉が湧いている。
もくもくと白い湯気が立ちのぼる中を歩いていると、どこか懐かしい硫黄の匂いが鼻をつく。
そんな時私たちが思う事はただひとつ。
ああ、温泉行きたい・・・。
イエローストーン内で温泉に入れるところはあるんだけど、観光客の多いこの場所で人波にもまれながら温泉に入ってもリラックスできなそうなのでやめておいた。
温泉と川の交わるところで、天然温泉に入ることもできるらしい。
ここ、日本人が最初に見つけてたら熱海並みの温泉街になっていただろうなあ。
パーク内には本当にたくさんの見どころがあって、4日間という短い滞在期間で全部を回りきるのは到底無理。
そんな中で私たちが訪れた人気の観光スポットはこちら。
①マンモスホットスプリングス
湧き出す温泉に含まれる石灰成分が蓄積されて重なり、長い年月をかけてこんな棚田のような形に成型される。
ミネラルや微生物の働きで水の色や棚田の表面が変化するらしくじっくりと見てみると面白い。
車で上の駐車場まで行って歩いて下りるのもよし、ビジターセンターがある下の駐車場に停めて登っていくのもよし。
地表はもろくなっていて陥没する危険性があるため、絶対にボードウォークから出ないようにと注意書きが。
湧いている温泉も高温だから落ちたら大変!
ちょっと歩いてあたりを見渡すと、とても地球とは思えないような光景が広がっていた。
風が強かったので、たくさん帽子が落ちていた。帽子禁止にしたらいいのに。
今もなお変化を続けているマンモスホットスプリングスは、また次に訪れた時に別の顔を見せてくれるんだろうか。
②オールドフェイスフル周辺のガイザー(間欠泉)
イエローストーンのガイザーといえば、一番有名なのがオールドフェイスフル(Old faithful)
一日目の雨とはうって変わって,ペカッと晴れた二日目は、ガイザー巡りをすることに。
オールドフェイスフルに到着したら、すでに周辺は人だかりができていて、白い煙がモクモク上がっていた。
6月でこの人だかり。ピークの7,8月はどんなにたくさんの人が来るんだろう。
準備中。モクモクモクモク
タイミングのいいことに、着いた10分後くらいに噴水が始まった!
雨の日は、ロッジの中からコーヒーを飲みつつ優雅にガイザーを眺めることができます。
このエリアにはたくさんのガイザーがあって、噴水時間を予測できるものはビジターセンターやロッジで確認できる。
オールドフェイスフルは80分くらいおきに噴水するらしく、一番見やすいガイザー。
予測情報によると、5時くらいに別のガイザーの噴水があるというので戻ってくることに。
息子の歩みに合わせていたら、どうもデイジーガイザーの噴水は見逃したらしい。
でも歩くのがすんごい楽しいみたいだから良しとする。
大自然のゴエモン風呂。
たぶん江戸っ子もびっくりの熱さだと思う。
ぐるーっと歩いて、グランドガイザーに到着。
予報によると、もうすぐ噴水が始まるはずなんだけど・・・。
なかなか始まらないので息子の後を追いつつ他の湧水をチェックチェック。
それぞれ色が違ってておもしろーい。
青い方が、温度が高いらしい。
グランドガイザーに戻ったら、噴水始まったー!
ここ、噴水口が3つあって、3本の水柱が高く高く上がっていた。
それと同時に他の小さな泉もボコボコしたり、温度が上がって湯気が出たり。
地下でつながっているのかなー。
オールドフェイスフルよりも近くで見れるので迫力満点!
グランドガイザーの噴水が終わったころ、同じ時間に噴水予定だったキャッスルガイザーの噴水も始まった!
急げ急げ!
↓噴水前の穏やかなキャッスル
水柱が見えてる!
キャッスルは、ものすごい放水量で、10分以上も噴水が続いていた。
温泉水なのでこの水しぶきが暖かくて気持ちいい。天然シャワーだね。
そんなことはお構いなしに、石で遊ぶ息子。
息子も一緒に上げてみた。
ガイザーは、オールドフェイスフルだけじゃない!
他のも見ごたえたっぷりなので、予測時間に合わせて見に行きましょう。
③イエローストーンのグランドキャニオン
20万年以上も前、火山活動がもたらした硫黄や熱でもろくなった岩や溶岩が水によって浸食されて形成されたこの渓谷。
ここには二つの大きな滝があり、ビューポイントからその全貌をよく見ることができる。
ローワーフォールズのビューポイントは滝の間近まで下りていくことができて、川から流れ落ちる水を上から見下ろしていると、滝つぼに吸い込まれそうな錯覚に陥る。
ビューポイントに行くまでに結構坂道を下りたり登ったりするので、ちゃんとした靴を履いていきましょう。
④グランド・プリズマティック・スプリング
アメリカで一番大きい温泉と言われているこの泉。
温泉内の温度によってそこに生息するバクテリアが違うため、真ん中から端っこまで全く色が異なる。
あまりに大きすぎてその全貌はファインダーに納まりきらなかったけど、
横から見てもその色彩はものすごくキレイで、これまた地球上の物とは思えなかった。
よくみる上からの泉の全体写真は、一体どこから撮ってるんだろう?
湯気がすごい。
プリズマティックの周りにも、澄んだ色の泉がたくさん。
こちらは真っ青。
南国の海みたいな色の温泉!
丘に登って上から全貌を拝みたかった。
ここ、駐車場が小さいのでちょっと離れたとこの道路わきに車を止めて歩いて行った方が、駐車場が空くのを待つよりもはやい。
⑤ウエストサムガイザーベイスン(West Thumb Geyser Basin )
イエローストーンレイクの西に位置するこのウェストサム。
ほとんどのガイザーを見た後に来たのであんまり期待してなかったんだけど、ボードウォークがガイザー周辺を一周していて、一部湖畔も通るのでなかなか楽しい。
湖畔というか、湖の中。。。波が高くて足元に水がかかるので注意。
レンジャーに見つかったら怒られそうな危険行為。
⑥ノリス・ガイザー
私たちの泊まっていたノリスキャンプ場のすぐ近くにあるこのガイザー。
近いし、と思って後回しにしていたら、行こうと思っていた最終日になんと雪が降った。。。
せっかく来たんだから、と、雪の中強行で見に行ったけど、道は雪が積もって滑るし、寒いしで
息子は終始不機嫌。
でもこのエリアは、イエローストーンでも最も温泉活動が活発らしい。
ガイザーは予測不可能で、噴出するのを見れるのはレアなんだとか。
天気が良ければ、ぐるーっと一周できるボードウォークも歩きたかったんだけど、なんせ雪がひどかったので
早々に切り上げることにした。
こんなに積もっちゃってるし。
息子のこの顔w
⑦滝とか、いい景色とか。
もう、どこで何を見たかあんまり覚えてないのでまとめちゃいます。
息子も終始笑顔でほんとに楽しそうだった。来てよかったなあ。
⑥植物。
観光スポット、というわけじゃないけど、私たちは見たことのない植物を見ると興奮する。
イエローストーンには、きれいな花や面白い形の植物が生息していて、ただ歩いているだけで楽しい。
当然ながら見どころ満載のイエローストーン。
子連れじゃなかったら、2日くらいあれば観光スポットだけは十分まわれるんだけど、
息子の昼寝時間とかご飯時間とか合わせるとどうしてもゆっくりペースになってしまう。
ハイキングとか全然できなかったのに、4日間じゃ全く時間が足りなかった。。。
でも、見たいと思っていた場所は全部見れたので大満足!
どこを切り取っても絵になるイエローストーンは、また絶対に来たい国立公園です。
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