ええ、ミッシェルガンエレファント大好きでしたよ。
世界の終わり、今でも歌詞見ないで歌えるかも。
それはいいとして、
ラバ・ベッズ国定公園で溶岩洞窟を探検して近くの森でワイルドキャンプをした後、1時間ほど車で走ったところにあるガラスの山(正式名称はLittle Glass Mountain Geologic Areaというらしい)へ足を延ばしてみた。
ここは、1000年ほど前に起きたメディスンレイクボルケノの噴火によって地中から湧き出た溶岩が傾斜を流れ出し、それが冷えて固まって現在のような火山岩の山になったそう。
その現象は珍しいことらしく、見渡す限り黒く光るガラスのような黒曜石と軽石に覆われたこの場所がガラスの山と言われるのもうなずける。
はじめ、一時間も運転して行く価値のある場所なのかなー。と、半信半疑だった私。
高い木々の生い茂る森を抜けてガラスの山に着いたとき、そんな不信感は一瞬にしてどこかへ吹き飛んだ。
うわーーーー!なにここ!すげーーーー!
この山には一応ループトレイルがあり、その長さは約5マイル。
トレイルの入り口を少し入るとそこは一面岩の世界だった。
生物の住む余地のないような、死を思わせる灰色の岩たち。
トレイルを進むにつれその範囲は広がっていく。
と思ったら、こんなところにも根を張る力強い木があった。
とりあえず登ってみる息子。
景色がどんどん変わっていく。
もしも地獄があるとしたらこんな感じかな。
この一帯だけが岩だらけで、周りは森に囲まれている。なんとも不思議な光景。
岩の観察中。
黒曜石はネイティブアメリカンによって、矢じりやナイフや装飾品に使われたそう。
ああ、よく博物館に展示してある黒いやつだ!
山火事の煙でモヤっとしているのでさらに怪しい雰囲気。
黒曜石はガラスのように鋭利なので転んだりしたら怪我すること間違いなし!
足場も不安定で崩れやすいようなので、しっかりした靴と、ほどよいバランス感覚を忘れずに!
息子を肩車して奥の方までどんどん進んで行ったBlazを遠くから見守りながらハラハラしていた私でした。
ちなみに、犬は禁止されているわけではないけどガラスで足を切ったりすることがあるので連れてこないほうがよいでしょう。
いやー、ここは穴場だった。
世界の終わりを見ているよな気分にさせてくれるガラス山は、とてもユニークで絶対にお勧め!