ダイナーでガソリンが漏れていることに気が付いてから、次の街、ポートランドに向けて車を走らせていた私たち。
またオートショップ探さなきゃ・・・。
と、落ち込んでいたら、視界の先になんかバナゴンがたくさん見えてきた。
あれ、これVW専門のオートショップでは?
Uターンしてショップに入ってみる。
The Beetle Shopというオートショップから出てきた整備士と思われる初老の男性の話によると、彼の息子がバナゴンを専門に扱っているんだとか。
他のお客さんの相手をしている息子さんを待っている間、この男性とガス漏れ箇所をチェック。
うちの息子は将来有望なメカニック。
少しして、息子さんも見に来てくれた。
彼の見解では、ガソリンがガスタンクの上から漏れてきてしまっているようで、ガソリンを満タンにしなければ大丈夫とのこと。
それじゃあ、またノースカロライナに戻ったときに修理したらいいね。と一安心で道に戻る。
ボストンまでの中継地としてバケーションランドと呼ばれるメイン州のポートランドに何日か滞在することに。
ここはメイン州一番の都市で、ボストンに次ぐ規模の港があったり最大の公立学区があったりして文化・経済の中心地だという。
でも滞在中はずっと雨で風も強く、やる気が出なかったのでほとんど家に残ってたまってる写真の編集なんかをしていた。
さすがに6か月も北米を旅していると、たまに観光もキャンプもしない週というのが必要なのだ。
そして、ポートランドを出るときにAllagash Brewing Companyへ。
Blazが好きなBreweryなんだけど、ここのタップルームはシステムがちょっと変わっていて、どうもお客さんのニーズよりも店員の都合に合わせている気がして気にくわなかった。
ビールはおいしかったけど。
そして、週末は寒いのにまた懲りずにキャンプ!
Googlemapで検索するとキャンプ場がたくさんヒットするんだけどメイン州はやっぱりどこも開いてない。
ボストンに向かって南下していたらニューハンプシャー州に入ってしまった。
引き続きキャンプ場を検索していたら、どうもNHの州立公園は10月末まで開いているところがあるらしい。
ちょっと道は外れてしまうけど、行ってみることに。
一番近かったPawtuckaway State Park(読み方がわからん)に到着したのはもう夕方。
ビジターセンターにいたスタッフはみんな優しくていい感じだし、紅葉も終わりかけだけどパーク内の高い木々はまだ黄色い葉をたくさん残していて、キャンプ場は湖に囲まれているらしい。
ここは、当たりかもしれない!
シーズンオフなのでキャンプサイトは選び放題。
湖のほとりのサイトにWestyを停めて外に出てみると、冬支度に忙しいリスたちがあたりを駆け回っている。
私たちのキャンプサイトから見える湖はまるで鏡のようで、夕方の金色の光を映してキラキラきれい。
夕暮れ時になると空がピンク色に染まり始め、また別の顔を見せる。
翌朝、目が覚めて外に出てみたら水辺に霧が出ていた。
周りが白くぼんやりとしていてなんとも幻想的な光景。
あまりにきれいだったので、朝食をたべていたうちの男二人を呼びに行ったほど。
こんな波ひとつない湖初めて見た。
またまたピカっと秋晴れだったので、ハイキングでもしようかとトレイルまで行ってみた。
そしたら、今はハンティングシーズンなのでハイキングするときは目立つ明るい色の服装で!と注意書きが。
Blaz:黒ジャンパー Shiz:ブラウンニット Fin:赤いジャケット
親の私たちがあまりに保護色すぎて撃たれそうなので却下。
最近キノコにはまっていて、見つけると棒でツンツンしなければ気が済まない息子。
食べているのは、森で見つけたキノコ、ではなくトマト。
この森があまりにキレイだったので、あんまりキレイじゃない私たちの家族写真を撮ることに。(プラスマイナスゼロになるかなと思って)
息子にもっと楽しんでもらうためにはっちゃける母さん。
木の音を聞くヒッピーな息子。
ま、写真を見ると楽しそうに見えるけど、息子は全く写真撮影には興味がなくて超非協力的だったね。仕方ないけど。
ここのキャンプサイトはとにかくどこを歩いてもきれいで本当に良かった~!ビーチエリアもあるし夏はものすごい人気なんだろうな。
ニューハンプシャーはキャンプだけだけど、また訪れたい州にランクイン!!
さあ、次はボストンだ~!