バンデリア国定公園で蜂のように暮らす!

温泉の多いニューメキシコ州。

前に行ったヒラ国有林の温泉付きキャンプサイトがすごく良かったので、サンタフェに向かう途中にどこかに温泉がないかと探していたBlaz。

そしたらどうやらJamezというエリアに天然温泉が湧いているところがあるという。

1マイルほどハイキングをすると無料の温泉につかることができる所があるという情報をキャッチし、私たちは胸を躍らせサンタフェ国立公園へ向かった。

しかし、途中「国立公園・クローズド」のサイン。

そして、道のわきにあるトレイルヘッドやピクニックエリアにもテープが張られて使えないようになっている。

あれ、これってもしかして私たちのトレイルも閉まっているのでは?

途中、レンジャーステーションがあったので確認してみたら、この周辺の山火事の影響で付近の山はどこも利用禁止令が出ているんだとか。

そ、そんなぁ~。ここまで運転してきたのに~!

近くの小さな町にバスハウスがあったのでそこに行こうかと思ったら、時間制限付きで結構値段が高いので諦めることに。

うーん、残念。今年も空気が乾燥していて山火事が多発しているんだなぁ。毎年ひどくなるような気がする・・・。

そこからさらに東へ車を走らせ、バンデリア国定公園に開いているキャンプサイトを発見。

キャンプができたらそれでいいやー、と思いつつお手頃なハイキングトレイルがないかチェックしにまずビジターセンターへ。

そしたらここに、900年ほど前に利用されていた洞穴住居群があるんだって!

しかも、ビジターセンターから歩いてすぐ行けるらしい。

おお~なんにも期待してなかったので嬉しいサプライズだ♪

しかも、ここの住居群はとてもユニーク。

今まで見た洞穴住居は、大きな洞穴の中に壁や屋根を作っていくつかの家族が共有しているもの多かったけど、ここは自然にできた小さ目の洞穴を1家族ごと別々に使っていたよう。

地上にある建物はとても綿密に計算されてレイアウトされているようで、その遺跡跡を上から見れるのも面白い。

なんか小動物が住んでいそうなたくさんの穴。ハチの巣状態だ。

これ全部自然の浸食によってできたものだというんだからやっぱり自然はスバラシイ。

住居の中を見学できるよう、ハシゴがかかっていた。昔の人もこうやって家に入っていたのかな・・・? それとも、毎日ロッククライミング・・・?

メサベルデからハシゴが大好きになった息子。果敢に一人で登ります。

中はいくつかの部屋に分かれている場合もあれば、一部屋の場合も。

どの部屋も天井がとても低い。

もう少し先を行くと長い壁の跡が残っていて、ここから先に続くトレイルをさらに歩くと宗教儀式に使われていたと思われるKivaの遺跡にたどり着く。

そして何が一番私たちを驚かせたかというと、この住居群、1500年頃まで利用されていたらしい。

他の遺跡は1300年代に人々が忽然と姿を消しているのに、ここには200年も長く人が住んでいたなんて!

この土地は気候の変化の影響を受けなかったのか、それとも彼らはただのんびりしていただけなのか。

ほんと奥が深いぜ、先住民の歴史。

洞穴住居群の遺跡を見学できるこのトレイルは1マイルちょっとと短くて1時間程度で見て回れる簡単なもの。

でも、結構階段を登ったりするので小さな子供連れだと手助けが必要かも。

バンデリア国定公園はキャンプ場からビジターセンターまでシャトルバスも出ていてとても便利だった。ビジターセンターの駐車場が狭いせいなんだろうけど、夏場のピーク時には最寄りの町からもバスが運行しているんだって。

偶然立ち寄った割に楽しませてくれたバンデリアを後にして、次の街、サンタフェへ!

SHERE
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