前日出会ったアラスカのカップル・テイラーとニナが教えてくれた、マナティーを見ることができるというブルースプリング州立公園(Blue Spring State Park)は、オカラ国立公園から少し南に走ったところにある。
え、ここ、全然海沿いじゃないけど、こんなところに野生のマナティーがいるの?
考えてみたらマナティーについての基礎知識など全く持ち合わせていない私たち。
早速調べてみたところ、海域に住むマナティーはごくわずかでほとんどのマナティーは河川や湖などの淡水に生息しているんだとか。
性格は温厚で、水温の高い水のきれいな場所を好んで住み、水草を食べながらのんびりと生きている。
なんか、いいなあマナティー。
体長2~4mにもなる大きさからか自然界にマナティーを捕食する生物はいないものの、人間の土地開発や水質汚染、皮のための乱獲で一時は絶滅危惧種に認定されていた。
現在は長年の保護活動の努力が実り、少しずつ個体数が回復しているんだという。
州立公園に入ってエントランスで料金を払うと、今日は99頭のマナティーが確認されていた。さらには、ベイビーマナティーもいるんだって。うむむ、楽しみ。
マナティーいたーーーー!
ゆったりのんびり水の中を泳いでいる姿にみんな癒されていた。か・わ・い・い!!!
水上に源泉があって水質が良く、ちょうどよい温度のこの泉はマナティーが生息するのにぴったりのコンディション。
毎年冬になるとここを目指してマナティーが帰ってくるらしい。
ほんと、水が透き通っていてきれい。
ボランティアの人たちがこうやって毎日マナティーの個体数を確認したりしている。
源泉。ここ、水中は深く洞窟のようになっていてダイビングすることも可能なんだって。
マナティーにハイファイブ!
ちなみに、ここでは一定料金を払うとマナティーの名づけ親になることもできるんだとか。
どれが自分の名付けたマナティーかを見分けるのは至難の業だと思うけど・・・。
とにかく、マナティー、いい!!!
神様仏様マナティー様!生まれ変わったら私をマナティーにしてください!
と、本気で心からそう思った私だったが、ロケット打ち上げを見るべく泣く泣くマナティーサンクチュアリを後にしたのだ。