プエブロ文化の中心地!チャコ文化国立歴史公園

 

次に私たちが向かったのは、ニューメキシコ州の北西部に位置するプエブロ遺跡、チャコ文化国立歴史公園(Chaco Culture National Historical Park)。

 

メイン道路から35マイル(約56キロ)ほど、舗装道路とダートロードを走ってやっとビジターセンターにたどり着く。

しかも、雨の日は道がぬかるんでタイヤをとられるため、4WDが推奨されるほどの道の悪さ。

 

アクセス悪い!!

 

と、現代に住む私は思うのだけど、東西南北に広がる道路は当時、この集落から各地へ貿易できるように綿密に計画されてつくられたものらしい。

 

塩気の多かったこの土地はとうもろこしや豆の栽培には向かなかったそう。

しかし当時それらは主要の栄養源で生活していくうえで欠かせない食べ物。

そのため、チャコの人々は足りない食べ物を他の土地から輸入していたのではないかという説があり、チャコキャニオンは貿易のハブだったと考えられている。

 

現在も謎の多いプエブロ文化。

このチャコキャニオンは、その文化の先駆けで、中心部とも言われているのだ。

 

そしてこの集落もまた、850年から1250年の間に建設され利用されたのち、遺棄されることとなる。うむむ、ミステリー。

 

パークは9マイル(約14キロ)の一本通行道路。

ビジターセンターに着く前から岩の壁に小さな遺跡が見えたりしていたのでなんとなく期待が高まる。

 

ビジターセンターで、各遺跡の詳細が番号順に記されている小冊子(確か一冊$1~2)を売っているので、さらに詳しく建築物の詳細を知りたければそちらを購入するとよい。

 

無料のレンジャーツアーもあるのでその時間も要チェック。

 

住居跡をみるとアズテック同様、周りの岩壁が使用された跡はあるものの、この遺跡も平地に築かれた石作りの建造物で構成されていた。

 

風雨で浸食された岩がグロテスクなことになっている。

Great Kivaも数多く残されている。

Pueblo Bonitoを見学。

舞台裏はこんな感じになっております。

KivaKivaKivaKiva

自然の浸食にも負けずいまだその姿を残す住居跡。

 

太陽の光の入り方を季節ごとに把握し、建物の中の方まで陽の光が届くよう斜めに配置された窓。

チャコの人々は、天文学にも長けていたらしい。

 

建築物の構造を見ると、その設計の綿密さがうかがえ、とても高度な文明を持っていたのがよくわかる。

 

 

広範囲に見つかる遺跡たち。

一時は数千人の人々がこの地に暮らしていたのではないかと言われている。その人々は、いったいどこに姿を消したんだろう・・・。

 

転んでひざをパックリ切り、流血した息子。かなりむっとしております。

 

ここは、現在も先住民にとってとても重要な場所で、宗教的イベントがあるときにはわざわざここまで来てダンス等の儀式が行われるんだとか。

メサベルデも同様で、先住民が訪れて祈りを捧げたりするらしい。あんな観光客の多いところでいったいどうやって・・・?

 

本当は、ここのキャンプサイトに泊まりたいと思っていたんだけど、その夜と翌日の天気予報は雨。

雨が降って立ち往生しては大変なのでその日のうちにパークを後にした。

 

のだけど、、、

 

そこから東に進む道にキャンプ場が全くない!

2時間ほど運転して、Cubaという小さな町にやっと見つけたRVサイト、その名前は、

 

Teresa’s beauty salon (テレサのビューティーサロン)。。。

 

怪しい・・・。怪しすぎる・・・。

 

しかし、他に何もないのでそのドアを押してみることに。

 

そうすると、経営者はとっても優しいおばあちゃん。

そこはRVサイトというか、おばあちゃんちの裏庭に車を停めてそのビューティーサロン内のトイレとシャワーを利用する感じで5ドルw

 

なにこれ。なんか面白すぎる。

しかもシャワーの水圧が弱すぎてさらに笑える(もう3-4日シャワーに入っていない私たちには恵みのシャワーだったけど)

 

翌日、おばあちゃんがやってきていろいろ話をした。

 

こんなとこでビューティーサロンとか、人来るのかなあ・・・?と思っていたら、

昔は町の人がパーマ当てによく来てくれていたんだけど、おばあちゃんの常連さんだった人はみんな死んでしまったからお客さんがいなくて困っているんだって。

 

テレサばあちゃんがさらに大好きになったところで、また次の街へ出発!

 

 

 

 

 

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