合同キャンプを終えて友人宅にてシャワーと洗濯機を借り、スッキリさっぱりした私たちはやっとのことで古巣のワシントン州へ帰って来た!
シアトルで3週間ペットシットをする予定があり、その日程までまだ一週間もある・・・。
ああ、はやく柔らかいベッドで寝たいなあ。
どうしても時間をつぶす必要があったので、セント・へレンズ山(Mount St.Helens)に行くことに。
ここ、セント・へレンズ山はワシントン州南部にある活火山で1980年に大噴火したことで有名。
当時はワシントン州全域はもちろん、近隣の州まで火山灰が降ってきて大変だったそう。
ちょうど私たちの世代が生まれたころなので、親に聞くとその日の事をよく覚えていたり、写真が残っていたりする。それほど最近の噴火なんだ。
セント・ヘレン山に行くにはフリーウェイからさらに1時間ほど運転しなければいけない。
その上、通り抜けができないので帰りは来た道を戻ることになる。
通り抜けられる道があればそのままレーニア山(Mt. Rainier)に行きたいと思っていたのに・・・。
現在のセント・ヘレンはこのようになっているけど、噴火前は頂上に雪をたたえた富士山のように美しい山だったんだそう。
さらりとヘレンさん見学を終え、私たちはそこからオリンピック半島に向かうことにした。
旅のシメに、バナゴンを発見してこの旅をするきっかけとなったニア・ベイという海岸まで行こうと思いついたのだ。
しかし、週末はお義父さんや友達とキャンプの予定が入っていて時間に余裕がない・・・。
そこまで行けたとしてもキャンプをする時間がなかったら意味がないなあ。
とりあえず、オリンピック半島の海岸まで行ってみた。
ニルバーナのカート・コバーンが生まれた町、アバディーンを通り、この日は海岸沿いにあるカジノのRVパークでキャンプ。
海沿いは風が強くて霧が立ち込めているし、8月なのにすんごい寒い。。。しかもむこう3日間は雨模様。
それなら無理してさらに気温の下がるニア・ベイまで行かなくてもいいか・・・。
と、持ち前のやる気のなさであっさり原点の場所に行くのをキャンセルすることに。
とはいえ、せっかく海に来たんだから浜で遊んでいこう!
ミニドーナツを朝食代わりにゴキゲンの息子。
他の車が浜に入っているのを見て調子に乗って私たちも行ってみたら、砂の柔らかいところにタイヤが取られてまた砂にはまる・・・。チーン。
15か月も旅をしているとこの手のトラブルは慣れたもので、
出発するときになんとかしよう
そう思って海で遊んでいたら砂にはまった現場を目撃していたカップルが、「押してあげようか?」と申し出てくれた。
なんてやさしい~!!!!
お言葉に甘えて車を押してもらい、砂から抜け出すアドバイスも頂いた。
ほんと、ありがとうございました。。。
どうやら砂の柔らかいスポットが結構あるらしく、後から来た車が何台も砂にはまっていたのでその度にBlazは押すのを手伝いに行っていた。
カルマ・カルマ。できるときに恩返しはしておくものだ。
午前中いっぱい海で遊び、駐車場でランチを食べ、さあ出発!
しばらく走って買い物に寄った駐車場で、息子とBlazの靴がない事に気が付いた。
あれ、海に忘れてきちゃった・・・?
濡れた靴を乾かすために陽の光にあてようと外に出しておいたのをそのまま忘れてきてしまったらしい!
旅の最後にどんだけ気が抜けてるのよ!
まあ、靴のために2時間も来た道を戻りたくはないのでそれは諦めるということで。
週末は、家族と友達とキャンプを楽しみつつのーんびりと過ごすことができた。
グランパのテントが気に入った息子。
ノースウエストの森に来るとやっぱり帰って来た!という感じがする。
グランパ、息子のために大きなシャボン玉を作る道具を作って持ってきてくれた。
Snoqualmie falls は、シアトルから近くてちょっと日帰りをするのに最適な場所。
友達が会員になっているキャンプサイトからトレイルをおりていくと、観光客が集まるロッジの反対側から滝を見ることができる場所に出る。
ただ、足場は悪い。
夏のワシントン州はブラックベリーがどこでもなっていて取り放題。
ここで、約15か月の北アメリカ一周ロードトリップは幕を閉じることになる。
これは、あくまでも第一章であって、私たちの旅はまだ終わっていない。
この旅で得た知識や反省点、バンの改造の余地なんかをこれから話し合って、また新しい冒険に出かけるのだ!!
その前に、まず一休み一休み。。。