カナダの美しすぎるモントリオール旧市街を一日歩く!

 

Old Montreal と呼ばれる旧市街は、フランス領だったころの面影を残す、18~19世紀の古い建物や街並みの美しいエリア。

 

地下鉄の駅から適当に歩いていたら、小ぢんまりとした教会が見えてきた。

 

これが、ノートルダム・ド・ボンスクール教会(The Notre-Dame-de-Bon-Secours Chapel)。

モントリオールで一番古い教会の一つで、1665年に創設されたが木造だったため火事で焼失。その後、1771年に再建され今に至る。

 

 

19世紀には、モントリオール港にやってくる船乗りが安全な船旅ができたことに感謝してマリア像にお供えを持ってくるようになり、船乗りの教会と呼ばれていたんだとか。そのため、航海の安全を祈るたくさんの小さな船の模型が教会の天井から吊るされている。

 

パイプオルガンの模様がかわいい!

 

この教会は旧市街の端っこにあるので、ここから歩いて大聖堂を目指す!

こんなヨーロッパな街並みが続く。

 

 

石畳の道は歩きづらいので、高いヒールなんか履いていくと大変。

息子が転んだり足をくじいたりしないように注意が必要だった。

 

 

週末なのもあってか、ウェディングの撮影をしている人が。

 

確かにきれいだけど、観光客が背景に入ってしまいそう。と、撮影側の目線で見てしまう。そのへんはプロはうまくやるんだろうけどね。

 

 

この小さな通りに入って行ったら、そこで写真を撮っていたおじさんに、「君の子供がいい感じに僕の写真に写りこんだよ。」と話しかけられた。

 

そのおじさんは、15年間毎年ここに写真を撮りに来てるんだって。そのコレクションに息子も加えてもらって光栄です☆

 

おじさんが言うには、今は広いジャックカルティエ広場が絵描きや物売りでにぎわっているけど、昔はここの小さな通りが絵描きの集まる人気スポットだったらしい。

地元の人のこういう話を聞くのは面白い。

 

その小道の脇に入るとアーティストがアクセサリーやお土産品を売っている場所がある。

はぁぁ~、街がステキ~。

 

歴史を感じつつ歩いて行くと、見えました!本日のメインイベント!

 

ノートルダム大聖堂!!(Notre-Dame Basilica)

の前の広場。日本人観光客も多い。

 

これが、大聖堂!外側は割と普通。

 

入場料は大人6カナダドル。

 

今までいろんな大聖堂を見たけど、モントリオールのはひと際ユニーク。

青を基調とした聖堂内は金縁の装飾と数多くの彫刻で埋め尽くされていてとにかく派手!

 

教会というよりは、モスクを思わせる。

 

ただ、色調をおさえてるせいか、聖堂の中が薄暗いせいか、モスクと一緒で下品な感じは一切しない。

 

丁寧に彫られたプルピット(Pulpit)と呼ばれる螺旋階段の装飾も素晴らしい。

 

ここのパイプオルガンは世界最大級と言われている。そのパイプの数なんと7000本!

普通のパイプオルガンに何本あるのかわからないのでそのすごさの感覚がつかみづらいけど、とにかくすごそう!!

 

ちなみに近くにいた日本人ガイドさんの話を盗み聞きしたところ、この見えてる部分は装飾で、この裏に音のなる本物のオルガンが隠れてるんだって。へぇ~。

 

 

美しすぎる大聖堂にすっかり魅入られてしまった私たち。

 

何時間でもここで過ごすことができそうだけど、うちのちっさい殿様が外に出るというのでお付きの私たちは従うほかない。

 

つぎに大名行列一行が向かったのは、Mary, Queen of the World Cathedral.

向かったというか、歩いていたらあったので寄ってみたんだけど。

 

ここは、金と白と薄い緑で装飾されていて、清楚な感じ。

 

そこでBlazがポツリと一言

「こういうショッピングモールあるよね」

罰当たりめ!!

 

 

しかし、この辺は教会がたくさんある。そしてどれもとても美しい。

 

時間があったら一日教会巡りしても楽しそう。

 

旧市街を堪能した後は、車でモン・ロワイヤル公園(Mount Royal)へ。

 

モントリオールの名前の由来ともなったこの公園、NYのセントラルパークをデザインしたフレデリック・ロー・オムステッド氏が手がけたんだとか。へぇ~。

 

山の上の十字架に続くトレイルを散策したり、モントリオールを一望できる展望台に行ったり、池のほとりでピクニックをしたりと、観光客だけじゃなくモントリオールの人たちの憩いの場になっているよう。

 

 

その、モンロワイヤルのふもとには、北アメリカの三大巡礼地と言われるセント・ジョセフ礼拝堂がある。

 

現時点でカナダでは一番大きなこの礼拝堂。もともと、信仰の力で多くの病気(特に足の不自由な人)を治したとされるアンドレ修道士が建てたとても小さなものだった。

その奇跡のうわさを聞き付けて信者が増えたので、今の形に建て直されたんだとか。

 

実際、エレベーターに何度ものってやっとメインの礼拝堂にたどり着いたんだからカナダ最大は伊達じゃない。

 

装飾は少なく、ノートルダム大聖堂と正反対。

天井がとても高い。

ここからの眺めも良い。

 

旧市街とモンロワイヤル、歴史をたどってモントリオールを歩くと、もっとフレンチカナダについて知りたくなった。

 

あー、やっぱりカナダに住みたい・・・。

 

 

 

 

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