グランドティトンを後にした私たちは、サーモポリス(Thermopolis )という温泉街へ向かった。
200マイルと結構な距離があるけど、最近息子は長距離ドライブに慣れてきたらしく、お昼寝の時間に合わせれば寝てくれるので、移動がとても楽になった。
もともと来る予定ではなかったこの街。
友達が「絶対行ったほうがいいよ!」とお勧めしてくれたので寄ることにしたんだけど・・・
別に来なくても良かったかなー、というのが正直な感想。
このモーテルは町のはずれだけどユニークでキャラクターがある。
部屋の前ではクマさんがお出迎え。
5日間キャンプの後だったのでちょっとのんびりしたくて3泊することにしたんだけど、ホテルから中心街まで行って、メインサイトのHot springs state parkに行って、ぐるーっと歩いて帰ってくるまでに1時間くらいしかかからないほどこの町はちいさい。
Hot springs state parkは、温泉のテラスがぐるーっと歩けるようになってて、吊り橋から川を渡ることができる。
そして、公園内にはウォーターパークが二つ。
公衆温泉もあって、そこは無料で入ることができる。ただ、25分の制限時間付き。
恐竜博物館で発掘体験ができるんだけど、息子はまだ小さいしなあ。
サーモポリス自体はいまいちだったけど、周辺は見どころいっぱい。
グランドティトンからサーモポリスに向かうルート20を走っていると、
雪をたたえた壮大な山脈から背の低い木々とごつごつした岩へと景色を変え、
それが、乾燥地帯特有の赤土の低い丘へと変わる。
紫色の地層。
その変化を楽しみながらさらに先を進むと、気が付けば川沿いの渓谷に入っていた。
この辺はビッグホーンシープがいたりするんだって。私たちは見れなかったけど。
そして、サーモポリスから約30分くらい北に行ったところには、
Legend Rockというネイティブアメリカンのペトログリフ(壁画)が残っている場所がある。
ペテログラフは13か所あって、ビジターセンターにあるガイドの紙と照らし合わせながら見ると、動物や、人間や、スピリットを偶像化した絵が数種の部族によって描かれている。
一番古いもので11000年前のものなんだとか。
そこに、心ない観光客がイニシャルを彫っていった後が。
こういう歴史的サイトに自分のイニシャルを残したい人の気持ちがほんとに理解できない。
サボテンがきれいな花をつけていたので息子に見せてたら、足を滑らせて手にサボテンが刺さった!!
幸い、手だったのですぐ全部抜いて大事に至らずに済んだけど当然ギャン泣き。あーびっくりした。
大昔のインディアンの壁画を眺めた後は、インディアンのお祭り、パウワウを見にコーディー(Cody)へ。
各部族がそれぞれの踊りを披露するこのお祭り。
カラフルな部族衣装をまとったインディアンの末裔が集まり、踊りを楽しんでいた。
息子は、踊りを見て大興奮。でもすぐ飽きて石で遊び始めたので、次へ。
通過点のグレイブルという町では、100年の歴史を誇るホテルに泊まった。
小さな小さなこの町に、小さな小さな博物館。
そこには、膨大なソルトアンドペッパーシェイカーのコレクションが!なんでこんなところに!
グレイブルから次の町へ向かう途中、Castle Gardenというところに寄ってみた。
寄った、というか、結構な距離を道をそれて走っていったんだけど。
牛やレイヨウがのんびりとその辺にいるのを眺めながら、こんななんにもないとこに何があるっていうんだろう?
と、思っていたら、、、
ついたーーー!!!変な形の岩・岩・岩!
バーベキューピットとかもあって、ピクニックができるようになってるんだけど
こんなとこまでピクニックしに来る人いるのかなあ。
ここでキャンプしたら楽しそうだけどね。
次はワイオミング州最後のストップ、デビルズタワーへ!!!