キーウエストを後にして私たちが向かったのは、ユネスコ世界遺産にも登録されているエバーグレーズ国立公園。
淡水と海水が交わるこの広大な湿地帯(実はものすごくゆったりとした流れのある川らしいが)にはクロコダイルやアリゲーター、マナティーが生息していて、いろんな種類の野鳥を見ることもできる。
エバーグレーズに入ってすぐのビジターセンターから約10分のLong key pine camp groundでキャンプ。
ハイシーズンだし、予約もしてないしサイトがあるか心配していたんだけど、がらっがらだったわ。
やっぱりキーほどの人気はないらしい。
キャンプ場にはいろんな小鳥がやってくる。
真っ赤なカーディナルはかなり人馴れしているみたい。
翌日、フラミンゴ・ビジターセンターに行ってみた。
2017年に発生したハリケーン・イルマの影響でビジターセンター周辺で使えるトイレは一か所のみ。
復旧に時間がかかってるんだなぁ。
フラミンゴ・ビジターセンターと言うからにはフラミンゴが見れるんだろう。と思ったら、フラミンゴはとても珍しいんだって。
ピンクの鳥、スプーンビルはけっこう見るんだけどね。
レンジャーによると、海水のこのあたりではクロコダイルをみることができるそう。
ワニはワニでも、クロコダイルは海水を好み、アリゲーターは淡水に住むんだとか。
駐車場付近ではオスプレイ(ミサゴ)がたくさん旋回していて、やたら鳴き声が聞こえると思ったら巣があちこちにあった。
春だなあ(フロリダは年中夏だけど)
ちなみに、オスプレイは別名シーホーク(Seahawks)とも言い、シアトルのフットボールチームの名称でもある。て、どうでもいいか。
Great White Heron
鳥を眺めながら歩いていたら、ボートのドックにマナティー発見!
濁った水の中から何分かおきに顔を出している。水が汚いから酸素たりないのかな?
そして、いたーーーーーーーーーーー!
アメリカワニ、通称クロコダイル!!
ワニの口をまねる息子。
のんびり日光浴をしてるとはいえ、相手は野生のワニ。
人間の子供なんかは食べられちゃうのであまり近くに行かないように!
ちなみに、パーク内の野生動物にえさを与えたり生活の邪魔をしたりすると罰金5000ドルとのこと。
フラミンゴにもキャンプサイトがあるんだけど、RVサイト以外のテントサイトは車の乗り入れが難しいらしく昨日のところに戻ることに。
その途中、ハイキングトレイルがあったので寄ってみた。
ボードウォークになっている短いトレイルがいくつかあって、子連れでもベビーカーを押していくこともできる。
見渡す限り、平坦な湿地帯。
ところどころに野鳥が姿を見せる。
標高3フィートって。。。書くまでもないのでは。
エバーグレーズ国立公園内では6-8頭しか観測されていないというレアキャラのフロリダパンサー。
もちろん、見ることができなかった。ので、サインだけ。
パークに入ってすぐのRoyal PalmにあるAnhinga Trailは絶対行ってほしいお勧めの場所。
ボードウォークになっていて、パーク内に生息する野生動物を間近で見ることができる。
なかでもやっぱり人気なのはワニ。こちらはアリゲーター。
日中は陸に上がって昼寝していることが多い。
かめもたくさんいた。
個人的にかなり気に入った野鳥はこいつ。Purple Gallinule(パープル・ガリヌール)
ハスの葉の上をぴょこぴょこ跳ねて渡っていてコミカルで可愛らしい。色もきれい。
戻る道、ワニが道を占領していて人だかりができていた。
よく見てみると、誰かのサンダルが片っぽ落ちている。
どうやら子供がワニに驚いて逃げ出してサンダルを落としたらしい。
おじさんが果敢にサンダルを救出することに成功。
周りからは歓声と拍手が沸き起こった。
サンダルの持ち主の子供も大喜び。
ちょっとくやしそうなワニ。
通りずらい。
フリーウェイの周辺でよく見かけるバルチャー。
動物の死骸を食べるので、車に轢かれた鹿とかに群がっている。
エバーグレーズは、できればカヌーやボートで公園内をまわるのが一番だと思う。
陸からでもかなり楽しめたけど、やっぱり湿原の奥の方も見て見たい。
バンの故障で1か月遅れてしまったのでエバーグレーズはパスしようかなと思っていたんだけど、ここ、野生動物鑑賞がすごく楽しくて来て本当に良かった!
大満足をした後は、フロリダを北上!!
私が選んだアメリカ国立公園ベスト10!