ニューヨーク、といえば誰もが思い浮かべるのが自由の女神やタイムズスクエアのあるニューヨークシティ。
しかしシティがあるのは南端の小さな一角、ニューヨーク州自体は縦に長く大きく広がっていて北側のほとんどがカナダの国境に面している大きな州。州立公園も多く自然が豊富で四季折々の風景が楽しめるのが大きな魅力だ。
とはいっても、もう冬に差し掛かっている11月中旬はキャンプもできないしウィンタースポーツにもまだ早いし紅葉も終わっているしでたいしてやることがない。ニューヨークシティのAirbnbの予約は1週間も先。さて、どうしようか。
という事で、また文明の利器に頼って面白い所がないかリサーチしてみた。
そしたら、州都・オールバニ(Albany)の近くにサイロを利用して作られた世界一大きい万華鏡があるという。それは、行くっきゃないでしょう!
そこに向かっている途中、道端になにやら面白いものを見つけたので寄り道。
廃材を利用して作ったらしいロケットやロボットが並んでいる家具屋さん。オーナーが趣味で作っている(と思われる)ディスプレイはかなり凝っていてクオリティーが高い。
偶然こういう面白いものを見つけられるのがロードトリップの楽しみ。
そして、世界最大の万華鏡に到着!
万華鏡は、英語で「Kaleidoscope」。何回聞いてもこの単語が覚えられない脳細胞の劣化が著しい私。
サイロは高さ56フィート(約17メートル)、直径38フィート(約12メートル)
このサイロの中が万華鏡になっている。ワクワク。
おみやげ物屋さんのレジのところで入場料(たしか$5)を支払うと前のショーが終わり次第中に入れてもらえる。私たちが行った時はオフシーズンのせいか、入場無料で他に誰もいなかったので貸し切り状態だった。ラッキー♪
中には椅子があるものの、他に誰もいないし受付のおばちゃんにお勧めされる通り床の真ん中に寝転がってショーを見ることに。
扉が閉まって中が暗くなり、大音量のヒーリング的音楽が流れ始める。と同時にサイロの天井に万華鏡の映像が流れ始めた。
おぉぉぉ~~~~~!
しかし、ショーが始まって10秒で息子が叫ぶ
「Done~~~~~!!!」
早っっっ!!!!
それも予想通りだったので、息子を連れて外へ。
暗いし音も大きいのでちょっと怖かったかな。まあ仕方ない。
というわけで、Blazと半分ずつ交代で見ることにした。入場無料でよかったなあ。
この万華鏡、ちょっと思ってたのと違ったというか、デジタルだったのでびっくりした。
どうも、プロジェクターを使って鏡に光を反射させているよう。
本物の万華鏡と同じ仕組みで、この大きなサイロ自体がくるくる回って美しいパターンを作り出すんだろうと勝手に思っていたのでちょっとがっかり。でも映像はとても幻想的できれいで、ミクロの世界から宇宙をも思わせるようなイメージが次々と浮かび上がるのを寝転がりながらぼんやり眺めるのはリラックス効果満点。
館内には他の面白い万華鏡もたくさん。鏡の世界へようこそ!
大人も子供もたっぷりと楽しめて大満足!
ここにあるギフトショップでは10ドル以下の子供向け万華鏡から何百ドルもする本格的なものまで幅広くそろえてあってプレゼントにもお勧め。子連れの場合はなにも触らせないように注意が必要だけど・・・。
世界最大の万華鏡も見たことだし、次はニューヨークの州都、オールバニへ!