ケベックシティからプリンスエドワードアイランドは車で約9時間。
その途中、世界で一番長い、屋根付きの橋があるというので見に行くことにした。
ホテルを出た朝は霧がかっていてとても幻想的。
ケベックを出てから東に進んでいくと、紅葉がどんどん色濃くなってくる。
右も左も赤や黄色の山に囲まれていて、長いドライブも全く苦にならないほど美しい。
「鹿注意」の看板はよく見るけど、この辺は「ムース注意」wさすがカナダ。
朝食を食べようと寄った小さな町で、うっかり危うくカナダを出てしまうとこだった。
何この小さな国境!
ボーダーガードもいるんだかいないんだか・・・。
この橋の向こうにアメリカ入国のゲートがあるのかな。しかしわかりづらい。
何とかの滝って書いてあったので寄ってみたら、なんかダム的な。
ちょっと脇道に入ってしばらく走っていたら「Hartland Bridge」の看板が出ているので迷うこともなく到着。
あ、あれっぽい!
おお、これが!世界一長い屋根付きの橋!(いちいち説明が長ったらしい)
ハートランドという町にあるこの、ハートランドブリッジ(そのままやん)
全長はなんと約391メートル。
この屋根がかかっているというのがポイントで、国の文化財として指定されている。
1901年に施工されるまで、街の人々はフェリーを使って川を行き来していたんだというから、この橋に対する当時の住民からの期待は計り知れない。
が、しかし、施工からたったの6年後の1907年に火事で一部燃え落ちてしまう。なんという悲劇!
そのうえ1920年には川が凍ってその氷が橋を破壊。なんとも頼りない橋だ。
その後、1922年に修復された時に、凍結防止などの理由からそれまでなかった屋根を取り付けられ、今までの教訓を生かして橋の一部を木造からコンクリートに変えられたんだとか。
Westyと長さを比べてみる。うぬぬ、長いじゃないか。
中はこんな感じ。なんか趣があっていいですね。
遠くの橋からその全長をパチリ。
ほんとうはたいして期待してなかったんだけど、この橋、案外ステキで興奮した。
屋根付きの古い橋を渡ることなんてなかなかないからねー。
世界一長い屋根付きの橋を後にして、私たちはまた走る、走る、走る。
途中、車通りのすくないきれいな道で、Westyカレンダー用(いつ作るの)に写真を撮る。
そのうち息子が飽きてぐずりだしたので、ビーチのある公園で休憩。
このケベックシティからの道は本当に紅葉がきれいだった。
メープル街道と言われるトロントからケベックまでの道はあんまり紅葉してなかったので、ここまで来てほんとによかった~!
さて、次はどんな面白いものを見に行こうか。