ボルダーに泊まってからというもの、毎日のように「ボルダーの家に帰りたい!」と主張する息子。
あの街は、息子の心すら虜にしてしまったらしい。
しかし、私たちにはWestyという家がある。
毎日こんな美しい風景が見れるんだったら、多少狭くても文句は言えないね(多少か・・・?)
次の目的地、ブラックキャニオンに向かっていたら、やたら空を飛び交うヘリコプターが目に付いた。
どうやら、この辺で山火事が多発しているようだ。
山火事が発生している近くで、消防士たちがキャンプを張って毎日消火に当たっているらしい。
消防士さんお疲れ様です!!
そして、ブラックキャニオン国立公園(Black Canyon of the Gunnison National Park)に到着!
コロラド州の西側を流れるガニソン川によって浸食され造られた、急こう配の渓谷が見どころのブラックキャニオン。
ビジターセンターから歩いて行ける渓谷のビューポイントから下を見ると高所恐怖症の人なら失神しかねないほどの高さで、渓流から地上の距離は2250フィート(約700メートル)。
このエリアは地質の宝庫という異名を持つほど珍しい成分が発見されていて、一般的には地球の奥深くにしか存在しない約20億年前の先カンブリア紀に形成された変成岩や火成岩を見ることが出来るそう。
ビジターセンターではこの渓谷で発見された岩が展示されていて、触ってみることもできる。
そして、ボルダーでなまり切った体に鞭を打つべく、ハイキングをすることに。
といっても、往復1マイルちょっとだけどね。。。ウォームアップという事で。
短いトレイルだけど結構アップダウンが激しく、気温が高い事もあってなんだか消耗が激しい。(いや、断じて運動不足が理由というわけではない!)
抱っこを要求しながらぐずる息子をなだめつつ、勇気づけつつやっとのことでビューポイントに到着。
1キロもないはずなのに3キロくらい歩いた気分・・・。
途中、下の方に見えた砂丘のような丘。近くで見ると岩らしい。
ビューポイントからの眺めはなかなか。でもビジターセンターからの景色とあんまり変わらないかも。
他にもハイキングする必要のないビューポイントがたくさんあって、中でもペインテッド・ウォール・ポイント(Painted Wall Point)とチャズム・ポイント(Chasm Point)からは黒い岸壁に映える斜めに入った薄いピンクのラインがきれいに見えるのでお勧め。
実のところ、このパークにはあんまり期待していなかったんだけど、思ったよりも迫力があって見に来る価値アリだった。
回り道して来た甲斐があったなあ~!
さて、大古の岩を見学した後は、太古の恐竜たちに会いに行こう!