7月のネバダは最悪だ。
そんなことは百も承知だった。
ラスベガスがある南側ほどではないが、私たちが通過するネバダ北部のフリーウェイ・I-80のあたりも、毎日40度近くなる炎天下。
外を5分歩いただけで熱中症になりそうなほど暑い。
北海道生まれ北海道育ちの私は暑さにとても弱い。(寒さにも弱いが・・・。)
当初、2-3日をかけてキャンプをしながら400マイル(約650キロ)の道のりを横断する予定だったのだけれど、乾いた暑さに疲れ果てていた私たちはホテル泊を選択。
はっきり言って、そんなに頑張らなくてはいけないほどお金に困っているわけでもないわけだし。
息子も寝苦しいのか夜バタバタしているし。
ソルトフラッツを出たのはもう夕方だったので一泊目はネバダに入ったすぐの町にあるモーテルに一泊。
ベッドは久しぶりだったのではしゃぎまくる私たち。
私が拾った帽子が似合いすぎる息子にちょっと嫉妬を覚える母。
どこのモデルですか。(でもはだし)
すぐ近くに停まったバンは、ヨーロッパからのものだった。タイミングが合わなくて話せなかったけど、どうやらバンライファ―らしい。
この世界地図かっこいいなー。マネしたい。
翌日から本格的に移動。
毎日5時間くらい、こんななんにもない道をひた走る。
あー、瞼が重くなる―・・・。そんな時には、現在絶賛流行中(私たちの中でのみ)のビーフジャーキー!
息子にはミートガムだと教えています。
そしてついにネバダの西側の町、私たちが滞在するホテルのあるリノに到着!
長かったー!!ついたー!
リノは、ラスベガスと共にカジノでその名をはせる町。
ダウンタウンを走っていくと、どこもかしこもカジノだらけ!!
インターナショナル・ボーリング・スタジアムなんてものもあった。
リノではカジノ併設のホテルに一泊。
しかし、子連れで行く場所じゃないなあ~。室内喫煙可なところに入ったのは久しぶりだ。
さて、カリフォルニア入りする前に、せっかくネバダにいるのでちょっと面白いものを見に行こうという事に。
こういう時にはがぜん張り切る私の旦那さま。
カーソンシティ周辺に、独立国家があるという情報を入手してきた。
その名も、モロッシア共和国。(Republic of Molossia)
Wikiに詳しく詳細がのっているけど、要約するとこの国家、個人が作り上げたもので、その国土はわずか6.3エーカー。
個人の住宅の裏庭にモロッシアの町がある。
しかし、入国するためには最低2週間前のアポイントメントが必要だった。。。
まあ、生活ある個人がやってるわけだからそりゃそうだよね。
というわけで、ここまで来たのにモロッシア共和国入国ならず!残念!
カスタムもちゃんとある。
入国の際にはパスポートにハンコも押してくれるんだとか。
ここを通り過ぎるとレストランや郵便局などが立ち並ぶダウンタウン(?)になるんだけど、勝手に入ると不法入国になるので自粛。
ちなみにこの共和国ではクッキーが金銭と同じ効力を持つらしい。何でもありだなw
一応Knutも一緒に証拠写真。
ほんと、いろんな人がいるもんだなあ。
ロードトリップ最高だわ。
そこからまた少し走って次の目的地へ。
ワーゲンのビートルがクモのオブジェになっている場所があるというので行ってみたら、オートショップ脇にこんなのがあった。
思ったより、しょぼかった・・・?
いや、ネバダにはもっといろいろ行きたいところがあるんだけどね。
とにかく暑すぎるので、今回は辞退させていただきます!!
というわけでカリフォルニアへ、ズ――――ム・イン!