ユタ州はキャニオニングの宝庫!巨大階段で渓谷巡り!

 

 

南ユタ州の有名どころをまわったあとは、グランド・ステアケース・エスカランテ・ナショナルモニュメント(Grand Staircase National Monument)でのんびりとキャニオニングを楽しむことにした。

 

この比較的新しいナショナルモニュメントは、現在も科学者や地層学者がこぞって探索を続けているエリアで、まだまだ未開の部分がたくさんあると言われている。

 

広大な土地にめぐる道路は舗装されていないことが多く、4WDじゃないと入っていけないサイトもたくさん。

 

そのかわり、モニュメント内はわりとどこでも行けるようになっているので冒険感覚が味わえるのがとても楽しい。

 

 

ただし、自己責任で!

 

一歩舗装されていない道に入ったらガソリンスタンドやお店は一切ないので十分なサプライの準備が必要だし、トレイルヘッドはわかりづらいのでビジターセンターでしっかりと下調べをする必要がある。

 

トレイルもマークされていないことが多く、人が歩いた道をたどっていくような頼りないもので、道を間違えて迷ってしまっても携帯は通じないしハイカーもそう多くないので自分で何とかしなければならない。

 

しかも、砂漠だけに高い木がないので日影がない!2マイル以上のハイキングをする場合は十分な水と食料、そして、日光対策(帽子・日焼け止め等)を忘れないようにしよう。

 

というわけで私たちがやって来たのはWilils Creek と呼ばれるスロットキャニオン。

 

ここは、往復3マイル程度のハイキングで渓谷の中を歩いてみることができる絶好の場所。

 

スロットキャニオンとは、狭い渓谷の事で、この前に行ったアンテロープキャニオンもスロットキャニオンのひとつ。

 

Cannonvilleから南にあるCottonwood Canyon RDから、BML500を進んでいくとたどり着くWillis Creek Slot Canyon Trail head。

 

砂漠のハイキングは午前中に限る!

 

というわけで、トレイルヘッド近くでワイルドキャンプをして朝8時に張り切って出発!

 

 

ちなみに、グランドステアケースにはたくさんの無料ワイルドキャンピングスポットがある。(というか、あまりちゃんと設立されたキャンプサイトがない)

 

モニュメント内でキャンプをしたい場合、CannonvilleかEscalanteにあるビジターセンターで許可証を貰う必要があるんだけど、地元の人に言わせると、

 

「ほんとは申請しなきゃいけないんだけどね~(あんまりする人いないよ)」とのこと。

 

私たちは、何かあったら面倒なのでちゃんと申請しましたよ。

 

Willis Creekは、トレイルヘッドに入って少し歩くと川に出る。

 

 

あれ、水が流れている。。。

渓谷は干上がっていると思っていたのでこれは想定外。でも水量も多くないしそのまま進むことに。

 

キャニオンに入ったり出たりを繰り返していると、両側の岸壁がどんどん高くなっていくのがわかる。

こんな光景もしばしば。。。

 

全体的に平坦な渓谷なのでとても歩きやすいけど、途中、小さな滝になっていたり足場が川でひたひただったり。

けどそれもなんだか冒険みたいでワクワク♪

 

いつもは1キロも歩かずに抱っこを求める息子も、川をまたいだり岩をよじ登ったりするのが楽しいのか頑張って歩き続けていた。

 

 

そして、折り返し地点に近づいた所のキャニオンがものすごい迫力!!

 

両側に迫る岩の壁が水の流れで削られたのか曲線になってとても面白い形状を創り出している。

 

 

アンテロープキャニオンが妖艶だとしたら、このWillis Creekは、武骨。

 

ものすごく勢いのあるこの光景に圧倒され、大感動!!来てよかった!

 

そして、Westyに戻りたいとぐずり始めたお疲れの息子を背負って来た道を戻ることに。

 

朝8時には2台しか停まっていなかった駐車場は、私たちが戻ったときたくさんの車でいっぱいになっていた。

この暑さの中、昼からハイキングに来る人がこんなにいるんだなあ。。。

 

往復2~3時間程度の道のりなので絶対午前中に行くのがお勧め!!!

 

そしてその日の午後、同じ道をさらに南に走ってもう一つのキャニオンを目指す。

 

Lick Washは、ビジターセンターでお勧めされたところで、トレイルヘッドから少し歩いただけでキャニオンの両側が高くそびえ立ってとてもかっこいいらしい。

 

しかし、キャニオンの名前も、Willis Creekからどれくらい離れているのかも覚えていなかったので途中から半信半疑に。

 

道も悪いし、もう見つからないから引き返そうかと思っていた矢先、ちょっと先に何台か車が停まっているのが見えた。

 

見つけたー!!

 

やっと着いたLickWashは、たしかにとてもかっこよかった。

 

Willis Creekとはまた違った直線の目立つ岩肌で、レンジャーの言った通り、入ってすぐに岩の壁が迫る。

 

息子と比較すると岸壁がいかに大きいかがわかる。

 

往復8マイルくらいのハイキングだけど、私たちは1マイルほど歩いて戻ることに。それだけでも大満足!

 

 

この時点でもう日が暮れかけていたので、前日泊まったキャンプサイトに戻ったらすでにサイトを取られていた。

 

仕方ないのでもう少し先に行ってみたら、ものすごく景色のきれいなサイトを発見!!

 

前には青みがかった山脈と、左に見えるのはブライスキャニオンの尖塔。

 

後ろの方に見えるのがブライスの一部。

 

これがワイルドキャンプの醍醐味なんだよねー。

普通のキャンプサイトじゃこんな素晴らしい景色のところなんてめったにないし。(しかも無料!!)

 

 

それにしても、キャニオニング、楽しすぎる。

もっとこのあたりの渓谷をハイキングしなくては!!

 

 

 

 

 

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