シアトルを5月に出発してから10か月。
ついに、ついに、ついにここまでやって来た~!
アメリカ合衆国本土の最南端!キーウエスト(Key West)!
ここはアメリカ本土ではシアトルから最も遠い場所。
まあシアトルは厳密に言うと最北端ではないけれど、最北端のニアベイというところに行ったことがあるので出発は最北端ということで。
Westyのアクセルの故障だとかトランスミッションの交換だとかで大幅に遅れをとったものの、灼熱の時期に突入する前に到着することができて本当によかった・・・。
キーには、たくさんの州立公園があって、ビーチ遊びやダイビング、カヌーなんかが楽しめる。
ここ、John Pennekamp Coral Reef State Parkは、キーに入ってすぐのところにあるステイトパークでサンゴがきれいなことで有名。さらに、海の底には3メートル近い大きさのキリスト像(Christ of Abyss)が眠っていて、ダイバーはもちろんのことスノーケルでもちょっと潜って見ることができるらしい。
ちなみに、本家本元のChrist of Abyssはイタリアの海にあり、キーにあるのは1961年にイタリアから寄付されたものなんだとか。
スノーケルにはまだ早い息子はビーチで砂遊び。
ココナッツ発見。
このビーチで、イグアナを捕まえた兄弟がいて触らせてもらった。
息子は怖がって触らなかったけど。
キーはこんな景色がずーっと続く。
道路の両側が美しすぎる海!マイアミからキーウエストまで3-4時間の道のりだけど海がきれいで全然見飽きない景色。
キーの州立公園にあるキャンプサイトは、冬のハイシーズンは常に予約でいっぱい。
1か月以上前から予約をしなきゃサイトが取れないので、車が直るまで予定が建てれなかった私たちはキャンプ場を取っていなかった。
ロードトリップ用のアプリ ioverlander を使ってどこかの駐車場か橋の下でキャンプしようという話をしていたら、Blazママが、私のかわいい孫を橋の下でなんか寝かせないで!と、キーウエストで宿を取ってくれた。すいませ~ん。
しかし、さすが経済力のあるグランマ。
予約してくれたのは、自分たちでは絶対に泊まれないようなダウンタウンのすてきなコテージ。
おかげでキーウエスト内は歩いて移動することができてとっても楽しい滞在になった。
プール付き。もうどこにも行きたくない・・・。
でも、ここまで来たからにはキーウエストを観光しなければ!
海に囲まれているのでどこも海沿いなんだけど、まずは港の方へ行ってみる。
かっこいい船や大きなペリカンのような鳥、太古の生物のような大きな銀の魚なんかを見るだけで楽しい。
鳥が獲物を取るときの首の伸び方が半端ないことに写真を撮って初めて気が付いた。
キーウエストと言えば、キーライムパイ。
アメリカのパイはどれも甘すぎて好きじゃないんだけど、キーライムパイは爽やかな酸味で甘みがちょうど中和されておいしい。
ここの裏庭でパイを食べていたら、この看板と顔も服装も全く同じなおじさんが出てきてびびった。オーナー・・・?
ちなみにこれがキーライム。
1パウンドでパイひとつ分だって。
ダウンタウンに行ってみると、キューバの影響を受けたという街並みが並ぶ。
それもそのはず、キーウエストはキューバから90マイル(約155キロ)しか離れていないんだって。
ヘミングウェイの家(別荘?)
ここには、猫好きだったヘミングウェイが愛した6本指の猫が暮らしている。
ネコが逃げないようにフェンスが張り巡らされている。
そして、町中に放されている鶏たち。
普通に道路を横断したり、木に登って通行人を脅かしたりしている。野良鶏・・・?
初めて見た!パパイヤの木!
キーウエストは、ボートやスキューバダイビングが盛んでビーチらしいビーチはあまりないみたい。
アメリカ本土最南端で記念撮影。
町中を走り回る観光用電車。息子が見るたびやたら興奮していた。
ウォーターフロントのマロリースクエア(Mallory Squea)に向かう。
マロリースクエアでは、たくさんの大道芸人がそれぞれの芸を披露していて観光客を楽しませている。
サーカス並みの大道芸を見せる人も多いなか、この人はただマラカスを振っていたけど。
高い一輪車に乗ってジャグリングを披露したり
観客にハシゴを支えさせてパフォーマンスをする人たちも。
一芸が終わるたびにちゃんと拍手~
広場には、ハトや鶏がたくさんいるので息子は大喜びで追いかけまわしていた。
鳥たち大迷惑
そして、もう一つ観光客が楽しみにしているもの。
それは、ここから見えるサンセット。
日が暮れる前になると姿を現すこのおじいさん。
キーウエストで伝統になっているともいえる(本当か?)ネコ使いの大道芸人だ。
興味津々であたりを徘徊する芸ネコ。
このネコ芸、何が有名って、おじいさんの奇妙な言動!
変な人のふりをしているだけなんだろうけど、突然奇声を発したりするのでちょっとこわい。
選ばれた子供たちも、おじいさんにビビってる様子。
このパフォーマンスのシメは、火の輪くぐり!
動物愛護団体からクレームが付きそうなネコ芸が始まるのは毎日2回、夕暮れ前。
おじいさんと猫のやりとりが爆笑を誘うこの大道芸は一見の価値あり。
そして岐路。
キーにいる間、3月末の南フロリダとは思えないほどカラっとした日が続きとっても過ごしやすかった。
海も真っ青で気持ちがいい。
キーウエストのもう一つの見どころ、7マイルズブリッジ。
島と島をつなぐのに全長約11キロの橋が架かっていて、運転していくと両側にコバルトブルーの海が広がる。
長距離移動のお昼寝は車の中で。
キーウエストは、はっきり言って金持ちのパーティータウンといった感じ。
ホテルは高いし飲食はぼったくり価格(キーウエスト価格ともいう)。
街歩きはとっても楽しかったけど、飲み屋とお土産物屋が続くダウンタウンは行く価値ゼロ(個人的な感想です)。
まあ、観光で経済をまかなっているんだろうからそれは仕方がないんだけど。
さて、キーでバケーションを楽しんだ次は、自然たっぷりのエバーグレーズへ!!