火山の噴火によって作られた洞窟が700個以上もある国定公園がある。
そんな情報を聞いて、洞窟大好きなうちの旦那様がだまって通り過ぎるわけがない。
カリフォルニアの北部、オレゴン州のボーダーにほど近い場所にあるラバ・ベッズ国定公園(Lava Beds National Monument)は、全米でも1、2を争う溶岩洞の宝庫で、現在も新しい洞窟が発見されているらしい。
そんな面白そうな所なのに、主要都市から遠くてアクセスが良くないので訪れる人は少ないよう。
平日の午後だったのもあり、私たちが着いたとき駐車場はガラーガラ。
どの洞窟が子連れに優しいかわからなかったので、とりあえずビジターセンターへ行って情報を集めることにした。
パーク内には洞窟に入るために25ほどのエントランスがあり、その難易度もさまざま。
初級コースは、1マイルほどの道のりをただ歩くだけのものが多く、
中級コースは、距離が少し長くなって、急な階段があったりかがんだりする動作が必要になってくる。
上級コースになると、地べたを這いつくばったり岩を登ったりするのでかなり本格的。
そして、ほとんどの洞窟は灯りがないのでヘッドライトは必須!
持っていなければビジターセンターで手持ちのライトを貸し出ししているんだけど、中級以上のコースに挑戦したいなら両手が空いていないと厳しそう。
さて、まずは初級の洞窟へ!
入り口からして探検っぽい!
入り口からもう気温がぐっと下がるのがわかる。
奥の方へ進んで陽の光が届かなくなると、目の前の自分の手すら見えない暗黒の世界に・・・。
先に行かせるとどんどん一人で進んでしまう息子。こわくないの・・・?
洞窟に入るといつも感じる太陽への感謝の気持ち。
いつも地球を暖かく照らしてくれてありがとう!!
さて次の洞窟へ。
洞窟の底に氷が残っているというので、中級だけど行ってみることに。
まだ中に入ってもいないのに空気がひんやり。
長ーい階段を下りて下りてそしてまた下りて、やっと見つけた目的の氷部分には、格子の柵がついていてあまりよく見えなかった・・・。せっかくここまで来たのに・・・。
スカイライトのように、ぽっかり空の見える穴が開いている洞窟も。
光が当たっている部分だけ植物が生えていたりして、なんだか幻想的。
壁の表面をよく見てみるとなんとも不思議なおうとつになっている。
まるで地獄への入り口のような洞窟エントランス。
こんな岩だらけのところでも、きれいな花は咲くし、鬱陶しい虫はいる。
私たちが入った洞窟はどれも足場がしっかりしていて、息子もランタン片手に難なく歩き回ることができた。
全くの暗闇は怖がるんじゃないかなーと思っていたけど余計な心配だったらしい。
とはいえ、初級コースでもごつごつした岩が足元にいきなり現れたりするので気を付けましょう。
思ったよりも楽しかった溶岩洞窟探検。
今まで行った鍾乳洞のある洞窟と比べると迫力は少ないものの、冒険してる感が半端なくて童心に返れること間違いなし!