プリンス・エドワード・アイランドに行く前に、ファンディ湾を見学するため、モンクトン(Moncton)という街に寄り道することにした。
このファンディ湾、1000億トンもの水が毎日満ち引きしていて、その満干の差は世界最大!
満潮時と干潮時の差は4階建ての建物くらいの高さになり、その水量は、地球上のすべての川から海に流れ出す水を全部足したものよりも多いんだとか。すごー。そんな量の水が毎日2回動いてるなんてすごー。
そんなファンディ湾には、干潮時に海の底を歩くことができるホープウェルロックス(Hopewell Rocks)という場所がある。
私たちは、満潮と干潮の違いを見たかったので午前中はちょこっとハイキングをして2時ごろ向かった。
入場料は$10。レシートは2日間有効なので、満潮を見逃してもまた翌日来ることができるのは嬉しい。
ゲートに向かっていたら、ちょうど公園から出てきた初老のカップルに彼らのレシートを渡された。
「明日まで有効なはずだから、使って!」と。
おお、なんていい人!ラッキー!と思ってレシートの記載をよく見ると、
{シニア2名}
いや、ばれるっしょ!これ絶対ばれるっしょ!!
結局、近くにいたシニアと思われるカップルにレシートをあげて私たちはちゃんと入場料をお支払い。
レシートには、幼児何人とかどこから来たのかとの記載も入るのでズルするのはなかなか難しそうだ。
入り口で干潮の時間をチェック。オンラインでも満潮と干潮の時間は調べることができるので、行く前に忘れずチェックしよう。
潮の満ち引きには毎回6時間ほどかかるので、完全な干潮の時間が8時頃でも潮が引き始めるのはその3時間前の5時くらい。なので、その頃から海底に降りることができる。
着いたときはまだまだ満潮だった。
ちなみに、モンクトンからこの湾に流れ込む川の色はこんな汚い茶色。その色にちなんでチョコレート・リバーと呼ばれている。
水底が泥でおおわれているため、水と混ざってこんな色になっちゃうんだって。
公園内をビューポイントをめぐりながら歩く。
干潮時、下に降りることのできるフラワーポットロックスに到着。
でもまだ満潮。
仕方ないので、プレイグラウンドで遊んだりして時間をつぶす。
1時間後くらいに戻ってきたら、めっちゃ水ひいてるーーーー!!(上と下の写真、同じ岩!)
早速下に行ってみる。
波や風によって削られた奇妙な形の岩々。
干潮時は結構遠くまで海岸沿いを歩いて行くことができる。
水底はもっとドロドロしているかと思ったら、案外大小の石が多くて靴もそんなに汚れなかった。ビジターセンターには靴の汚れを落とすことのできる場所があったけど、まったく必要なし。
暖かいシーズンなら、ビーサンでも十分なくらい歩きやすいし、小さな子供でも大丈夫。
5時になると、公園は閉まってレンジャーもいなくなってしまうんだけど、暗くなるまで公園内にいることは可能。
ただ、5時以降は何があっても自己責任とのこと。
公園が閉まった後は入場料もかからないので、干潮だけを見るんだったら5時以降に訪れると無料で入場することができる。適当だなー。
私たちは、日が暮れる前に帰ることに。
潮の満ち引きなんて今まであんまり意識したことなかったけど、毎日こんなに変化があるなんてほんとおもしろい。
自然の神秘を肌で感じることのできるホープウェルロックスはほんとにお勧めのスポット!