気球打ち上げのためベンドの近くまで来ていたものの、待ち合わせの日程までまだ時間があったので私たちは来た道を戻ってソルト・クリーク・フォールズという滝を見に行くことにした。
駐車場から少し歩くと滝を上から見学することができて、1マイルほどハイキングをすると滝つぼのところまで下りることができるようになっている。
なかなか迫力のある滝だ。
ハイキングトレイルもいくつかあるらしく、ダイアモンド・フォールズという滝(また滝かよ!)に続くトレイルを歩いてみることに。
短くても簡単でも急な坂がなくても、2歳児とするハイキングはどうしてこんなに疲れるんだろう・・・?
あの手この手でうちの王様をやる気にさせて滝にたどり着いたのはいいけれど、滝から距離がありすぎるうえに木に視界を遮られているし景色がイマイチすぎてがっかりだった。
トレイルの途中にあるこの湖(池?)、名前がToo much bear lake (熊すぎる湖)という。
そのわりにクマは一頭もいないし、クマらしき形をしているわけでもない。
誰がこんな名前を付けたんだろう。
そして、まだまだ時間があったのでベンドに行く前にニューベリー国立火山記念公園(Newberry National Volcanic Monument)に寄ってみる。
パーク内にはたくさんキャンプサイトがあったんだけど、どれも結構値段が高かった。
ビジターセンターにいたレンジャーに聞いたらSno-Park(冬季、雪に埋まらない駐車場)で野営するのは認められているというのでエントランスより手前にあるSno-Parkで一夜を明かすことに。
ほんとに、ただの駐車場。
しかもトイレはハエがすごすぎて使うのにちょっと勇気がいる。。。
まあ、そんなのは慣れたもの。
いつも通りに寝て起きて、翌朝。
よく晴れて気持ちがいいな~。とコーヒーをいれて飲んでいたら、どこからともなく自転車をたーっくさん積んだトラックがやって来た。
そして、私たちのWestyのすぐそばでその自転車をどんどん駐車場におろし始めたではないか。
なんだなんだ、何が始まるんだ・・・?
自転車を持ってきた3人の若者は私たちににはお構いなしで談笑しながら自分たちの仕事を続けている。
そうしていたら、そこに一台のスクールバスまでやって来た。
どうやらここは、サイクリングツアーの出発点らしい。
黄色いスクールバスから楽し気に出てくる子供たち。
爽やかな朝。
これから始まるアドベンチャーに胸を躍らせる家族。
そんな絵にかいたような休日の光景の横で、歯磨きをするわたし。
なんか、すっごくいたたまれなくなってきた・・・!!
一刻も早くここを離れなければ!
しかし、息子は自転車にまたがるたくさんの人々に興味津々!
むこうはなるべく私たちに関わらないようにしているというのに、全員出発するまで見送ると言い張りだす息子。
やめて~~~~!!
結局、第一グループが全員ここを出発するまでお見送りを続け、やっとのことで私たちも出発することができた。
いや、別にいいんだけどね・・・。
ニューベリー国立火山記念公園には火山の噴火によってできた大きな湖が二つ、それに滝や黒曜石の山など見どころがたくさんある。
しかし、南はクレーターレイク、北はレーニア山とメジャーどころの火山に囲まれているせいかどうもその知名度が低い。
そんなマイナーなパークだけに、たいして期待もせず向かったのは、Pauline Falls。
駐車場からすぐにある上のビューポイントからの景色もきれいだけど、下までの距離は1マイルもないので是非トレイルをおりて行ってみてほしい。
幅広く流れ落ちる滝を下の方から見ると迫力満点!
こんなに近いなら三脚を持ってくればよかったな。
せっかく来たから、と寄ってみたBig Obsidian flow trail では、前に行ったグラスマウンテンのような火山岩の黒曜石が山になった場所を歩くことができる。
ここは、グラスマウンテンの方が規模も大きくて迫力があったのでさらっと歩いて終了。
やはり二度目ともなると感動が薄れるんだなぁ。
ちなみに、このトレイルで犬を抱きかかえて歩いている人がいた。尖った岩が多い足場は危ないのでやっぱり犬は連れてこないほうが良い。
ランチは山の頂上で!
この山頂のビューポイントまでは車で来れるのが嬉しい。
ここから二つの湖が一望できて本当にいい眺め!!
ちなみに、この同じ場所に出るトレイルもあるんだけど、車で来れる所に何マイルもハイキングしてくる意味はあるのだろうか?
同じ距離を歩くなら、私は歩きでしか行けないところへ行きたいけどな。
それはね、そこに山があるから登るんだよ。
そうか、そうなのか。
時間をつぶす目的で来たわりに案外見どころ満載で楽しかったぞニューベリー!
さて、友達とキャンプの後は、いよいよワシントン州に帰ります!!