アメリカのミッドウエスト・1400マイルを一週間で駆け抜ける!

 

バッドランズを後にした私たちを待っていたのは、怒涛のドライビングウィーク。

 

友達の結婚式に出席するため、7月15日までにワシントンDCに着かなければいけないので、このトウモロコシ畑以外何もない真ん中の州をすっ飛ばしてしまうことにした。

 

ずーっと、こんな道を走る。

サウスダコタ最後の日は、バッドランズの興奮冷めやらぬ中、世界でたった一つのトウモロコシ宮殿へ!

ミッチェルという町にあるこのコーンパレスには、いろんな意味で期待を大きく裏切られた。

まず、コーンパレスというからにはトウモロコシでできた建物なんだろうと思っていたら、建物の壁面にトウモロコシで壁画が作られているだけで、建物自体はコンクリート仕立て。

壁画はテーマに合わせて定期的に変わるらしい。2016/2017はロック。

建物の中は、お土産物屋であふれていて、たいして期待はしていなかったけど、思ってたのと違ってがっかり。

 

ただ、ここでいろんなイベントが開催されていて、町おこしに貢献しているみたい。

壁画も、5種類のトウモロコシを使っていてなかなか凝っているし、無料なので時間があれば寄ってみてもいいかも。

 

展示のトラクターに乗って大喜びの息子。

そんなコーンパレスを後にして、またただひたすら何もない道をまっすぐに走る。

 

そしてネブラスカ州入り!

といっても、ここはスルーしてすぐアイオワ州に入るんだけど。

 

それにしてもこの辺ガソリン安すぎ! 1ガロン(約4リットル)$2て。。。

 

コーンパレスを堪能して、ネブラスカ州とアイオワ州の境にあるオマハという街に一泊。

オマハの人は、なぜかみんな超フレンドリー。

ダウンタウンを歩いていたら、すれ違う人みんな「ハァ~イ!」とあいさつしてくれる。

 

アヒルもフレンドリー。でも息子は疑心案義

そして、アイオワ州のデモインという街に2泊。

ここの図書館がとっても素敵で、二日連続で遊びに行っちゃった。

 

ダウンタウンにはスカルプチャーパークもあってデモインはなかなかいい街。

ダウンタウン近くにFor Saleの素敵な家があって、めちゃくちゃ安かったので本気で引っ越し考えちゃった。

アイオワに住みたいとは思わないけど。

シアトルでは見たことない、竜巻時の避難場所!

アイオワ州、ダベンポートで一泊した後は、イリノイ州のブルーミントンという街へ。

ここ、ルート66が通っていた。

ああ、そういえばアメリカ横断と言えばルート66ってイメージがあるよなー。

国道66号線(こくどう66ごうせん、U.S. Route 66)は、アメリカ合衆国中東部のイリノイ州シカゴと、西部のカリフォルニア州サンタモニカを結んでいた、全長3,755km(2,347マイル)の旧国道。1926年指定。州間高速道路の発達によりその役目を終え、1985年に廃線となった。

ルート66Route 66)とも呼ばれ、大陸を横断するこの道はアメリカ西部の発展を促進した重要な国道であり、映画や小説、音楽などの中に多く登場し、今なおアメリカのポップ・カルチャーの題材にされている。 (Wikiより)

 

インディアナ州あたりから雨がものすごい勢いになって雷雨に変わったので、キャンプは諦めて、

インディアナポリスを素通りしてリッチモンドという小さな街に一泊。

長距離ドライブの時はこんな感じ。ひまー

家具屋の入り口にあったどでかい椅子。

リッチモンドのダウンタウンイマイチなアイスクリームを食べたら、キャンプに出発!

オハイオ州のウェイン国立公園が近場だったので行ってみることに。

 

高速を走ればリッチモンドから2時間の距離だったんだけど、もっと小さい道の方が面白いかなと思って別の道を通ったら、道を間違えたり、キャンプサイトが見つからなかったりして、キャンプ場に着くまで6時間もかかっちゃった。。。

息子は、暇を持て余してはいたもののぐずりもせずに座っててくれた。君はほんとに偉い。

 

1日目は、ぐったり疲れていたのでみんな早めに就寝。

2日目、隣のキャンプサイトに来た家族がとってもフレンドリーで、川に遊びに行ったらそこの子供たちがついてきた。

6歳の男の子が、川に小さなザリガニがいるというので一緒に探したりして。

そうしたら、カエルになりかけのおたまじゃくしを見つけて捕獲!いやー、子供と川遊びって楽しい。

12歳のお姉ちゃんは、息子を気に入ってずーっと抱っこして離さない。

結局、午後はずーっとその子供たちと遊んでた。

 

息子が寝た後、スモアのアイスクリームコーンバージョンを作るけど一緒に食べない?とお誘いを受けお隣りへ。

アイスクリームコーンに、マシュマロとチョコレートを詰めてアルミホイルで巻き、

それをBBQのグリルに乗せて、チョコが溶けたら出来上がり。

なんていいアイディア!このコーンの上にアイスをのせたい・・・。

 

日が暮れてくると、あたりには蛍が姿を見せる。

夕暮れ時の青みがかった空に幻想的な明かりがともり、まるで星が自分の意思を持って動いているみたい。

 

三脚なしで写真に撮るのは厳しすぎたけど!

蛍は、夕方が一番活発に飛んでいて、割と動きが鈍いので捕まえるのが簡単。

 

そして、夜は花火。

アメリカは、なぜか法律で花火が禁止されている。銃は良くて花火はだめってどんな国だよ。

でも7月4日の独立記念日は特別で、各都市で花火が打ち上げられ、民間人も花火を買って楽しむことができる。(本当はだめなんだけど、この日は警察も取り締まりをしないみたい)

 

花火は、最寄りのインディアン居留地でわりと年中買うことができて、線香花火みたいな小さなものから、本格的な打ち上げ花火まで幅広い品揃え。

この日のために、花火貯金をするアメリカ人も多いんだとか。

 

子供たちが花火を楽しんでいるのを写真に撮って見せたら、大喜びでいろいろ動いてくれた。

思いがけず楽しい夜となったキャンプの翌日、私たちはピッツバーグに向けて出発することに。

 

子供たちは、ええ~もう行っちゃうの~?と、残念がっていたんだけど、Airbnb予約してるから仕方ない。

私たちももう一泊キャンプしたかったんだけどね。

 

こういう出会いと別れを、この先何回も繰り返すんだろうな。

 

そして、ペンシルベニア州に入る前に、ウエストバージニア州にちょこっと寄り道。

地図をみていたら、The Palace of Goldという所を見つけて、行ってみることにしたのだ。

コーンパレスにも行ったことだし。

コーンパレス並みにがっかりなところだろうと想像していたら、案外ちゃんとしたサイトだった。

ヒンドゥー教のクリシュナを祭ったパレスらしく、インド系の人が多く来ていた。

サイト全体は結構広くて、アトラクションもいっぱいあったんだけど、移動続きで疲れてた上に昼間の気温が高すぎて暑すぎて、早々と退散。

 

ま、いっかー(せっかく来たのに)

バッドランズのあるサウスダコタ州を出て、ネブラスカ州を通り、アイオワ州で一休みして、イリノイ州を抜けて、雨のインディアナ州を素通りして、オハイオ州でキャンプして、ウェストバージニア州をほんの少し横切って、ピッツバーグのあるペンシルベニア州に到着!

 

その距離約1400マイル(2250キロ)!!

 

北海道から沖縄行けるくらいの距離を約1週間で駆け抜けた私たち。

目的地のDCまであと240マイルだ!その前に、ピッツバーグでちょこっと休憩しまーす。

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