ブラックキャニオンから次の目的地のダイナソー国定公園までは車で4時間もかかるというので、時間もあることだし2日に分けて運転することにした私たち。
道の途中になにか面白い物はないかと検索していた。
そしたらニューメキシコから執念深く天然温泉を探していたBlazが、無料温泉スポットを発見!
またまたしばらくシャワーに入っていなかったし、ハイキングをする必要もないというので寄り道決定!
ナビを頼りに走っていくと、道路脇に何台か車が停まっているのが目に入る。
車から降りて見ると、確かに道路沿いの川の端に岩が丸く配置されて露天風呂のようになっていて、水着を着た人が何人か水につかっていた。
ここ・・・?
半信半疑で足をつけてみると、おお、温かい。
川の端の方から温泉の流れが合流しているのがわかる。
しかし、すんごい濁りっぷりだし、温泉というより温水プールくらいの温かさ。
先に来ていた地元の人の話によると、普段は水がきれいなんだって。昨日雨が降ったから川の水が濁ってしまったんだなきっと。
さらに、何日か前に誰かが岩を移動したようで、温泉の流れが変わって水温も低くなってしまっているそう。
せっかく来たのに残念だなぁ。
でも、ここによく来るという地元の家族と話をしていて私たちが1年以上旅をしていることを知ると、なんと、
え!じゃあ、洗濯とかシャワーとか使いたかったりする!?
とオファーしてくれた!優しすぎる!!
しかし、こういうお誘いを今まで受けたことがなくて戸惑ってしまった私。
洗濯とかはキャンプサイトでできるんだよー。と、断ってしまった!!バカバカ!私のバカ!
後からこのことを心から後悔することになるんだけど、それはまた後程。。。
ぬるま湯な温泉につかってなんとなくリフレッシュした後は、ライフルフォールズ州立公園(Rifle falls State park)に行くことに。
ここでキャンプしようと思っていたんだけど数少ないキャンプ場はすでにいっぱい。ボーン。
それでもここまで来たし、と入場料を払って中へ。
ここ、温泉で会った家族が「まあまあ」と言っていたからあまり期待していなかったんだけど、すっごくいい滝だった。
高さはそんないないものの、三本に分かれて流れ落ちる滝はなかなかの迫力があり、暑い午後の空気を冷やしてくれていい感じ。
滝の横に伸びる小道を登っていくと、滝の裏側に入ることもできて息子も大喜び。
滝を堪能した後は洞窟見学。
石灰岩でできたこの洞窟は、骨粗しょう症の人の骨みたいにスカスカで面白い。
中に入ってみることもできるので、ここも息子に好評だった。
もう少しゆっくりしたいところだけど、今夜のキャンプ場を探さなくてはいけないので出発。
今夜はシャワーを浴びたい!
というわけでRVサイトを求めて最寄りの町に向かったものの、週末のせいかどこもいっぱい!
ほうぼう電話をしてなんとか少し戻ったところにある州立公園のキャンプサイトに空きを見つけることができた。
きれいな湖の横にあるキャンプ場。
しかし、コロラドは州立公園のキャンプサイトがやたら高い。
どこも平均$30くらいで、シャワーは別料金。このキャンプ場もシャワーの利用はなんと3分1ドル!!
高ーーーーーーい!
しかも私たちの泊まるサイトからシャワー施設までは徒歩で行けない距離で、そのうえ雨が降り始める始末。
もう、4日もシャワーに入っていないのに・・・。
今日シャワーに入ることをとても楽しみにしていたのに・・・。
ああ、温泉であの家族のオファーを受けておけばよかった。。。
バカバカ!私のバカ!
と、過ぎてしまったことをいつまでも悔やんでも仕方がない。
夕方になって雨も上がったのでせめて息子だけでも風呂に入れてやろう。
ああ、親心。
いいなあ~。私もお風呂に入りたい・・・。
この旅で、人間、汚れを落とさないと心まで荒むものなんだと学習した私。
翌日、ダイナソー国定公園の近くでとても良いRVサイトを見つけて無事シャワーを浴びることができ、心も体もスッキリ!
最低でも4日に一回はシャワーに入りたいものだな。