【バンライフ】子連れでアメリカ大陸縦断の旅に出る決意・2016年大統領選

みなさん、選挙行ってますか~!

アメリカに引っ越してからというもの、グリーンカード保持者で投票権のない私にとって選挙はどこか他人事のようなイベントでした。

そう、2016年のあの日までは。

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私たちの生活を180度変えた2016年米大統領選

2016年11月8日火曜日。

私たちにとって人生の岐路となったその日、アメリカでは、大統領選が行われていました。

共和党は元ドナルド・トランプ、民主党はヒラリー・クリントンを候補に挙げています。

今回の選挙は、投票権のない私にとってもまったくもって他人ごとではない。

なにせ私は、トランプが勝ったら日本に帰ると公言していたのです。

トランプが代表って…。共和党恥ずかしくないんかな。

これは、もしかしたら、アメリカ初の女性大統領がうまれる歴史的な選挙になるかもしれない!

私は選挙のディベートで、相手のダメな部分をつつきあってるのを見るのが嫌い。自分の功績と公約をアピールする方が好感もてるのに。

ネットで実況中継を見ていたら…まさかの接戦

西海岸に住む私たちには、ちょっと遅い時間になるこの選挙。

共和党は赤・民主党は青で表示されるアメリカの地図が、共和党の優勢を見せ始めました。

えっ、あれっ、なんかめっちゃ赤くなってるけど???

確かに、民主党でもヒラリーはかなり人気がなかった。

民主党の汚い裏工作も明るみになって、今回の選挙は投票しないと言い切っている人もたくさんいた。

でもそれでも、相手があれなら大差で民主党が勝つと思っていた。

とりあえず、日本行航空券をチェックしてみた

まさかの雲行きの怪しさに、まだ選挙も終わらぬ間から日本行きの飛行機を探し始めた私たち。

EVA AIRの台北経由千歳行がめちゃくちゃ安い!!(私の地元は北海道)

北海道に帰るには、シアトルからだと直行便でも一度東京で乗り換える必要があるし

搭乗時間は3時間ほど増えるけど、シアトルー台北ー千歳っていうのも悪くないなあ。

あっ2月に台湾でランタンフェスティバルがあるみたい!行きたいなあ~。

まーでも、トランプが当選でもしない限り帰国する理由もないからね~。

という話をしつつ旅の妄想にふけっていたら、

次期大統領が選出された。

・・・・・ポチッ。

今まさにアメリカ合衆国の大統領にえらばれた男の顔をテレビ画面でみながら、

私は台北経由北海道行き航空券の購入ボタンを押していた。

飼い猫のハチが喉を鳴らしながら私の柔らかい腹に爪を立ててきて我に返る。

どうやら夢ではないらしい。

あの男が今後4年アメリカの大統領を務めることになるらしい。

なんで?なんで??なんで???

あれが大統領になれるんだったら、私、なんにでもなれる気がする!

って、勇気づけられてる場合か!

大統領が決まったその日、カナダ人の友達がFBで一言。

「What a fine day to be a Canadian」

ーカナダ人でいるにはなんていい日なんだろう。

私、カナダ人になりたい・・・。(あ、私は日本人だからいいのか)

大統領がトランプに決まった後のアメリカ

大統領が選出されてからというもの、毎日ニュースで目にする白人至上主義者の暴動。

ソーシャルネットワークで取り上げられる酷い差別を映すビデオ。

悪びれることなく差別的な発言をする子供たちが放ったひとことにハッとする。

「だって、アメリカの大統領がそう言ってるんだからいいんでしょ」

私たちの友人は鬱になり、毎日涙が止まらないと言い、

ヒスパニック系の知人は、路上で心無い言葉を投げかけられ、

黒人やイスラム系、ヒスパニック系に比べてアジア人はそこまで注目されないものの、私もしばらくは外に出るのが怖かったほどでした。

アメリカを出て本当のアメリカを見に行くことにした

こんな国で息子を育ててもいいんだろうか?

選挙のあと、何度も何度も夫婦で話し合いました。

私は大統領選の前から、アメリカで子育てをすることは最適なのか?と疑問に思っていて

その理由は

  • 銃犯罪が多すぎる
  • 学校によって教育のレベルが違いすぎる
  • スクールランチがやばすぎる(笑)
  • 13歳まで親が付き添い、送迎が面倒すぎる
  • (地域によっては)ドラッグが容易に手に入りすぎる
  • プリスクールや保険が高すぎる

などなど。

逆に、アメリカのいいと思うところはその多様性。

いろんな人種がいて様々な文化や言語に触れることができるし、横並びを好む日本と違って、他の人と違う事が歓迎される環境がある。

しかし、

大統領が変わって、アメリカという国が今より良くなる見込みが無くなったので、今ここに住む必要はないんじゃないかな?という結論に達したのです。

それに、メディアで報道されているようなニュースは本当なのか?

アメリカを旅しながら自分たちの目で確かめる必要があるんじゃないか?

という、使命感を感じたのも理由の一つでした。

息子が必要なワクチンをすべて打ち終わる1歳ごろに出発することに決めました。

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