キャニオン・デ・ シェイ国定公園でナバホの生活を垣間見る

 

モニュメントバレーでちょっと人酔いした私たちは、観光客の少なめな場所を求めて南へ向かった。

 

アリゾナ州の北東にある、ナバホ地区のキャニオン・デ・ シェイ国定公園(Canyon de Chelly National Monument )はナバホ地区なのに、国定公園というとても珍しい場所。

 

ナショナルパークサービスとナバホ民が土地を共有していて、現在もナバホの人々が暮らしており農耕を営んでいるという。

 

ここは、アメリカ大陸の中で最も人類が長く生息している地区のひとつでもあり、考古学、地質学上とても重要な存在なのだ。

 

 

Canyon de Chelly National Monument(キャニオン・デ・ シェイ国定公園)

 

とにかく広いこの公園。

なんと、入場無料!

 

ただ、現在もナバホの人々が住んでいることを配慮してか、特定のハイキングコースは有料のツアーを利用する必要がある。

 

 

 

というわけで、パーク内で唯一ガイド無しでいけるホワイトハウス(White House)に行ってみることに。

 

往復2.5マイル(約4キロ)のこのトレイルの先にあるのは、プエブロ族の残した洞穴住居。

彼らは1060年から1275年の間にここに暮らしていたと考えられており、ホワイトハウスという名前はその壁が白いプラスターで覆われていたために付けられたそう。

 

4キロなら楽勝♪ と思っていたら、高低差600フィート(約180メートル)!!

しかも日影があまりない~。

 

谷の上にある駐車場から延びるトレイルを、谷の下までおりていく。

 

中腹。崖の右上にちょこんと見える白い影、あれは人です。

結構大きな段差や道の悪いところをどんどん進む息子。成長したなあ(ホロリ)

 

おもしろい形の岩を見学したりトカゲを見つけたりして順調に下っていく。

 

 

やっと谷の底に着いたー!

結構下りてきたけど、帰り登れるかな~・・・。

 

目的地まであともう少し!(のはず!)

 

 

少し歩いたら、おみやげ物を並べる人たちを発見。遺跡はあそこだな。

 

ここで、水やジュースを売っている人がいたので何か冷たいものを買おうと思ったら、財布を持ってきていないことに気が付いた。Blazもお金を持っていなかったので諦めたてら、ナバホジュエリーを売っていたおばあさんが、自分のバッグから水のペットボトルを出して私に差し出してくれた。

 

冷たいお茶を買おうと思っただけで、水は持ってるんですよー。とジェスチャーで返したら、水に溶けるリプトンみたいな粉を差し出してきた。

優しいおばあさん。お財布を持っていたらあなたから何か土産ものを買いたかったよ。(そもそも財布がないからこのやり取りがあったわけだけど)

 

そして、これがホワイトハウスだ!

規模はそう大きくないんだけど保存状態がとてもいいらしい。この周辺にはナバホ族が現在も使っているHogansを見ることもできる。

 

 

私たちがたどり着いたとき、前日キャンプ場で出会った家族とまたここで再会。

会話に花が咲いてしまって遺跡をあまり見学できなかった。ので写真も一枚だけ・・・。

 

4歳の女の子とロードトリップしているこの家族。

 

父親がドイツ人、母親がアメリカ人なので、子供はドイツ語と英語、さらに母親のスペイン語を少々話せるマルチリンガル。

うーむ、うちも息子の日本語をどうにかしなくちゃなあ。。。(現在は完全に日英ミックスのルー大柴状態)

 

たかだか4キロくらいの道だとなめてかかっていたら、高低差のせいでかなり時間がかかってしまった。

 

時間が無くなってしまったので、数あるビューポイントをスルーして次の目的地、シップロックへ!

 

 

 

SHERE
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