みなさんこんばんは、日本に帰国してただただ日本の弁当の素晴らしさを噛みしめている放浪家族です。
6月に規制ゆるゆるのメキシコからアメリカに戻って早5か月、ついに日本の大地を踏みしめることができました!
日本は海外からの渡航者の受け入れに消極的。現在も厳しい水際対策が行われています。
そんな鎖国中の日本に入国するとき、いったいどんな手続きが必要なんでしょうか。
2021年11月に実際に日本に入国したときの空港での流れをご紹介します。
コロナ禍で日本に入国・到着から入国までの流れ

私たちが利用したのは、シンガポール航空。
ロサンゼルス国際空港から成田国際空港までの直行便です。
息子と母親の私は日本国籍、父親はアメリカ国籍で、短期滞在ビザ(90日)を発行してもらっています。
日本帰国の理由は、祖母の体調不良、また、もう一人の祖母の100歳の誕生日を祝うためです。
出発地の空港(LAX)
ロサンゼルス国際空港は閑散としていました。
フードコートにはそれなりに人がいましたが、それでもいつもよりはだいぶ少ないイメージです。
チェックインも、ほとんど並ぶ事無くスムーズに終わりました。
搭乗前・チェックイン
チェックインの前に、係の人が検査結果や必要書類を確認。
陰性証明以外の書類は用意してありました。
外国人は査証(ビザ)を持っていないと搭乗を断られるので注意が必要。
機内
搭乗者は少なく、全部で60人程度だったと思います。
客室乗務員も時間を持て余しているのか、めちゃくちゃサービスが良くてびっくりしました。(飲み物やスナックはいらないかとすんごい頻繁に聞かれたり)
開いている席に移って横になったりもできて、快適でした。
食事の時以外はマスク着用が義務付けられています。
日本到着/成田

フライトは11時間程度。
日本に到着したのは、午後5時30分でした。
降機
到着後、シンガポールに乗り継ぎの人が先に降機。
その後日本が最終目的地の人が降ります。
チェックポイント
降機したらすぐに一定間隔に並んだ椅子に座らされ、書類のチェック。
ここで足りない書類があったら記入します。
大学生バイトみたいな若い人たちがたくさん働いていました。
唾液の検査
小さな試験管のような入れ物に唾液をためて検査に出します。
結構な量が必要なので、子供や赤ちゃんは大変。唾液が出せない場合鼻に突っ込むやつもあるそうです。
うわさに聞いていた通り、レモンと梅干の写真が貼ってありました。
梅干を見たことも食べたこともない息子には全く効果なし。
アプリの確認
唾液を提出したら、また書類のチェックポイントがあり、その後インストールしたアプリの確認や使い方の説明があります。
COCOAの確認をした後、グーグルマップの位置情報設定をやってくれるブースとMYSOSの使い方確認のブースに立ち寄りました。
ここでは、英語のできる日本人スタッフや外国人スタッフがたくさんいて、多言語に対応できるようになっています。
日本語ができない外国人も安心です。
質問表確認
搭乗前に入力した質問表のQRコードの確認があります。
子供がいる場合はその人数分必要です。
検査結果
唾液検査の結果を座って待ちます。
パスポートに番号が書かれたステッカーを張られるので、その番号が呼ばれたら結果を聞いて陰性であれば晴れて自由の身になります。
陽性であれば…、おそらくどこか別の施設に連れていかれるでしょうね…。
入国審査
ほんとにびっくりするほど人がいません。
人がいなさ過ぎて間違った場所に来ちゃったかなと思うほど。
旦那のビザの確認をして、さくっと通されました。
ぽつんと寂し気に残されていた私たちのスーツケースを受け取り、入国完了!
入国後の流れ
通常であれば、このまま国内線に乗り継いで千歳空港へ向かうのですが、水際対策により公共交通機関(国内線含む)が使えない!
LAXから千歳への直行便はなく、ハワイ経由千歳行きのハワイアン航空から出ているチケットを見つけて大喜びで予約したものの、その後すぐ千歳行はキャンセルに…。
それで東京で自主隔離ということになりました。(;´д`)トホホ
宿泊施設は事前にエアビーアンドビーを予約済み。
入国の次の日から14日間なので、隔離期間を間違えないよう注意!
プライベートハイヤー
移動手段はレンタカーも考えたのですが、空港内の受付カウンターから車のあるオフィスまでの乗り合いバスも交通機関とみなされるため諦めました。
例えばどうにかレンタカーを借りれたとしても、乗り捨てにするとレンタル料金が20,000円近くなりガソリン代や高速料金を考えるとハイヤーとそう変わらない値段になります。
さらに寝不足で運転し慣れない東京の道は怖いかなと。
というわけで、空港からハイヤーを出している会社を比較してみました。
成田から東京23区に行く場合、プライベートハイヤーは平均25,000円。
羽田からだと15,000円~。
その中でもレビューがとても良く、他のどこよりも安かったのがGoal international
23区内だと23,000円~で、ピックアップの時間から1時間の遅れまでは無料で待っていてくれます。(ほかの会社はすぐ超過料金が発生するところが多かった)
ただ、午後8時から午前8時のピックアップは2,000円追加、さらに荷物が多い場合車両のアップグレードに追加料金がかかります。
私たちは、日本到着時刻から3時間半後にピックアップの時間を設定して、結局1時間も早く入国できてしまったんだけど、会社にメールしたら予約時間前なのにすぐ来てくれました!サービスがいい!
機内で一睡もできなかったのでレンタカーにしなくてほんっとよかった…。
Goal international は何時にメールしても返事がとても速くて安心感がありました。
空港ハイヤーが必要ならおすすめです!
自主隔離期間中の様子
入国前にインストールしたMYSOSというアプリから毎日連絡が来ます。
初日は時差ぼけを配慮してか、夕方までなにもありませんでした。
その後は主に以下の連絡
- AIからのビデオ通話・背景と共に自分の顔を30秒画面に写す(一日一回)
- 位置確認(一日二回程度)
- 息子の居場所確認のため、人間のオペレーターからビデオ通話(一日一回)
- 健康状態をレポート(一日一回)
このAIコール、なんでか入浴中に狙ったようにかかってくるのが忌々しい(偶然だけど)
私のように電話が苦手でいつも消音にしている人には苦痛かもしれません。
私たちの場合、午前中にすべてのAIコールが終わることが多く、午前中に来たものを取り逃すと夕方にまたかかって来ます。
夜6時以降の電話はありませんでした。
ちなみに、息子の居場所チェックでかかってくるオペレーターからの電話は、土日はお休みでした(笑)
気が付かなくてビデオコールをとれない日もありましたが、特に問題ありませんでした。
日本に帰国するときに持っていくといいもの
とにかく紙の書類がたくさんあるので、クリアファイルがあったら便利。
書類もパスポートも航空チケットも全部それに挟んでおけば安心です。
お子さんと一緒に帰国する場合
年齢にもよりますが、以下のものを用意すると便利です
- 手軽に食べられるパンやスナック(機内食の時間が子供のスケジュールに合わないから)
- 自動販売機などで飲み物を買うための日本円(到着から入国まで2‐3時間かかるので)
- もしも自宅以外での隔離になる場合、余分なおもちゃや本
2週間、リモートワークをしながら外出を控えつつ室内で子供と遊ぶってなんの修行か。
帰国翌日に動画のサブスクを申し込みました。
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日本帰国にかかった費用
航空券(LA→東京・片道) 約20万円
PCRテスト(3人分) 175ドル×3=525ドル
宿泊費(2週間分の民泊代)約50,000円
プライベートハイヤー(空港から宿泊まで)27,000円
我が家の日本入国体験談・まとめ

国内線乗り継ぎができず、東京に14日間滞在することになり普段の倍近い費用がかかりました。
入国時に陰性証明が出ていて、自主隔離期間は入国の次の日から始まるというのに、入国した同じ日に国内線乗り継ぎができないなんておかしな話です。
11月に決定された入国規制の緩和も、ビジネスや学生のためで一般の入国者は対象ではないそうで。(かなり厳しい条件があるようですが)
なんとも不条理な政策と思わずにはいられません。
ただ、隔離とはいってもあくまでも自主的なもの。
生活に必要な買い出しをしたり、散歩に出かけたりすることは可能です。
日本の水際対策には納得のいかないところもたくさんありますが、空港でのスタッフの対応はとても丁寧で、スムーズに入国ができました。
私たちが安心して帰国できるよう空港で働いてくれているスタッフの皆さんに感謝です。
何はともあれ日本に無事入国できてよかった!!
この体験談がこれから日本に帰国する方々の参考になったら嬉しいです!
これはあくまでも個人の体験談であって全ての方に当てはまるわけではありません。情報は常に変化しているので、ご自身で新しい情報を確認して安全な旅をしてくださいね!
