こんにちは。もう半年以上も山に登っていない放浪家族です。
ハイキングって、気持ちいいですよね。
森の中で新鮮な空気を吸って、山の実や花をながめながら絶景の待つ頂上を目指す!
山ガールなんて、ちょっと前の流行になった感はありますが、ハイキングは老若男女問わずだれでも楽しむことができる素晴らしい趣味だと思います。
でも、子供がハイキングに行きたがらないんだよね~
そんな悩みを持つ親御さんは多いのではないでしょうか。
バンライフを始めてからいろいろな州立・国立公園でハイキングをしましたが、子連れのハイキングはほんとに大変。
まず、幼児はただ「歩く」ということに魅力を見出さない生き物です。(うちの息子だけ?)
目的地が山の頂上とかきれいな湖とか、はっきりいって幼児にはどうでもいい事。
息子は基本的に家でゴロゴロするのが好きなタイプで、ハイキングになんとか連れだとしても100メートルも歩いたら、疲れたー、歩きたくないー。と文句ばかり。
結局、そんな息子をハイキングに連れて行くのが面倒になり、行く先々で1キロ程度の短いトレイルを探してお散歩程度でがまんしていました。
でも、家族でカナディアンロッキーに行くことになり、登山コースをチェックしたら1キロ以下のハイキングなんて全然ない!
これは息子の根性を叩き直すしかない・・・!
今日は、普段は1キロも歩いてくれない3歳児の息子を、往復6キロのハイキングコースが歩けるまでに成長させた方法をご紹介します。
登山で子供のやる気を最大限に引き出す方法はコレ!

カナディアンロッキーでハイキングをする前に、ネットをチェックし、他の子連れハイカーにアドバイスを求めたりして準備をします。
国立公園を歩いていると結構子連れの家族に会うので、とにかく話しかけて情報収集。
5歳で8キロのハイキングができる女の子にも出会いました。すごいな~。
やっぱりみんな子供とハイキングするのにあの手この手を使っているよう!
他の子連れさんも、うちと同じなんだと思うとちょっと勇気が湧いてきました。
それでは、私たちが実践した子連れハイキングのモチベーションの上げ方をご紹介します。
これ全部試してもだめなら・・・、諦めましょう!
1、食べ物でつる
食べ物。これです。子供のモチベーションといったら、食べ物しかありません。
私たちが使ったのは、チョコチップ入りのオーツバーやM&Msのはいったトレイルミックス、ドライフルーツをなど。
ここで重要なのが、あくまでおやつは「小出し」すること。
「次のベンチが見えたらそこでこれを食べようね!」
「あの大きな木のところまで行ったらこれを食べようね!」
と子供の目に見える範囲の目標をたくさんつくります。
私たちは、ハイキングの途中で休憩に食べるおやつはドライフルーツやリンゴ、トレイルミックスなど普段も食べるものにして、目的地に着いた時には特別なおやつ(クッキーやチョコレート)と使い分けていました。
普段あまり食べないクッキーやチョコレートは、かなり効き目がありますよ。

2、ゲームをする
子供とは単純な生き物です。
ハイキングをしていると思わせなければいいのです。
ゲームをしながらだと子供はもちろん大人も長い道のりを結構楽しめます。
子連れハイキングにおすすめのゲーム
誰かひとり先に走って行って、だるまさんが転んだをしながら目的地に向かいます。
先に行く人が走るハメになるので体力は消耗しますが、とにかく子供が前進してくれるので街中でもよくやっていました。
ちなみに我が家ではこのゲーム、「Red light Green light」と呼んでいます。
ルールは同じで、オニが見ていないときはGreen light(進め)、振り返ったらRed light(止まれ)となります。車好きな子供なのでこの方が盛り上がるんです。
親がオニになり子供を先に行かせてそれをみつけたり、子供がオニになって親をさがしてもらったり。
もちろん、範囲を決めて(トレイルから外れないなど)常に子供がどこにいるかを把握する必要がありますが、少しずつ目的地に近づくことができます。
私たちがハイキング中に発明したゲームはこちら
砂漠地帯でハイキングをしたとき、4歳の女の子を連れた別の家族に出会いました。
その子が暑さからぐずり始めたのでとっさに始めたゲームです。
それは単純に、次の日陰まで走っていくというもの。
砂漠地帯のトレイルは日陰が極端に少ないので、次の日陰まで結構距離が稼げます。
さっきまでぐずっていた女の子は、次の日陰を探してどんどん先に行ってしまいました。
ただ、私も一緒に走って日陰を探す羽目になりましたが・・・。
車が大好きな息子なので、私たちがみんな車になって駐車するのにぴったりのスペースを探しながら進みます。
ときには駐車場がキャンプ場になったりして、誰が一番素敵なキャンプ場を探せるか競ったりもしました。(大きな木の下とか、きれいな花が咲いてるとか)

とにかく、ゲームなんだと思わせればこちらの思うつぼです。
3、歌をうたう
べたですが、歌を歌いながら歩くのもとても楽しいですよ!
トトロのうたや森のくまさん、どんぐりころころなど、森とか自然に関係のある歌で、子供がよく知っている曲を選ぶのが〇。
一曲歌っている間に200メートルくらいは進めるので、歌が好きなお子さんならけっこう距離を稼げます。
ただ、周りにほかのハイカーがいる場合はちょっと恥ずかしいかも。

4、闘争心に火をつける
目印を決めて、「あの切り株まで、お父さんのほうが先についちゃうぞ~!」という感じで子供の競争本能をくすぐるのは結構使えます。
子供の性格にもよりますが、たいていの子供は食いついてくるでしょう。
ただ、これをやるとうちの子は焦りすぎて7割の確率で転びます。(笑)
木の根や石がごろごろ出ているトレイルではやらないほうがいいかも。
5、図鑑や双眼鏡を持っていく
その森に住む動物や植物がのっているポケット図鑑を持って行って、歩きながら名前などをチェックするのもいいと思います。
私たちは、ビジターセンターにあるパンフレットやそのパークの動物がラミネートされたものを買って息子と名前を覚えたり、ハイキング中に見た植物の種類を照らし合わせたりしていました。
特に息子はキノコが好きなのでキノコ探しはどの森に行ってもやりますよ!

なんといっても子供と一緒に楽しむことが一番大切
子供とハイキングをしている間は、おもしろい葉っぱや木の実を探したり鳥やクマなどの動物の声をまねしてみたり、とにかくただ歩いている時間を少なくしています。
目的地に着いたら、そこから見えるものを教えあったり景色をのんびりながめたり。(もちろん、ご褒美のおやつと一緒に!)
自力で歩けたらとにかくできたことを褒め、その日楽しかったことを話したりしながら、ハイキングは楽しいものなんだ!と思わせるのです。
ここまで来たら「またハイキングに行きたいな」と子供が言う日も遠くはないでしょう。

山に行きたきゃ子供の機嫌を損ねるな!
これまでは、子供のご機嫌を取りながらハイキングして何が楽しいんだと思っていましたが、ハイキングをしたければ子供のご機嫌を取るしかないと気が付いてからは私たちも頑張っています。
子供の機嫌がよければ私たちも楽しいし、子供も次のハイキングを楽しみにするようになりますからね。
要は、「急がば回れ」です(そうか?)
前は、ハイキングなんか行きたくなーい!とごねていた息子も、今ではハイキング大好き!というまでになりましたよ!ヒヒヒ
アウトドア好きなおとうさん、おかあさん、子供がハイキングに行きたがらないからってあきらめないで!
あなたの子供は絶対に歩けます!
ご機嫌を取りながら、子供がハイキング好きになるまでいろいろ試してみてくださいね。
それでは!