高温多湿の東海岸・虫の恐怖①マダニ

アメリカ【USA】
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シアトルを発ってから、国立公園や州立公園に行くたびに注意喚起されていたことがある。(熊以外で)

 

それは、

 

マダニ。

 

(英語では、Tickという。)

 

今年は各地でマダニが大量発生しているらしく、モンタナ州に入ったあたりから「草の茂ったエリアはマダニがいる確率が高いから避けるように」という注意書きが。

 

でも、実際に見たことがなかったし、あまり意識はしていなかった。

 

そんな折、オハイオ州でキャンプをしたときに仲良くなった隣のキャンパー家族と話していた時、マダニの話になった。

 

この夏、小学生の娘さんのクラスメイトが頭痛や関節の痛みを訴えていたが病院に行っても全く原因がわからず、何軒か病院を回ったところでマダニに刺されていることが発覚。頭を刺されていたので気が付かなかったらしい。

 

マダニは、何日も食いついたまま血を吸って大きくなる。その子のマダニは直径1センチもの大きさに膨れていたんだとか。ヒィィィ ((((;゚;Д;゚)))

 

ただ血を吸うだけならまだいい(いや、よくないけど)このマダニの恐ろしい所は、奴らが媒介する致死率の高い感染症だ。

 

蚊がマラリアを媒介するように、マダニはライム病や、重症熱性血小板現象症候群(SFTS)という感染症の原因となる菌を保有していることがある。

 

ライム病の菌を保有するマダニに噛まれると、傷口近くから赤い斑点が現れ、全身の倦怠感、寒気、頭痛、嘔吐、発熱、関節痛などの症状がでる。この症状が長期~生涯続く可能性があり、オハイオの女の子もライム病に感染して関節痛等はしばらく続くという。

 

重症熱性血小板現象症候群(SFTS)は、昔から日本にあったとされる病気で、最近マダニが媒介して発症すると解明された。

高齢者の致死率が高く、その確率は10-30%!!!

 

怖いよ!マダニ!

 

対策としては、草むらに行かないとか、鹿の多い地域に行かないとか(ライム病はシカやネズミが保菌動物なので)、肌を出さないとか、とにかく、噛まれないようにするというのが一番。

虫よけスプレーも有効。でも必ずマダニにも効くものを使う事。

 

動物を飼っている場合は、マダニ用の首輪をつけてあげるのも効果的。

 

そして、外出先から帰ってきたら、まず体にマダニがついていないか確認。(これ大事!)

温かくて湿ったところを好むマダニは、脇の下とか股とか胸の谷間とかに潜んでいる可能性が高いらしい。

特に、頭は見過ごしがちなので、子供の頭はくまなくしっかりと見てあげよう。

 

私たちは、森の中を歩き回った日の午後お風呂に入ったときに息子の体にマダニがついているのを発見。

慌てて取って、火であぶって殺す。(マダニは火であぶるのが一番と言われた)

 

その後自分たちの体を調べてみたら、股のとこに黒い点が。

 

あれ、こんなとこにほくろなんかあったかな~?と思ってちょっと触ってみたら動いた!マダニだ!!

 

幸い、どれも噛みつく前でちょっとひっかいたら取れたんだけど、その日は合計4匹のマダニを発見。その夜はちょっと体がムズ痒く感じるたびに「マダニか!!」と思って眠れなかった。。。

 

その後、すっかりマダニの恐怖で外に出られなくなった私たち。

 

そこに住む東海岸で生まれ育った友達は慣れたもんで、

マダニを見つけたら捕まえて殺せばいいんだよ。そんな心配しなくても大丈夫。

と言う。

 

実際、マダニに噛まれても病原菌を持っていることの方が少ないし、噛まれてから48時間以内に取れば感染はしないらしいのだけど、病気とかなくても一週間とか噛みつかれてたら嫌だし!!

 

自分の血を吸って1センチにも膨れ上がったマダニとか見たら卒倒するわ!

 

どういうわけかそれ以来マダニにお目にかかることもなく、季節は秋へと移り変わっていく。

もう、夏に東側には絶対に来ないぞ、と心に誓った2017夏でした。

 

 

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