コネティカット州でメリーゴーランドと七面鳥の歴史を学ぼう

アメリカ【USA】

 

 

ロードアイランドからNYCまで車でたったの3時間だというのに、感謝祭まで二週間以上も時間を持て余していた私たちはその間になにか面白いものがないか探すのに必死だった。

 

ロードアイランド州とニューヨーク州の間にどしりとその身を横たえているのがコネティカット州(Connecticut)。そのつづりだけを見るとコネクティカットと言ってしまいそうだけど、真ん中のCは発音しないのでコネティカット。コネクティカットと発音したほうが響きがいいのになぁ。まあ、そんなことはどうでもいいけど。

 

ボストンで再会した友達の彼氏がコネティカット州出身だったので、どこかお勧めの場所はないか聞いてみたら、

いや~、はっきり言ってなんにもないよ~。

と、身も蓋もない返事が返ってきた。

 

そうか、ないのかー。

 

それにしたってなんかあるだろうよ!と、文明の利器インターネットを駆使して検索したところ、コネティカットの州都・ハートフォードには、アメリカで初めて大統領から恩恵を受けた七面鳥の像があるらしい。

 

な、なんだそれは・・・!!

 

アメリカでは感謝祭に七面鳥の丸焼きを食べるのが慣わしになっていて毎年たくさんの哀れな七面鳥たちが人間様の胃袋に納められるのだけど、その中に大統領からの「恩恵」を受ける七面鳥がいるというのだ。

 

アメリカに6年も住んでいるというのに全くの初耳だったこの行事。

ものすごく気になったので行ってみることにした。

 

ハートフォードのリバーサイドパーク(Riverside Park)にその像はあるという。

一見、何の変哲もない公園。。。

ネットで集めた情報を頼りに川沿いを歩いて行くと、スカルプチャーウォークというサインが見えてきた。

お、なんか像がありそうな感じ。ちょっと期待が高まる。

 

もう少し歩いて行くと何やら小さ目の像がそこに。お、まさか、これが・・・!

 

七面鳥の像!!!!

これ・・・?

 

なんか思ってたのと違ったなぁ。もっとリアリティー溢れる像だと思ったんだけど。

とか思いながら下の説明を読んでみると、

 

16代目大統領のエイブラハム・リンカーンは、8歳の時に初めて銃で七面鳥を撃ち殺したことが心に引っかかっていた。それがトラウマとなったかどうかは定かではないが、晩餐のテーブルに乗るはずだった七面鳥を可愛がりジャックと名付けたリンカーンの息子が、父親がミーティング中にもかかわらず部屋に飛び込み泣きながらその命を乞うたとき、リンカーンは大統領直々の手書きの「恩恵」レターをしたためた。息子はすぐにそれを料理長のもとへ届け、大事な七面鳥の命は守られたのだ。

 

これが、アメリカで一番初めに大統領から恩恵を受けた七面鳥の物語。

 

どんだけ公私混同か!!

 

まあでも、可愛らしい話でちょこっと心が温かくなったわ。

一応セルフィーでもとっておこうかな。と。

その後、この「七面鳥への恩恵」は100年以上も葬られていたが、1989年、ジョージ・ブッシュが大統領の時にセレモニー化してからなんとなく定着して今に至るそう。しかも、すべての大統領がこの行事を行うわけでもなく、なんとも適当なところがアメリカらしい。

 

こういう小話ほんとに大好きだわー。来てよかった。。。

 

そして、まだまだ時間が余っていたのでハートフォードから車で20分くらいのところにある「New England Carousel Museum」というメリーゴーランドのミュージアムに行ってみた。

子供向けのイベントをやっていたので息子にちょうどいいかなーと思って、たいして期待もせずに行ったんだけど、ここ、大人もめちゃくちゃ楽しめる充実の内容!

 

メリーゴーランドについてなんて深く考えたこともなかったけど、その歴史はなかなか古く、興味深い。

しかも、ここのスタッフときたらみんなめちゃくちゃフレンドリーで優しくて、しかもそのメリーゴーランドについての知識が素晴らしい!!(そりゃあたりまえだけど)

スタッフの話を聞きながら「へぇ~」とか「ほぉぉ~」とか言って感心しているのはみんな大人で、子供たちはその辺にある触れるおもちゃで遊んでいたけど。

ミュージアムの入り口にある二頭の馬はナデナデしていいらしい。他の馬は触ってはいけない。

今は遊園地になくてはならない子供に大人気なメリーゴーランドは、実は昔は騎士が馬術の練習をするために生み出されたもので、女・子供の乗りものではなかったらしい。

そのうちメリーゴーランドが娯楽として取り入られるようになった時にやっと女性も乗れるようになったんだけど、当時はみんな長いスカートを履いていたので馬に跨るなんてことはもってのほかで、女子はみんなワゴンに乗っていたんだとか。

初期のころのメリーゴーランドは人が頑張ってまわしていたんだけど、そのうち原動力は、なんと、馬に!!

なにそれ!木馬を動かすのに本物の馬を使うなんてなんか矛盾!

その後、蒸気機関が発明されて本物の馬たちは解放されたらしい。

はじめは木馬だけだった乗り物も、次第に職人たちが凝りだして猫とかウサギとかイルカとか、はたまた半魚馬やドラゴンが出てくるように。作り手によってスタイルがあるので見る人が見ると「あぁ、これはOOの作品だね」と、わかるらしい。それがわかるようになったらかなりの通だね!

 

館内には子供たちが触れるメリーゴーランドに関連したおもちゃがいくつも並んでいる。

こんなリアルなライオンも。

メリーゴーランドの動物には表側と裏側があって、まわるときに外側をになる方に丁寧な装飾が施されるんだとか。

まわる方向にもいろいろあって、上から見て右回りをするのがイギリス、左回りをするのが北アメリカとヨーロッパ本土となっている。

ということは、このライオンは北アメリカ・ヨーロッパのもの。

馬のお腹は空洞になっていて、ここからコインだとか蜂の巣だとかクリーニングレイディの身分証だとかが見つかったりしたんだって。

鳥を捕まえた猫とか。

$2000でこの木馬が買えちゃいます。うぅ~ん、かわいい。

もちろん、館内には小さなメリーゴーランドもある。結局3回乗りました。

ここには、消防についての歴史を展示したMuseum of Fire Historyも併設。メリーゴーランドほどの威力はないものの地味におもしろい。

ここに集められた昔の消防器具たちはある男性が個人で集めていたもので、彼が亡くなってからこの膨大な量のコレクションの扱いに困った奥さんが寄付してくれたんだとか。

こんなもんばっかり集める人がいるんだねー。

お約束すぎるw

なんかステキな広間になっていたのでダンスする父と息子。

え、普通奥さんを誘うものでは・・・?(誘われてもたぶん踊らないけど)

さて、帰る前のシメにこの怪しげなおばあさんに運勢を聞いてみることに。

50セントを入れると、玉が光っておばあさんの腕が上下する。

ヒィィィィィ、こわいこわい!!!動きが怖い!!顔も怖い!

でも、運勢の書いた紙きれは出てこなかった。

通りがかったスタッフに聞いてみたら、あぁ、それ壊れてるんだよねー。前もお客さんから「なんにも起こらない」って文句言われちゃって~。と。

いやいやいや、じゃあ、張り紙なりなんなりしておこうよ。

 

いや、でも光ったり動いたりはしたよ。って言ったら、

えっ!それ、動くのなんて見たことないよ!あなたたち、ラッキーだったのねえ!

と言われ、また、いやいやいや、嘘でしょ~!と突っ込みたくなる。

 

でもなんか薄気味悪いので早々とミュージアムを後にする小心者の私たちであった。

 

ちなみに、展示のところに「動物たちに餌を上げたり写真を撮ったりしないでね」って書いてあったのでスタッフの1人に聞いたら、あ~気にしないでどんどん写真撮ってもいいですよ~。と言われた。何のためのサインなんだ!やっぱり適当すぎる!

 

こんな、ツッコみどころ満載のコネティカット。全くなんにもないという事はなかったが、観光というには地味すぎだな。

さて、次はいよいよニューヨークへ!

 

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