みなさんこんばんは。キャンプが恋しい放浪家族です。
夏に向けて人気急上昇中のバンライフ。
週末は家族で車内泊×キャンプ♪
というひとも多いのではないのでしょうか。
私たち家族は、2017年の春、息子がまだ1歳になったばかりの時にアメリカで車内泊生活、いわゆるバンライフを始めました。
もともと、バンライフの計画をたてていたところで妊娠がわかり、初産で高齢出産ギリギリの私は旅を強行することはできず、出発を2年延期することに…。
(バンライファーの中には妊娠中も旅を続けている強者がいますけどね)
詳しくはコチラ
そして2017年、息子が1歳になって、晴れてバンライフをスタートさせた私たちですが…
はじめは不安だらけでした。
子供が病気になった時にかかりつけの病院がないこととか、
そもそも保険がないこととか、(おい!)
バンの中でちゃんと寝てくれるのかなとか、
お友達が周りにいなかったら孤独な子供になっちゃうんじゃないかなとか。
とにかく数えきれないくらいの心配事がありました。
小さな子供がいると、キャンプも車内泊も旅も心配事がいっぱい。
そこで今日は、これから子供と一緒にバンライフを始めたいな、と思っているあなたの背中をちょこっと押してあげられたらいいなという願いを込めて、家族バンライフについての疑問を解決していきたいと思います。
バンライフとはなんぞや?はコチラ
子連れで車内泊って実際どうなの?経験者が語るバンライフのすべて
欧米でいま最も注目されているライフスタイル、バンライフ。
私たちも、実際にロードトリップの途中でたくさんのバンライファ―に出会いました。
しかし、バンライファ―の多くは、ソロか子無しのカップルか定年した夫婦。
子連れで長期の旅をしている人はあまり多くありません。
そこで、子連れでバンライフに出発する前に私たちが悩んだこと、バンライフを始めてから周りの人に聞かれたことをまとめてみました。
そもそも子連れでもバンライフって可能なの?
子供がいるとただでさえいろいろ大変なのに、車内なんて狭い空間で生活していたら気が狂いそう!
私もはじめはそう思っていました。
でも、実際に暮らしてみると「家」が「バン」になっただけで、生活はそんなに変化ありません。
どちらかというと、メリットの方が大きいような気さえします。
例えば、
- 子供が汚してもお漏らししても着替えが絶対ある
- 外出先でのおむつ替えが楽
- お腹がすいてぐずっても、なにかしら食べ物がある
- バンが狭いのでおもちゃが増えない・片付けが楽
- 毎日がキャンプなので健康的に育つ
などなど、わりといい事が多いでしょ?
必要なものがすべてバンの中にそろっているので、どこかに行って「あ、あれ忘れた!」ということが絶対にありません。
それに、基本的にアウトドア派になるので子供も野生的に育っていきます。
バンの住み心地は?狭くない?
もちろん狭いです!(笑)
旦那が190センチの巨漢に加え、幼児が1人。狭すぎます。
でも、ドアをあければ外は全部自分の庭みたいなもの。
おうち大好きっ子な息子ですが、バンが狭いのでいやでも外で遊ぶことになってとても健康的です。
常に整理整頓が行き届くし、物が増えない。お掃除も最小限で済むのがいいところ。
住み心地は、バンの大きさや種類によりますね。
大き目のキャンパーを買えば住み心地はいいけれど行ける場所が限られるし、小さなバンを買えば小回りはきくけど持ち物の制限が付きます。
私たちのバナゴンは、旅をするのにはちょうどいいサイズでしたが、家族3人で暮らすには狭すぎでした。
我が家は添い寝をしないので息子を1階に寝かせて私たちは2階ベッドで寝ていましたが、夜は親の居場所がなくて辛かったです。
南米ロードトリップには、ほんの少し大きめのバンを買って、息子のベッドを2階にしたいです。
☟UPDATE: 新しいバン買いました!

夫婦でずっと同じ狭い空間にいて、殴り合いのケンカにならない?
なります。
いや、さすがに殴り合ったことはないですが、最後の5か月くらいはフルタイムでバンに住んでいたので、数週間に一回はケンカしてましたね。
なんでこんなとこにビールの瓶置いとくんだよ!みたいなw
でもケンカしても寝る場所はひとつしかないので、なんとか毎回仲直りしてました。
息子が変な発言をして和むということもよくあります。
こんなとき子供と旅してて良かったなーって思いますね。
トイレやシャワーはどうしているの?
ただ今絶賛トイレトレーニング中☆の息子は、トイトレ用おまるを使っています。
立って用を足せるようになったら楽だろうな~。
お風呂は、息子のみシャワーがない時はバケツにお湯を張って入っていました。
絶景露天風呂ですよ。
4歳の今はちょっとバケツが小さくなってきましたが…。
大人は、キャンプ場にシャワーがある場合はそこで使います。
ない時はバケツにお湯を張ってザーッと体を流したり、川に飛び込んだり。
アメリカには温泉がでるところが結構あるので、無料の露天風呂を楽しんだりもしていました。
ちなみに、この旅でシャワーに入らなかったのは最長8日間です。(4日過ぎたあたりから臭います)
ワイルドキャンプをしているときは、大自然がおトイレです。
絶景を見ながら用を足すなんて、キャンプの醍醐味ではないでしょうか(そうか?)
翌日が移動の場合は、朝から出発してガソリンスタンドに寄って用を足したりもします。
アメリカは、フリーフェイにはたいていレストエリアがあるし、大型のスーパーにもトイレがあります。

中南米のトイレ事情がよくわからないので、次のバンには携帯トイレを設置しようと思っています。
子供の教育はどうするの?社会になじめない子にならないか不安。
ぶっちゃけ私も不安です。(笑)
私たちは、街を通るときは図書館の読み聞かせに参加したり公園に行ったりしてなるべく他の子供と触れ合う機会を作るようにしていました。
今のところ、人見知りもしない変顔大好きの普通の3歳児に育っています。
子連れで旅をしている人はほとんどがホームスクーリングをしているようで、私たちもその予定です。
小学校入学までとなればやることは限られてくるし、そこの心配はあまりしていません。
ただ、英語と日本語で教えなければいけない事がたくさんあるというのに、中南米に行ったらスペイン語まで覚えなければいけないので親の私たちがちょっと不安・・・。
収入は?どうやってお金を稼いでいるの?
私たちは、フリーランスで翻訳の仕事をしてます。
仕事が入ってきたら1週間くらい旅を休憩して、仕事が終わったら旅に戻るを繰り返しています。
最近出会ったバンライファーは、アプリを製作してそこから収入を得ていると言っていました。
無労働収入・・・。うらやましすぎる。
毎日キャンプしてるの?
月に20日間くらいです。
仕事が入ったときや、天候が悪い時、あと体調の悪い時なんかにAirbnbとかホテルをうまく使い分けています。
収入があるのであまり切り詰める必要がないのがノマドバンライフのいいところです!
ご飯はどうするの?毎日外食じゃ子供の栄養が心配。
ほとんど毎日自炊です。
バンライフをしている人は、たいていバンで調理ができるようセットアップをしています。
バナゴンにもキッチンが付いているので、外食はめったにしませんでした。
バンで暮らしていて危ない目にあったことはないの?
天気の読みを間違って死ぬかと思った!みたいなことはありました。
嵐の時は素直にホテルをとることを絶対にお勧めします。
盗難とかには一度もあったことはありません。中南米でもなにごとも起こらないことを祈ります。
左ハンドルで運転するのが不安。こんな私でも大丈夫?
大丈夫でしょう。
私は、20歳の時に免許を取ってから15年ほどペーパードライバーとして生きてきました。
車社会のアメリカで、7年間免許を取らずにいたほど、運転が嫌いでした。
そんな私が、バンライフを機にアメリカ運転デビューを果たし、今では高速道路や小さい町を運転しています。
なので、日本で普通に運転できているアナタなら大丈夫。
しばらく、ウィンカーとワイパーを間違えることは必至ですが、左ハンドルはそのうち慣れます。
間違えて左車線に入らないようにだけ気を付けましょう。(私は日本で何度かやりましたけど)
どれぐらいの期間バンライフをする予定なの?
息子が小学校に入るまでの予定です。
あと3年くらい旅したら私たちの旅熱も落ち着くんじゃないかなーと思うのですが、どうでしょう。
アメリカで車を買うなんて面倒くさそう。それでもバンライフはできるの?
短期間であれば、借りちゃいましょう。
キャンパーバンはレンタルすることが可能なので、車を買って自分でカスタムするよりも安上がりで断然お勧め。
保険はどうしているの?怪我や病気の時は?
私たちは、この保険大国アメリカでまさかの無保険です。
始めは住んでいたワシントン州で保険に入っていたのですが、他の州にいるときにその保険は使えないということに気づき保険を解約しました。
アメリカは保険制度が複雑で、保険の解約にもひと悶着あったのですがそれはまた別の機会に書きたいと思います。
アメリカで保険に入っていないという事は、なにかあったときの治療費はすべて実費。
大きなケガや病気をするということは自己破産の危機を意味します。
幸い、現在のところ息子も健康体で慎重派なので大きなケガもせずに済みましたが。
早く海外旅行保険を買ってアメリカを脱出したい。切実に。。。
息子が1歳になるのを待って出発したのも、無料で受けられる必須の予防接種をすべて受けさせる必要があったからです。
最後に
私たちは、息子を連れていろんな所へ旅行していますが、その中でも車の旅が一番気に入っています。
キャンパーには常に必要なものがそろっているし、子供の状態に合わせた旅をすることができるからです。
息子も、毎日のように大自然に放り出されてたくましく好奇心旺盛に育っています。
子供が一緒だと、旅行に出かけるのもおっくうになりがちですが、そんな時はロードトリップを計画しちゃいましょう。
他にバンライフの質問・疑問などがあったらどしどしご連絡ください!
それでは!
Comments
はじめまして!
ミチトライフというブログをやっているちあきと申します!
昨日からハイエースのスーパロングバンでバンライフを始めました(^^)
たまたまブログを見ることができたのですが、直感的に連絡したいと思ってコメントしました!
まだ子供はいないのですが、
子連れバンライフに憧れています。
アメリカに比べて日本はバンライフのしにくさを感じるのですが、これからやってみて、早いうちにアメリカも回ってみたいです(^^)
バナゴンかわいいですねー!
しかし、やはり故障がすごい…。
次のバンライフの記事も楽しみです。
翻訳の仕事素敵ですね!
私たちはまだノマドでやっていけるようやり始めたところなので、海外でもバンライフできるように進めていきます!
また遊びにきます(^^)
こんにちは、コメントありがとうございます!
日本でもバンライフはじめる人が増えてて嬉しい限りです~!私たちも南米の旅が終わったら日本一周の予定です^^そしたらどこかで出会えるかもしれないですね^^(そのころちあきさん達は海外にいたりして)
バナゴン、可愛いですよ~。北アメリカだけならバナゴンで旅を続けたかったんですけど、やっぱり南米で故障が怖いので乗り換えちゃいました。今のバンもかなり気に入ってますけどね。ハイエースもこっちでもたまにみますよ。あとデリカとか。
ほんと、北アメリカはバンライフ向きでおすすめですよ~!ぜひぜひいつかまわってみてください!
ミチトライフ、運営しっかりされてるみたいですごいです。私たちは最近なまけてほったらかしでした・・・。日本のバンライフ事情は全くわからないので、どんどん発信よろしくおねがいしま~す。
なにか質問とかあったら、よかったらインスタからコンタクトしてくださいね。