【メキシコ】テキーラ発祥の地はテキーラ市じゃない!?テキーラの歴史と作り方を学ぶ!

メキシコ【Mexico】

 

知っていましたか?

メキシコで生まれたお酒、テキーラの生産地の名前が、テキーラだということを。

 

そんな安直すぎる名前でいいんかい!!

 

と突っ込みたくなってしまいますが、もともとテキーラという町があって、そこからお酒のテキーラの名前が付けられたのです。

 

ハードリカーはそんなに飲まない私たちですが、テキーラという名前の町があるというなら行かないわけにはいきません。

 

さあTEQUILAへ!!!

 

 

テキーラの生産地テキーラとその歴史について学ぼう

 

テキーラ、正しくはサンチアゴ・デ・テキーラ(Santiago de Tequila) は、メキシコのハリスコ州にある小さな町です。

 

もともとこの地に住んでいた原住民は、テキーラの原材料であるブルーアガベを使って甘味やメスカル(Mezcal)という発酵酒を作っていました。

 

そこにやってきたスペインからの侵略者が蒸留のテクニックを持ち込み、メスカルを現在のテキーラに変貌させたわけです。

 

1873年、それまでメスカルワインと呼ばれていた飲み物はハリスコ州によってテキーラと名付けられ、その名前は1974年からメキシコ政府によって守られています。

 

テキーラ製造についての歴史や文化に価値があるということで、テキーラ市とその周辺のアガベ農園は世界遺産にも登録されているんですよ!

 

中には2000年以上もブルーアガベを栽培しているエリアもあるというんだからほんとに長い歴史ですね。

 

テキーラがテキーラであるために

 

テキーラはメキシコでしか製造することができません。

それはどうしてでしょうか?

 

フランスのシャンパーニュ=アルデンヌ地域圏で生産されたブドウのみを使って作られたものだけをシャンパンと呼べるように、テキーラもメキシコの指定5州(タマウリパス・ハリスコ・テキーラ・ミチョアカン・グアナファト・ナヤリ)で蒸留されたものだけをテキーラと呼べるのです。

 

さらに、

  • テキーラの原材料のこの指定5州で生産されたブルーアガベ(アガベアスール)を使用し、製造されていること。
  • 2回以上蒸留されていること。
  • 水以外の添加物は1%以下であること。
  • アルコール度数が35~55%であること。
  • 糖分の51%以上がブルーアガベであること。

 

などなどいろんな規定があるんですね~!

 

ちなみに、不純物(サトウキビの糖蜜やショ糖、ブドウ糖、トウモロコシなど他の天然由来の糖分)が一切入らないブルーアガベ100%のテキーラはプレミアムテキーラと呼ばれて愛好家に親しまれています。

 

 

テキーラの生産地だけあって、テキーラ関連のお土産物がずらりと並ぶダウンタウンテキーラ。

当然ですが観光地としても人気のようです。

 

樽の形をしたバスや、こんなチリペッパーのバスが並ぶメイン広場

 

しかし、私たちのお目当ては、テキーラの蒸留所見学!

 

テキーラ市内や周辺にも大きな工場がたくさんあって見学や試飲ができるようなんだけど、私たちはあえてテキーラからちょっと離れた小さめの蒸留所を選択。

 

なぜかというと、有名どころは観光バスがやってくるので混んでるのと、料金が高いから。(貧乏トラベラーの宿命です)

 

じゃなくて、小さな蒸留所をサポートしたいから!

 

テキーラ蒸留所・トレス・ムヘレス(Tequila Tres Mujeres)でテキーラツアー

 

トレス・ムヘレス(Tres Mujeres)はテキーラ市内から車で20分ほど東に走ったところにあります。

メキシコ2番目の大都市、グアダラハラからも車で30分程度と、アクセスがとても良い。

 

 

グアダラハラの記事はコチラです

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このトレス・ムヘレスという名前、英語でいうとThree womenという意味です。

 

オーナーには3人の娘さんがいることからつけられたそう。そのうち2人はテキーラ事業に関わっているんだって。

 

さて、スペイン語がさっぱりの私たち。

どれくらいツアー内容が理解できるか心配していたら、申し込みをしたときに英語を話せるガイドさんを連れて来てくれました。

 

ツアー料金はひとり30ペソと、テキーラ市内にある他の蒸留所と比べてかなりお手頃価格になっております。

 

ここ、トレス・ムヘレスは100パーセントオーガニックで昔からの製法にこだわるテキーラ蒸留所。

大きな工場では、テキーラに色味を足したりフレーバーを付けたり化学物質を入れたりするところもあるそうで、こだわり続けている蒸留所は減ってきているんだとか。

 

ここで、テキーラの作り方をざっくり見ていきましょう。

 

まず、テキーラの原材料はブルーアガベです。

 

「今日から俺は」の伊藤ちゃんの頭みたいのがブルーアガベ。

 

ブルーアガベの地中に埋まっている部分が、パイナップルに似ていることから「Pinaピニャ」と呼ばれていて、そこがテキーラ製造に使われるのです。

 

アガベは多肉植物で成長が遅いので、テキーラに使われるまで最低でも5~7年は必要。

 

長く成長したピニャは甘さを増すことから、10年以上育てられたアガベで作るテキーラは最高級品として知られているそうです。

 

この熟成したピニャを、この白い建物の中で加熱して蒸します。

 

 

蒸したピニャから搾汁したアガベジュースを発酵させてから下のような場所で蒸留します。

 

 

搾汁の終わったピニャ

 

 

ここには、馬を動力にして使う昔ながらの石臼も展示してありました。

今でも使うことがあるそうですよ!

 

 

蒸留後、そのまま瓶詰めされるものと樽に入れられて熟成するものがあり、何に使われていた樽で熟成するかによってそのテキーラの風味も変わってくるそうです。

 

 

トレス・ムヘレスには、地下洞窟になっているセラーがあって、そこでテキーラが熟成されています。この中は結構暗いので足元に注意!!

 

 

洞窟のツアーの中盤で突然聞こえてくるベートーベン。

何かと思ったら、樽に入ったテキーラに聞かせるものなんだって。

なんでも、音楽を聞かせるとテキーラの分子にいい影響を与えると提唱した日本人の科学者がいたそうです。

 

そして、この洞窟内にあるバーで、テキーラの試飲をします。

 

 

ガイドのお姉さんが持ってきてくれたのは4種類のテキーラ。

 

Blanco

透明なテキーラ。樽に入れず、すぐにボトル詰めされたもの。

色の通り味もクリアで癖がなく、カクテルなどに良さそう。

 

Reposado

1年ほど樽に入れて寝かせたもの。

テキーラの黄金色が美しい。味に複雑みが出て樽のにおいがほんのりと香ります。

 

Anejo

1年以上樽に入れて寝かせたもの。

色が濃い目になり、味も香りもより深みが増します。

 

Extra Anejo

何年も樽に入れて寝かせたもの。

カラメルのような色になって、味にかなり樽の影響が出ていました。

 

樽に入れて寝かせたものは当然その樽が以前何に使われていたかが影響するので、カナディアンウイスキーやワインの樽などで仕上がりが全然違ってくるそうです。

 

 

「テキーラ」と聞くと、たいてい塩を舐めてショットをあおり、カットライムで締める。という飲み方を想像するかと思いますが、実は純ブルーアガベのプレミアムテキーラはストレートで味わいながら飲むのが一般的。

 

一応、サンプルと一緒にライムと塩を用意してくれますが、ガイドさんに教わった方法でストレートのテキーラの味わってみると、ほんと、ライムなんて必要ないと気が付きます。

 

いいお酒はそのままがおいしい!!!

 

ちなみに、不純物の入っていないテキーラはいくら飲んでも次の日に二日酔いにはならないそうですよ。

 

私たちは運転があるので試飲もほんの一口ずつだけにしておきましたが、ツアーバスで来ている人たちはショットグラスになみなみ入ったテキーラをグイグイ飲んでいました。。。でも二日酔いにならないならいいよね!

 

この日、子供連れで来ている人はいませんでしたが、子供は無料でツアーに参加できます。

 

テキーラのツアーなんて息子にはつまらなくて飽きるかな~と思ったけど、結構移動が多いし、アンダーグラウンドに入ったりするしちょっとした冒険みたいで楽しかったようです。

 

テキーラ飲むのはまだまだ先だけどね。

 

 

メキシコでほろ酔いテキーラツアーを楽しもう!

 

今回私たちがテキーラツアーに来たトレス・ムヘレスがあるのはハリスコ州のアマティタン。

 

ガイドさんの話によると、実際に初めてテキーラが作られたのは(発祥の地は)テキーラ市ではなくこのアマティタンであったそうです。

 

まあ、テキーラのもとになったメスカルはこの地域で広く作られていたわけですから、テキーラが本当はどこで最初に作られたかというのを証明するのは難しいかもしれませんね。

 

さて、ほろ酔いの私たちが次に向かうのは、メキシコ第二の大都市、グアダラハラです!!

 

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