【メキシコ】旅人が沈没する町、サン・クリストバル・デ・ラス・カサスに住んでみた

メキシコ【Mexico】

 

コロナ禍で何にも開いていないオアハカから逃げるようにやってきたのはここ、チアパス州のサン・クリストバル・デ・ラス・カサス。

 

町の名前長っ!覚えられね!

 

と思った方、ご安心を。日本人には「サンクリ」の愛称で親しまれております。

 

すんごい山奥にあるくせに、サンクリに行ったことのある人がみな口をそろえて「絶対行ったほうが良い!」というので気になって来てみたら・・・

 

結論:超・いい町だった。

 

というわけで、沈没する旅人が後をたたないくらい居心地のいい町、サン・クリストバル・デ・ラス・カサスの魅力と見どころを2か月沈没した住んでみた私がお伝えしたいと思います。

 

みんなに愛される超絶かわいいサンクリってどんなところ?

 

サン・クリストバル・デ・ラス・カサス(サンクリ)は、メキシコのチアパス州にある山に囲まれた小さな町です。

 

 

2003年、チアパス州で初めてプエブロ・マヒコ(Pueblo Magicos)に選出され、

さらに2010年にはプエブロ・マヒコの中でも「特にマジカル☆」と大統領に言わせた町なのです。(星を付けたかは知らんが)

 

プエブロ・マヒコ (Pueblo Magicos):メキシコ政府観光局が観光促進の為に設立したプログラムで、国内から魔法のように魅惑的な自治体を毎年選出している。選出基準には美しい自然、豊かな文化遺産、歴史的な重要度などがあり、今もそこで人々が生活を営んでいる場所であることが重要である。

 

そんなサンクリの魅力は、やはりスペイン統治時代の美しい建築物。

 

 

ソカロに君臨する黄色がかわいらしい大聖堂や、石畳の遊歩道、カラフルなペイントが映える白を基調とした建物たち。

 

かわいい要素しかない!

 

メキシコってなんでこんな素敵な町が多いんだ…!

 

スペイン統治時代の街並みがかわいい街といえば、同じくプエブロ・マヒコに選ばれているグアナファト州のサン・ミゲル・デ・アジェンデも有名です。

 

 

いつかメキシコに移住したらサンミゲルに住みたい!と思ったんだけど、サンクリに住んでみたら居心地がいいのなんのって…。

 

うっかりここに住み着いてしまう人の気持ちがほんっとわかる!

 

さらに、サンクリの街は標高2100メートルに位置しており、その地形から、夏も冬も寒暖差が少なく過ごしやすいことで知られています。

 

夏でも夜は長袖が必要になるくらいの気温で、9月と10月の2か月をここで過ごしたけどむしろちょっと寒すぎるくらい。

 

サンクリ滞在中は、季節問わず羽織るものを一枚持って出かけましょう。

 

サン・クリストバル・デ・ラス・カサスの歴史

 

スペインから侵略を受け1528年にスペインの軍事拠点として設立されたサン・クリストバル・デ・ラス・カサス。(当時は違う名称でした)

 

侵略者による虐殺や過酷な労働、またヨーロッパから持ち込まれた伝染病によって多くの先住民の命が奪われ、激しい戦いも続いていました。

 

そんな中、スペインが新大陸への侵略を始めた初期から司祭として中米に渡っていたバルトロメ・デ・ラス・カサス(Bartolomé de las Casas) は、先住民の不当な扱いを目の当たりにして苦悩します。

 

聖書の教えを大切にしていたラス・カサスは、所有していた先住民奴隷を開放、さらに、先住民への虐待を中止するように王室に提案したりと、積極的に先住民保護の活動を開始。

 

先住民の保護を訴え続けたラス・カサスは、その勇気と実績を評価されサンクリの名前となって後世に名を残すことになったのです。

 

もともとグアテマラの一部だった現在のチアパス州は、中米が併合したことでメキシコに仲間入り。

サンクリは1800年代にチアパスの州都として認定されましたが、現在は隣町のトゥストラ・グティエレス(Tuxtla Gutiérrez)がチアパスの州都になっています。

 

今も多くのマヤ先住民が住むサンクリとその周辺地域は重要な文化の中心地として注目されており世界中から多くの人が集まって来るんです。

 

カラフルなサンクリのかわいい教会巡り

 

とにかく建物や街並みがキュートなサンクリの見どころは、その教会たち。

 

街中に歩ける範囲で散らばるいくつもの教会は、お散歩がてらまわるのにちょうどいい目的地となります。

 

サンクリストバル大聖堂(Cathedral of San Cristobal)

 

まずはソカロに建つ、黄色が目印の大聖堂。

大きな十字架の下は、観光客や地元住民の憩いの場になっています。

 

 

大聖堂正面のプラザでは民芸品を売る人たちで大賑わい。

夜になると周辺の歩行者道もパフォーマーが現れたりして活気だちますよ!

 

グアダルーペ教会 (Guadalupe Church)

 

歩行者天国になっているグアダルーペ通りをまっすぐ歩いて行くと見えてくるグアダルーペ教会。(写真では奥の方すぎて見えませんが)

 

この周辺は外国人が多く住んでいるらしく、おしゃれなカフェやお店がたくさんあります。

 

グアダルーペ通りをのんびりとお散歩しながら訪れたい教会ですね。

 

サンクリストバル教会(Church of San Cristobalito)

 

サンクリのはずれにあるのがここ、サンクリストバル教会。

 

心臓破りの坂と言われた(かどうかは知らんが)足腰の強さを試されるような階段を登り切った先にあります。

が、実は裏から車で行くことも可能。

 

頑張って登ってみても木が茂っているので実はあまり眺めはよくないという残念な教会ですが、上の広場には体を鍛えるマシーンがあるので、沈没してなまった体を鍛えなおすのに最適!(なに押し?)

 

サントドミンゴ教会(Santo Domingo in San Cristobal de las Casas)

 

民芸品のマーケットに取り囲まれたサントドミンゴ教会は、1500年代に建てられた美しい教会です。

 

現在も内部の修復が行われていてビニールがかかったままになっていましたが、外側だけでも見る価値あり。

 

おみやげものを買うついでに寄ってみましょう。

 

サンクリで私がおすすめする市場(メルカド)

 

どんな小さな町にも絶対に市場があるメキシコ。

 

市場を覗くとその国がわかると言いますが、ほんとにその通りだなと思います。

 

活気あふれるサンクリのお勧めマーケットをまとめてみました。

 

メルカド・ムニンシパル・ホセ・カスティージョ・ティエレマンス(Mercado Municipal José Castillo Tielemans)

 

サンクリにはいくつか大きな市場があるのですが、その中でも迷路のように大きくていつ行っても人であふれかえっているのがこの市営市場。

 

ここでは、肉類やメキシコ産の野菜や果物はもちろん、ハーブやコーヒー、さらには自転車なんかも売ってます。

 

 

というか、売ってないものあるの?ってくらいなんでも売ってる。

 

魚介類も豊富で、ビーフジャーキーのようなものや、干した魚もありました。

ちなみに、ここで売ってる大きなエビはキロ300円くらい。安~

 

 

魚も果物も見栄え良く並べられていて気持ちがいい。

 

大好物のランブータンも山盛りに売られている。

 

先住民のおばあちゃんが生きたニワトリを売ってたりして、何にも買わなくても楽しいのです。

 

チキンの並べ方がまたすごい。

 

2か月以上滞在していたので、このメルカドにはとってもお世話になりました。

 

メルカドでは珍しいものがたくさんでついつい写真を撮りたくなりますが、写真を嫌がる人もいるので先に撮ってもいいか聞きましょう(私は勝手に撮って何回か怒られました汗)

 

 

オーガニックマーケット(Mercado Agroecológico y Artesanal)

 

欧米からの移住者や「意識の高い」人が集まるサンクリで、毎週水曜日と土曜日に開催されているオーガニックマーケット。

 

オーガニックマーケットとみんな呼んでるけど実際に製品がオーガニックなのかは不明。

 

でも、新鮮野菜や手作りトルティーヤ、肉類がお手頃価格で手に入る(肉は民営のメルカドより信頼できそうな感じ。あくまで印象だけど)ので、我が家も時々利用していました。

 

長期滞在ならチェックしてみる価値ありのマーケットです。

 

 

メルカド・デ・ラ・カリダード・イ・サントドミンゴ(Mercardo de la Caridad y Santo Domingo)

 

こちらは、お土産物を買うのにぴったりの民芸品市場。

 

テントの張り巡らされたサントドミンゴ教会の敷地内は、色とりどりの刺繡をほどこされた民芸品であふれています。

 

 

もちろん普段使いできそうなポーチやドレス、かわいい刺繍のTシャツなど、自分へのおみやげも欲しくなっちゃいます。

 

チアパス州で特産のアンバー(琥珀)製品もたくさん売っているので、お気に入りが見つかるまで何度も訪れたいメルカドです。

 

 

メルカド・デ・ドルセ(Mercado de Dulces y Artesanías Ámbar)

 

メキシコのスイーツを堪能したければ、このスイーツマーケット。

 

といっても、スイーツを売っているのはごく一部で他は衣料や小物が売っています。

 

しかし、はちみつや砂糖がたっぷり使われているであろうお菓子の山には蜂がブンブン群がっていて怖いくらい。

 

それだけでもう買う気がそがれる…。

 

サンクリで観光客気分を味わうなら

 

メルカド・デ・ドルセの近くにはサンクリを一周してくれる電車型の乗り物がありました。

 

運賃はひとり50ペソ。

 

電車型だったので息子が喜ぶと思って乗ったら、結構本気のツアーで、途中で息子は飽きちゃった。

スペイン語オンリーなので私もほとんど理解できず。(勉強しろ)

 

サンクリの街を一回りして主要な観光スポットをまわってくれるので、初めてサンクリを訪れる人にお勧めです。

 

メキシコのパンに飽きたら行きたいサンクリのパン屋さん

 

パン好きな私にとって何が不満かって、メキシコの甘すぎるパン。

どれも形が違うだけで味が一緒なのも悲しいところ。

 

欧米からの移住者が多いサンクリには、そんな私の舌とお腹を満足させるパン屋さんがいくつかあるのでご紹介します。

 

Oh La La! Pasteleria

 

日本っぽいケーキが食べたかったらここ!

 

フランス人が実質経営しているという、Oh Lala!のショーケースには宝石のように美しいケーキがいくつも並びます。

 

それも、本格的なケーキなのに値段が200円程度!やすっ!

 

クロワッサンもちゃんと層になっていてパリパリふんわり。

 

ああ、幸せ…♡

 

サンクリにきたての頃は毎日のように通って店の商品を全種制覇したりもしましたが、2か月いたのでやっぱちょっと飽きました。

 

何事も、やりすぎはよくない。

 

ソカロ周辺に2店舗あります。

 

El Horno Mágico

 

大聖堂の横の道を少し入ったところにひっそりと店を構える、マジックオーブンことエル・オルノ・マヒコ。

 

ここでは普通の切ってないパンや、バゲットが手に入ります。

 

ピザや菓子パンも豊富でおいしいし場所も便利なので、よく息子と買い食いしてました。

 

マジックオーブンも二店舗あります。大聖堂横の方がアクセスが良いのでおすすめ。

 

 

Roots

 

こちらは、マジックオーブンで働いていた人が開いたパン屋さんということでそのパンの種類とお店の感じは似ています。

 

でも、バゲット系はルーツの方が私は好きでした。

 

ちょっと中心からは離れていますが、周辺にはおしゃれなお店がたくさんあるので、散歩がてら足を延ばしてみてはいかがでしょう。

 

店名は違いますがこの辺です☟

 

Xocol-Na Chocolate & Churros

 

パン屋さんではないのですが…私の大好きなチュロス!

 

メキシコのホットチョコレートを飲みながら揚げたてアツアツのチュロスをいただくことができます。

 

え、カロリー凄そう?そんなもん気にしてたらサンクリには住めませんよ。

 

ちなみに、ワンオーダーで6本くらい入ってるので頼みすぎないように気を付けましょう。

 

2~3本だろうと思って普通のとチョコがかかったやつを頼んだらお腹がはちきれそうになりました。(しかもホットチョコレートも頼んだ)

 

 

この店が開くのは夕方5時。メキシコ人にとってチュロスは前菜なのか…?

 

 

お腹がすいたらメニューオブザディ(Menu del Dia)がお得!

 

Menu del Dia は、その日お勧めのメインがコースになったお得なセット。

 

たいてい、レモネードのようなフルーツ水と、スープ、メインディッシュにデザートがついてきます。

 

お店によってはメインの種類も豊富で、しかもこのボリュームで60~100ペソ(約300円から500円)と破格の値段!

 

オアハカやサンクリに来るまであまり目にしなかった(というかただレストランにあまり行かなかったからかもしれないけど)ので、この辺だけなのかな??

 

観光に疲れてお腹がすいたらMenu del Diaのサインを探しましょう。

間違いなくお腹いっぱいになりますよ!

 

サンクリでノマドワーカーにお勧めのインターネットが高速なカフェ

たいてい、ノマドさんはホステルとかWifi環境が整っているところに滞在するかと思いますが、サンクリはインターネットが超絶遅いことが多いです。

 

ネットが遅いとものすごいストレス…。

 

というわけで、サンクリでWifiが早いカフェをご紹介!

 

Amor Negro Café

 

アモール・ネグロは、上で紹介したOh Lala!と同じ建物の2階にあります。

 

コーヒーや生ジュースもおいしいし、軽食もあるのでお腹が空いても安心。

さらに座り心地の良い椅子を使っているので何時間でも仕事ができそう!

 

ただ、コンセントをさすとこがあまりないのが残念なところ。

 

 

Centralita Co-working space

セントラリアは、まさにノマドワーカーのためのコーワーキングスペース!

 

Day Passで95ペソ。

インターネットは当然早いし、コーヒー紅茶は飲み放題!

 

半月、一か月単位でちょっとお得になるコースもあるので、長期滞在の場合はお試しあれ。

 

料金はウェブサイトから確認できます。

 

 

旅に疲れたらサンクリで沈没してみたら?

 

パンデミックで他に行くところがなかったので評判のいいサンクリに来てみたら、うっかり本気で移住しそうになりました。

 

周りに自然も多いしパレンケなどの遺跡もあり、グアテマラの国境も近いのでこの町に長期で住む人が増えるのも納得!

 

ただ、小さなコミュニティーなので長く住むとサンクリの外国人みんなと友達になっちゃいそう…。

 

ひとつの町に長く滞在するとどうしても友達が増えたり行きつけのお店ができたりして、旅に戻りづらくなりますねー。

 

後ろ髪ひかれつつ、ユカタン半島へ向かいます!

 

【おまけ】

☟街並みに合わせてかわいくしてあるバーガーキング。(地元っ子はブルヘルキンと言う笑)

 

同じくプエブロマヒコに選ばれている、グアナファトやサンミゲルデアジェンデにも行ってきました!さすが素敵な町なのでコチラもどうぞ!

 

 

 

 

 

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