【メキシコ】住みたい街ナンバーワン!サン・ミゲル・デ・アジェンデの魅力に迫る

グアナファトにいる間、数人の友達からサンミゲルは行くの?と聞かれました。

サンミゲル?それってどこ??

実は私たち、この住みたい街ナンバーワンとも言われる街、サンミゲルをまさかのノーマークだったのです!!

サン・ミゲル・デ・アジェンデ(San Miguel de Allende)はグアナファトから車で2時間、メキシコシティからは約3時間半と、メキシコ中心地の周遊をするルートに組み込むにはぴったりのロケーション。

ペットシットの約束があるパチューカに行く途中でもあったので、寄ってみることにしました。

読みたいところからどうぞ!

おしゃれすぎるやろ!美しすぎる建築物に目を奪われるサン・ミゲル・デ・アジェンデ

さて、全く前知識なしでやってきたサン・ミゲル・デ・アジェンデ。

いったい何がそんなに魅力的だというんでしょうか。

みんなが口をそろえて「サンミゲルへ行け」というので、町の概要をサクっと調べてみました。

サン・ミゲル・デ・アジェンデはどんな町??

サン・ミゲル・デ・アジェンデは、そのバロック建築の景観の美しさとその歴史の重要性のため、メキシコ政府から「プエブロ・マヒコ」に選出されています。

プエブロ・マヒコ (Pueblo Magicos):メキシコ政府観光局が観光促進の為に設立したプログラムで、国内から魔法のように魅惑的な自治体を毎年選出している。選出基準には美しい自然、豊かな文化遺産、歴史的な重要度などがあり、今もそこで人々が生活を営んでいる場所であることが重要である。

20世紀初頭、インフルエンザの流行で人口が激減し危うくゴーストタウンとなるところでしたが、この美しい建築がある街を発見した外国人のアーティストがここにアートと文化の学院を設立。

それが話題となりアメリカを中心にたくさんの芸術家がここに移り住むようになりました。

現在は海外、特に北米からの年金生活者や駐在者も多く、世界でもいちにを争う「住みたい街」として大人気なんだそうです。

そしてこの街は、2008年に世界文化遺産としても登録されています。

なんだか素敵そうなにおいがプンプンしてきましたね。

それでは噂のサンミゲルの街へ突撃してみましょう!

街を挙げて景観を守るサンミゲルで絶対外せないお勧めスポット

中心地から少し離れたホテルの前にバンを路駐して、さあ観光開始です!

大きな都市で車を路駐するとき、私たちはなるべく人通りの多いところに停めるようにしています。安全な町とはいっても、車上荒らしには合いたくありませんからね。

サン・ミゲル・デ・アルカンヘル教会 (Parroquia de San Miguel Arcangel)

歴史的都市に来たらまず訪れるのはもちろん、街の顔ともいえる教会です。

サンミゲルの教会は、あまり他では見ないような縦に長いお城のような形をしています。

しかも、ピンク!!

ここ、サン・ミゲル・デ・アルカンヘル教会は17世紀に建てられ、現在のようなゴシック様式の外見に建設されたのは18世紀末。

何がすごいって、これを設計した先住民のZeferino Gutierrez(セフェティーノ・グティエレス)という人は独学の建築家。

ポストカードで見たゴシック様式のヨーロッパの教会から触発されてこの教会を建設したんだとか。

このユニーク外観の教会は、メキシコでも一番写真に撮られている教会なんだそうですよ(そんなことどうやってわかるんだろ?)

私もそのナンバーに貢献してみました。

内部はこんな感じ。

この日は日曜日で、ミサが始まるところだったので早々と退散。

でも教会の外では屋台が出ていていい匂いをさせていたのでちょっと早いお昼ご飯にすることに。

ここではゴルディタスというメキシコ風ピタをいただきました。

コーントルティーヤがピタのようになっていて、間に煮た豆だとか肉だとかの具を詰めてくれる。

これが激ウマ。

息子はメキシコ料理は(辛くなければ)結構なんでも食べてくれるので私たちもいろいろ挑戦できてうれしい

教会の前では帽子売りのおっちゃんが頑張っております。

それちょっと乗せすぎじゃないっすかー?

このように、教会は町のどこからでも見えるようになっています。

石畳の街は息子が転ばないかいつもハラハラする。

過保護すぎ?

サンミゲルデアジェンデ公共図書館(Biblioteca Pública de San Miguel de Allende)

知る人ぞ知るサンミゲルの観光名所、公共図書館です。

ここのなにが特別なのかというと、この図書館の中央にあるテラスでWifiが無料で使える…

じゃなくて、

図書館の入り口にある本屋さんの天井画がとっても素晴らしいんです。

で、写真撮ってないっていう。

相変わらずのやる気のなさですいませんね

エルニグロマンテ文化会館(Centro Cultural Ignacio Ramírez El Nigromante)

ここは、元修道院を改築したというサンミゲルの文化会館。

「イグナシオ・アジェンデ将軍の生涯についての計画」という、壁画家、David Alfaro Siqueiros(ダビッド・アルファロ・シケイロス)によって部屋いっぱいに描かれた壁画を見ることができます。

広い一室にダイナミックに描かれた壁画は圧巻!

中は涼しいので休憩にもピッタリ~。

ここ、撮影禁止だそうです。知らずに撮っちゃってごめんなさい。

でも警備員いたけどなんにも言われなかったなあ。

おもちゃミュージアム(Museo La Esquina del Juguete popular Mexicano)

私たちの行きたい観光地巡りは息子にとってあまり面白くないよう。

というわけでちょっと子供向けの場所を探してみました。

ラ・エスキーナは、メキシコのおもちゃを徹底的に展示している博物館で、大人も子供も楽しめるので子連れの家族にとってもお勧め!!

入場料は大人50ペソ、子供20ペソです。(2020年現在)

カラフルでいかにもメキシコ!っていうおもちゃがびっしりと棚を埋め尽くしていて、案外ボリュームがすごい。

からくり仕掛けのおもちゃがたくさんあって、触ってみたくてムズムズする…!(だめ~!)

そんな時は、2階にあるキッズコーナーへ。

ここにあるおもちゃはなんか使用感たっぷり。

触ってもいいのかわからずにいたら、係のお姉さんがやってきて使い方とかを見せてくれました。

あ、やっぱここ体験コーナーなんだ。(もちろん息子はしばらくここから離れたがらなかった)

さらに上に行くと、こんな顔ハメなものがあったり、サンミゲルの街を一望できるテラスがあったり。

いやー、あんまり期待してなかっただけにかなりの満足感でした。

ここは、子連れじゃなくてもほんとお勧め!

La Esquina Toy Museum

アーティスト市場(Mercado de Artesanias)

さすがアーティストの街。

アートがたくさん並ぶ市場がありました。

Mercado de Artesaníasは中心地からちょっと離れていますが、地元アーティストの素敵な作品から、伝統的な民芸品、新居に欲しいモダンなブランケットまでなんでも揃うのでぜひ足をのばしてみてください。

でも絶対買い物しちゃうので、宿に帰る前とかにしたほうがいいですよ!

とにかくかわいい。色遣いがかわいい。

マスクミュージアム(Another Face of Mexico mask museum/Casa de la Cuesta B&B)

あまり知られていないサンミゲルの隠れた見どころはここ、マスク博物館。

知られていない、といっても、ロンリープラネットに載ってるくらいだから実は有名なんでしょうけど。

この博物館は完全予約制。前日に電話をして翌日の開館状況を聞かなければなりません。

というのも、この博物館はアメリカ人夫婦が営むベッドアンドブレックファースト(Casa de la Cuesta)と併設されているので開放することができないんですね。おそらく。

入館料は大人100ペソ。子供は無料でした。

Another Face of Mexico

中心地から坂を上ったところにあるのですが、大きなサインがあるわけでもないので、ここであってるのかな?と不安になります。

あたりには、この博物館をお目当てに来たと思われる外国人がチラホラ。

彼らもどうしていいのかわからず困っている様子。

小さなサインのあるドアの横についているブザーを鳴らすと人が出てきました。

中に続く暗いトンネルのような通路の壁には、いろいろな仮面が飾られています。

ちょっと予定の時間より少し早く着いたので、中の宿泊施設を覗かせてもらうことに。

広々とした部屋はカラフルで悶絶しそうなほどかわいい!

ここから教会のあるソカロが一望できるのも坂の上のB&Bならでは!!

なんて素敵なんだ!!バケーションだったらここに泊まりたかった!

しかも、オーナーの奥さんハイディは7人も孫がいるということで、子供が大好きなよう。奥から息子のために英語とスペイン語の絵本を持ってきてくれました。優しい~。

しかも、彼らの息子はシアトルに住んでいるということで親近感♡

ツアーを仕切ってくれるのは仮面コレクターのビル。

メキシコ先住民のダンスパフォーマンスのマスクを集め続けて25年。現在500個以上のマスクを所有してるんだとか。

ここにあるマスクはすべてパフォーマンスに使用されたものばかり。

先住民の文化と歴史を垣間見ることができる重要な博物館なのです。

この日はほかに子連れの親子がもう一組いたのですが、ビルはなんと、ツアーの最後に子供たちにマスクをプレゼントしてくれました!!!

どんだけ気前がいいんですか!!

オーナーのビルとマスクをもらって超ご満悦な息子。

しばらく仮面をつけて過ごしていました。。。

甘党なあなたに!サンミゲルで食べたい絶品スイーツ

サンミゲルはグルメの舌を唸らせるレストランがたくさんあります。

でも、甘党の私がチェックするのはカフェスイーツ!

ダウンタウンでお勧めの甘党カフェを3軒ご紹介します。

パニオベーカリー(Panio)

サンミゲルで本格フレンチペイストリーを食べるなら絶対ここ!

メキシコにはたーっくさんパン屋さんがあるんだけど、どれも私にはちょっと甘すぎる。

ああ、おいしいクロワッサンが食べたいなあ。

と、思っていたら、ありました。さすが白人が多い街サンミゲル。

ここのパンはどれもおいしい!

クロワッサンやパンオショコラは外側サクサク中はふわふわ。

クリームの入ったペイストリーやアップルパイ的なもの、キッシュや普通のバゲットも本格的!

ガラスケースの中に並ぶケーキやタルトも美しすぎて、そしてお値段もお手頃で、サンミゲルに住んでいたら毎日ここ来ちゃうなあ。(そして太る)

メキシコのパンに飽き飽きしていた私にはまさに天国のようなパン屋さんでした。

Panio

メンテ・カカオ(Mente Cacao)

カカオはモレと呼ばれるメキシコ料理にも使われる身近な食べ物で、カカオの生産地であるメキシコには、チョコレートのお店がたくさんあります。(しかも安くておいしい)

メンテカカオは、サンミゲルの賑やかなダウンタウンにひっそりと佇む小さなチョコレート屋さん。

タバスコ州にカカオファームがあって、お店ではチョコレートバーやトリュフはもちろん、アイスクリームやチョコレートドリンクも楽しめます。

タバスコのファームではカカオファームツアーもやっているそうで、時期によってはカカオポッドの収穫なども見ることができるそうです。行きたい!

サン・アグスティン(San Agustín)

メキシコスイーツと言えばそう、チュロス!

ここ、サン・アグスティンはチュロスの老舗で、ロンリープラネットにも掲載されている超有名店。

常に行列ができる人気のお店です。

並ぶのが嫌いな私たちは外で待つ行列をみて、行かなくてもいっか。って思ってたんだけど、ちょうど空いているときに通りかかったので寄ってみました。

お持ち帰りの場合はまっすぐレジカウンターに行って注文。

レシートを渡されるので、左側のカウンターで待ちます。

話題のチュロスは、まあ、普通においしかったかなと。

いつも混んでるからカフェでゆっくりもできなさそうだし、お持ち帰りして向かいの広場のベンチで通行人を観察しながら食べるのがお勧め。

で、写真も撮ってないっていう。←ブログやる気あんの?

サンミゲルで無料コンサートを楽しむ

私たちがサンミゲルを訪れた週末はちょうどキューバウィークでした。

それで、なんと、キューバンバンドで有名なあの、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(Buena Vista Social Club)の無料の野外コンサートがやっていたんです!!

ラッキー!

夜から始まるから息子の寝る時間が押しちゃうけど、仕方がない!

コンサートが始まる夕方になると会場は超満員。後ろの方に遊具があったので息子をそこで遊ばせて私たちはコンサートを楽しみました。

そして、音楽が始まるや否や、周りのメキシコ人踊り始めたー!!!

しかもめちゃくちゃうまい!

なんか中学生ぐらいの女の子たちも軽快なステップでダンスしてる!!

粋なおじさまもマダムなおばさまも、若者から年寄りまでこんなかっこよくダンスができるなんて。

さすが音楽とサルサを愛する国…。

ああ、サルサ憧れる~踊れるようになりたいな~。(私は超絶運動音痴です)

なんといってもサンミゲルは街歩きが楽しい!

あれ、グアナファトの時も同じ事言ってたような…。

でも、こういうかわいらしい街は観光なんかしなくてもただただ歩くのが楽しいんです。

坂が多い街っていうのはどうしてこう、人を魅了するんでしょうね?

のんびりと街を歩き回って、おしゃれカフェで一休みして、可愛いメキシコの雑貨屋さんを覗いて。

サンミゲルはそんな風に1週間くらい滞在したくなる素敵な街でした。

2日間の滞在ですっかりサンミゲルの虜になってしまった私たちが後ほど、

「サンミゲル・長期滞在」

「メキシコに住む方法」

などと検索したのは言うまでもありません。

ああ、住みたい…!

もしメキシコに引っ越しすることになったらその方法なんかも更新したいと思いまーす。お楽しみに!

それでは!

SHERE
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