カーニバルやペテログラフを楽しんだマサトランからグアダラハラを目指して南に進む途中に、テピック(Tepic)という町があります。
特に何があるというわけでもないのですが、洗濯をしたかったのとテピックの近くに天然温泉があるというので、ちょっと寄ってみることにしました。
テピックと周辺の見どころ
テピックでは、キャンプ場もなければワイルドキャンプができそうな茂みがなかったので、ミュージアムの駐車場に泊めさせてもらいまーす。
Interactive Science Museum
ioverlanderに載っていた場所でしたが念のためミュージアムの職員に確認してみることに。
入り口にいた警備員のおばさんに、Google翻訳を使ってあらかじめ打ち込んでおいたスペイン語で今夜ここに泊まっていいですか?と聞いてみたら…
さっぱり通じねえ~~!!!
翻訳された文字を見せようとしたら、奥にいた英語のできる職員さんのところまで連れて行かれました(笑)
そしたら、二つ返事でOKだって。
ここ駐車場でwifiも使える夜は誰もいないし、ブーンドッキングにしてはなかなか良かったです^^
地元民が愛するメキシコの天然温泉
翌日、早起きして洗濯物を出してから噂の天然温泉に行ってみることにしました。
テピックから山道を走ること30分。
こんなとこに温泉なんてあるの~?と思っていたら、見えました。Agua Calienteの看板!
秘境的なにおいがプンプンします。
エントランスで入場料ひとり20ペソを支払い、車を停めて水着に着替えていざメキシコ初の天然温泉へ!!!
ん?これ?
めっちゃ濁ってますやん。そしてお世辞にもカリエンテ(熱い)とは言えない水。
は、入りたくない・・・。
この温泉(てゆうか池?)のとなりに大きな温水プールがあったので、とりあえずそっちに入ってみました。
まあまあ、虫だの葉っぱだのいろいろ浮いてるけど、浅瀬もあって息子はかなりご満悦。
そのあと、上流のお風呂で地元の若者がはしゃいでいるのを発見した私たちは人がいなくなってからそのお風呂へ。おお、温かい。
でも、お湯をよく見てみると水面に垢が浮いていて汚い!!
水がちゃんと循環してないようで、とても気持ちよくお湯につかることができませんでした。
幸いシャワーがあったので凍えそうになりながら頭から冷たい水をかぶって汚れを洗い流したけど、わざわざここまで来る価値はなかったかな。という感じ。
スッキリした(?)私たちは、洗濯が終わるまでテピックの町を観光することに。
ダウンタウンテピックと素敵な出会い
ストリートパーキングして中心地まで歩いていると、前を歩く女の人がチラチラとこっちを振り返っているのに気が付きました。
メキシコでは外人の私たち。見られることは珍しくないので気にしないでいたんだけど
日本語だねぇ。
と、突然その女の人に日本語で話しかけられてびっくり!!
日本語を流暢に操るその女性、エスパランサはコロンビア人で、日本人の旦那さんと福岡に30年近く住んでいて、転勤でテピックに来たばかりなんだって。
たまたま町に買い物に来ていて暇だからと、ダウンタウンのメルカドを案内してくれたり一緒に教会に行ったりしてとっても優しい!
テピックのメルカドはちょっとわかりにくいところにあって、エスパランサが一緒じゃなかったら多分見つけられなかったと思う。ああ、メルカド楽しい♡
まさかメキシコで日本語を話せるコロンビア人に会うなんて・・・!
これも何かの縁。お互い情報交換して、コロンビアか日本でまた会おうね!と約束して別れました。
テピックは住みやすそうないい町だったけどなにしろ泊まるところが無いので次へ。
どこまで登る⁉ 火口パークでのんびりキャンプ
テピックから30分くらい東にあるJalaという小さな町から石畳の狭い道を入って、遠くの山脈に日が沈むのを眺めながらグネグネ曲がる山道を1時間ほど登るとそこはVolcano of Ceborucoの火口。
ここでキャンプができるというので、わざわざここまで来たのです。
道のりは絶景!
たどり着いたのは夕方で、私たち以外は誰もいませんでした。
ピクニックテーブルもあるし広々とした自然の中のキャンプは久しぶりだったので2泊することに決定!
わーい普通のキャンプ~!
本土に入ってからまともにキャンプしてなかったのでほんとに嬉しい!
ここに来るまでの道のりの長さも忘れちゃうほど嬉しい。
活火山なので、煙がモクモク・・・。
自然の中でのんびりした後は、ふもとのJalaに寄り道です。
道は石畳で、きれいな大聖堂があったりしてかわいらしい町。ちょっとした観光地になっているみたい。
こういう小さな町、好き♡
さらりと歩いてバンに戻ろうとしたら、この写真の後ろに写っている家族に声をかけられました。
スペイン語で何を言われているのかさっぱり???でしたが、なんかフォトと言ってる。
あ、家族写真を撮ってほしいのね!と、思ったら、そうじゃなく、私たち家族の写真を撮りたかったらしい。
何で・・・?
いくら外人が珍しいからって、知らん人の写真撮って何が楽しいんだ?
あ、でも私も旅行中、行く先々でよく他人の写真撮るわな。それと同じか。
メキシコの大きな街の間にあるこういう小さな町って、人が優しくて朗らかでほんと大好き。
車の旅ってこういう小さな町を発見できて楽しい!!
さて、イベントの少なめなテピックを後にした私たち。
お次はメキシコと言えばこのお酒・テキーラを飲みに行ってきます!