みなさんこんにちは、バンと共に暮らす放浪家族です。
雑誌やSNSで最近よく見る「バンライフ」という生活スタイル。
旅やアウトドアが好きな方なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
キャンプとも違う、バックパッカーとも違う、
旅好きを魅了してやまない自由な「バンライフ」という暮らしを
家族3人で実際に4年間、バンで移動しながら北アメリカを旅した私たちがご紹介したいと思います。
今話題のバンライフ(#VANLIFE)っていったい何?車中泊と違うの?

バンライフとは、最低限生活ができるように改造した車両に乗って移動しながら暮らすライフスタイルの事!
大型のバン(日本でいうとハイエースやキャラバンなど)の内装を改造して、ベッドやキッチンを作りキャンピングカー仕様にした車で旅をするのが一般的。
欧米ではスクールバスや大型トラックをカスタムする人もいて、こだわりのインテリアも素敵!インスタで写真を見るだけでもワクワクしますね!
私たちがグアテマラで出会ったフランス人家族も、大型トラックキャンパーを輸送してきてアメリカを旅していました。
内装は海賊船のようになっていてめちゃくちゃかっこいい‼ 自分の空間を好きにデコレーションできるのもバンライフの魅力です。
バンライフと車中泊・何が違うの?
特に決まっているわけではないですが、私のイメージでいうとこんな感じ。
バンライフ=バンを拠点に生活している(長期でバンに住んでいる。)
車中泊=週末旅行など移動の途中で車の中で寝ることができる(短期・帰る家がある)
わざわざカテゴリー分けする必要もないと思いますけどね!
バンライフの火付け役はフォスター・ハンティントン
大人気ハッシュタグ #VANLIFE の生みの親は、ニューヨークのラルフローレンでデザイン関係の仕事をしていたフォスター・ハンティントン(Foster Huntington)というひと。

多忙な毎日と組織社会に嫌気がさして会社を辞めることにした彼は自分に問いかけました。
自分の人生にとって本当に必要なものはなにか?
人生の意味、自分の存在意義を考えることって、誰にでも一度はありますよね?
自身もミニマリストで日本のZENに興味があったフォスターは、その問いの答えを探すかのように必要最小限なものだけをバンに詰めて旅に出ることに。
その相棒に彼が選んだのは、フォルクスワーゲンのヴァナゴンでした。
こちらのバンライフ本、中の写真がとにかくかっこいいっ!日本でもめちゃくちゃ売れてますね。
フォスターは、The Burning House (燃える家)というサイトを作って
「もし自分の家が燃えたら何をもって逃げる?」と問いかけ、読者に持って逃げる物の写真を投稿するよう呼びかけました。
これが今でいうバズって、本の出版が決定!これを資金にバンライフを始めたそうです。
みんなが何を持って逃げるのか見てるだけでおもしろい!自分だったら何だろう?と考えるのも楽しいですね。
ハンティントンが自身のブログやSNSで#VANLIFEとタグ付けしたステキな旅の写真を投稿をはじめると
自由な生き方を選べる方法として注目を集め#バンライフはたちまち誰もが憧れるライフスタイルに!
2023年現在で #Vanlife と検索するとなんと約15,000,000 件もの投稿がヒットするんですよ~
ちなみに、フォルクスワーゲンのヴァナゴンを最初のバンに選んだフォスターでしたが、故障が多すぎてすぐトラキャンに乗り換えたそうな(笑)
うちの初代ヴァナゴンも故障が多すぎて一年半後に安定のシボレーに乗り換え。
でもやっぱりヴァナゴンはかっこいいんですよね~。普段乗るためならまた欲しいかも。
今注目のバンライフの魅力とは? メリット・デメリットも

バンライフの魅力は、仕事や住むところに縛られず自由に移動しながら生活できるところです!
バンライフのメリット
- どこに行っても自分の空間がある
- 旅をしてても自炊ができる
- ホテル代がかからない
- 移動が楽なのでフットワークが軽くなる
- テント設営など面倒が減る
- 重い荷物を持ち運ばなくていい
- どんな場所でも自力で行くことができる
- 自然とミニマリストになれる
- 地理に強くなれる
- 普段からまないような人に出会うことができる
バンライフのデメリット
- 免許とそれなりの運転スキルが必要
- 物が増やせない
- 住所不定になる
- ガソリンが高い国だとガソリン代がかさむし排気ガスが環境に悪い
- 泊まる場所によっては安全面が不安
- 自分たちだけで過ごしがちで出会いが少ない
- 車が壊れたら住む場所を失う
デメリットもけっこうある(汗)
私たちが旅をしてて不便だな~と思ったのはズバリ
【7.車が壊れたら住む場所を失う】
ヴァナゴンに乗っていた1年半の間、修理に出すたびに Airbnb に泊まっていました。この出費がけっこう痛い。
たぶんアメリカの旅で一番人の親切が身に染みたのが、ユタ州の小さな町ブランディングでバンが故障したとき。

車中泊・バンライフはどんな人におすすめ?子連れでも大丈夫?
バンライフは、老若男女だれでも楽しめます!
SNSではキラキラしたリア充な若者向けなイメージですが
私がバンライフをおすすめするのは子連れの家族です!
私が子連れバンライフを絶対お勧めする理由
我が家は息子が1歳になってすぐバンに住むライフスタイルになり、そこから5年ほど旅をしていました。
よちよち歩きしてた息子ももう7歳!小学2年生です!(ホロリ)
バックパッカーで世界一周したこともある私たちが、子連れならぜったいバンライフをお勧めするのは以下のメリットがあるから!
- とにかく移動が楽
- 物が多くなりがちな子連れ旅だけど荷物を持ち歩かなくていい
- 昼寝もおむつ替えもご飯もバンの中で完結。どこに行っても子供にとって安心の空間がある
- 外で遊ぶ機会が増えて健康的
- 子供にとって学びの機会が多い
- いろんな土地の食べ物を試せて偏食にならない
反対にこんなデメリットも
- 決まった学校に行けない
- 友達ができにくい
- ホームスクールになると親の負担が増える
デメリットももちろんありますが、
バンライフなら子連れの旅が300%楽になります。
今は地元北海道でのんびり休憩中ですが、5歳まで毎日冒険してた息子は今でもバンに戻りたいと言います(笑)
車中泊・バンライフが向いていないのはどんな人?
逆に、バンライフが向いていないのはどんな人でしょうか?
- 公衆トイレが使えない潔癖な人
- そもそもアウトドアや観光に興味がない人
- 車の運転が嫌いな人
- 狭い空間が嫌いな人
- 安定した生活を送りたい人
私たちの生活を人に話すとわりとよく、いいな~そんな生活!と言われますが、でも私には無理だわー。とバッサリやられることが多いです…。
安定した生活を手放すのは勇気がいりますよね!
バンライフの魅力を広めたい!

巷で話題のバンライフについてまとめてきましたが、魅力を知っていただくには実際に試してもらうしかないと思います。
まずは自分の持っている車を車中泊仕様にして週末バンライフを楽しむのはどうでしょう?
きっとその魅力にはまって抜け出せなくなること間違いなしですよ!
