サンディエゴからバハカリフォルニアに入って、1週間がたちました。
私たちの頭の中では「メキシコ=暑い」の法則があったので、日中でも15度前後で凍えるような気温のノルテはちょっとがっかり…。そのうえ風が強くてぜんぜんキャンプを楽しめない…。
日本からあいのりにやってきた友達はテントキャンプなので、あまりの寒さに寝袋を買い足したほどです。
まあ、2月だもん仕方ないか。
寒い寒い言いながら、毎日南にひた走ります。
南国パラダイスだったバハカリフォルニア・スル
サンイグナシオでクジラウォッチングツアーを楽しんだ後、西の太平洋側から東のカリフォルニア湾側まで出てみると…
あったか~い!!!
突然日差しが強くなって気温が高くなって海なんか波がめちゃ穏やかでしかも水がすんごい透明感!!
これこれ!これを待っていたんだよ~!!これぞザ・バハ!ってかんじ!
そうかー、ノルテは太平洋側だったから風が強かったんだ。
そうして、遠くからでもはっきりと色の違いがわかるほどきれいなカリフォルニア湾の海が見えた瞬間に私たちがしたこと。
それは・・・。
壊れたソーラーパネルの処分。
メキシコ入国一日目で無残にも粉々になったソーラーパネルの捨て場所が見つからず、今までずっとつけっぱなしになっていたんだけど、海の手前にBasula(ゴミ)と書かれた広い敷地を発見!
入り口にある怪しげなおっちゃんたちにソーラーパネルを捨ててもいいか聞いてみたら、OKとのこと。
気持ちばかりの処分料を渡して、撤去完了しました~!
ああ~よかったあ~。
怪しげなおっちゃんたちは気さくでいい人たちでしたよ。
カリフォルニア湾側にはかわいらしい小さな町がたくさん!
カリフォルニア湾沿いでは、気になる街がいくつかあったので休憩がてら寄ってみることにしました。
なんだかやっと観光が始まったような気がしてワクワク♪
サンタロサリア(Santa Rosalia)
おいしいアイスクリーム屋さんがあるというので寄ってみたんだけど、まあ、普通かなと。
小ぢんまりとしたかわいい町でした。
大きなスーパーもガソリンスタンドもあるので物資の補給にぴったり。
ムレヘ(Mulege)
のんびりした雰囲気で、観光地なのかお土産物屋さんが結構ありました。
南国の花々がきれいに咲いていてちょっとした町歩きが楽しかったです。
町のはずれにあるタコス屋さん。Asadero Dany。
ここで食べたタコスは一同がうなるおいしさでした。
ムレヘのはずれにあるミッションに行ってみたら、開いてなかった。チーン。
ロレート(Loreto)
ロレートは、一度ここに来たらこの先に行く必要がなくなってしまうくらい美しい街だとガイドブックで読んだので期待大!
町自体は結構大きく、さっそく中心のソカロに行ってみました。
中心部のすぐ横にある無料駐車場が空いていたのでそこにバンを停めてちょっと歩いてみることに。
バハの町はダウンタウンの中心でも比較的ストリートパーキングや無料の駐車場が見つかりやすくてうれしいですね。
欧米人向けと思われるレストランやカフェが立ち並ぶダウンタウンはかわいらしいヨーロッパ風で、ちょうど広場ではマーケットが開かれていました。
教会を覗いたりアイスを食べたり観光を満喫した後は、洗濯ものを出しに行くことに。
メキシコでは、コインランドリーもあるけど洗濯物を持っていくと洗っておいてくれるサービスがあります。
Lavanderiaと書いてある洗濯屋さん。
洗濯物を預けたらその日の忙しさにもよるけどだいたい3~5時間くらいで仕上げておいてくれるので私たちのようなオーバーランダーにはほんとに便利!!
その間に私たちは観光もできるし、助かる~!
値段はたいていキロいくらで決まっていて、洗濯物をもらう時にお支払い。
ただ、洗剤か柔軟剤なのか、仕上がりのにおいがきつめなのでにおいに敏感な人にはお勧めできません。
私は普段無臭派なのでメキシコにあるすべての洗剤のにおいが辛い…。
サンハビエル ミッション (San Javier Mission)
ロレートから約40キロ山道を西に走ったところにあるのがこのサンハビエルミッション。
バハ半島で2番目に設立された教会で、現存するミッションの中でも保存状態がとてもよいものなんだとか。
こんな山奥までわざわざ教会見に来る暇人なんているの?(ここにいるw)と思っていたけど、ガイド付きツアーなんかも来ていてけっこうな人気スポットみたいです。
この教会の奥には樹齢約300年のオリーブの木があるのでそちらも見に行ってみました。
うねうねがすごい。
周辺にはちいさなお土産物屋さんやレストランもあります。
南バハではビーチキャンプを楽しもう!
暖かくなってテンションの上がった私たちは、とにかくきれいなビーチを目指しました。
サンイグナシオの後、あまりオプションがなかったのでとりあえず泊まったRVサイトで、他の子連れオーバーランダー発見!
なかなか子連れバンライファーに出会わないのでここぞとばかりに仲良くなり、情報交換もしちゃいます。
同年代の子供たちが一緒におやつを食べたりおもちゃをシェアしたりしてる~!かわいい!
一番お姉さんの子供が、お別れするとき絵を描いた大きな貝を息子にくれて泣きそうになりました(ワタシが)
そして、恒例の突撃隣のDIYキャンパー!
もうね、趣味ですねこれ。他人がどんなリグに乗って旅してるのが気になって仕方がないw
ジープの上にテントのスタイルは、アドベンチャー好きならアリなんだろうけどセットアップが面倒くさそうだなあ。
このRVサイトで、早起き(7時だけど)して朝日を眺めていたら、これから釣りに出かけるスノーバードのおじさんたちに出会いちょっと話をしました。
そしたら、昼過ぎに戻ってきたおじさんたちが、「シーバスを4匹釣ったから食べるんだったらあげるよ」と。
えええ~!嬉しい~!
しかし、生きた魚をさばいたことがない私たち。4匹もあるので順番に1人ずつさばいてみることに。
おっかなびっくりナイフを入れると…、ピチピチはねる!!
ヒィィィィ、ごめんなさい!ごめんなさい!
残りはペリカンにおすそ分け
生き物を食べるってこういうことなんですよね。ありがとうお魚さん。おいしかったよ。
さてお次はムレヘを過ぎたところにある、バイア・デ・コンセプシオン(Bahía Concepción)のビーチへ!
ここは入り江になっていて波がほとんどなく、海の水が透き通っていてものすごくきれいなんです!
でも白い砂浜ではなく、貝殻が敷き詰められているので裸足ではちょっと痛い…。
夜。
なんか波打ち際がぼんやりと光っているな~。月明りでも反射してるのかな~。
と思ったら、
夜光虫による発光現象でした!!
夜光虫は海洋性プランクトンのことで、こういう水が停滞する波の少ない暖かい海に発生します。
物質的な刺激を受けると光るので、波打ち際の穏やかな動きで発光しているんですね。
大自然の神秘~!!
なんて幻想的…。
海に砂利を投げたら落ちたところがパチパチ光って面白い!!
泳げばその周りだけ青く光るんだろうけど、遠浅すぎて無理でした。せめて足だけでも入ればよかったなあ。
しかし、ここのキャンプサイトは結構高かったので1泊だけして移動することにしました。
そして、メキシコ発のワイルドキャンプ!
といってもここは国立公園なのでキャンプ可なのです。ただ、トイレなどの設備はありません。
ビーチには他にもたくさんキャンパーがいて普通のキャンプサイトみたい。
ビーチはとってもきれいで泳ぐまでではないけど温度もちょうどよく、息子と波打ち際で一日中遊んで大満足!
あんまりいいところだったので結局2泊しちゃいました。
バンライフがぴったりなバハカリフォルニア!
バハではたくさんのオーバーランダーに会ったのですが、そのほとんどが3~6か月バンライフの旅をしている人でした。
それも納得、バハは車が無いと移動が不便すぎだし、バハだけであればTIPが必要ない。
アメリカからの入国も簡単です。
TIPって何?と思った方はコチラ
物価もちょっと安いし治安が比較的良いのでキャンプ場じゃないところで車内泊してもあまり危険がありません。
それに、どこに行っても絶景絶景!
海あり山ありでアウトドア好きにもたまらないですね!
バハの南に来てやっとバハ半島の魅力がわかったような気がします。(北にも面白いところたくさんあるけどね!!)
お次はバハのメイン観光地・ロスカボスへ向かいます!