みなさんこんにちは。ついこのあいだ10月1日に結婚11年目をむかえた放浪家族です。
夫婦そろって、すっかり忘れてましたけどね!!!
しかも義父からおめでとうってメール来て思い出したっていうね(笑)
熟年夫婦かっていうくらいロマンティックさのかけらもない夫婦ですいません。
ところで私たちは、旅の様子をインスタグラムでも発信しているのですが
先日インスタ経由で思いもよらないメッセージが届きました。
それは
雑誌の取材!
東京と大阪が拠点のクレヨンハウスが出版する、自然派子育てを推奨する「クーヨン」という育児雑誌でした。
育児雑誌!!
え、いや、絶対私より適任な人いますよね!?
こんな放浪癖がある普通の母を取材して記事になるんですか!?
と、40年陽の当たらない人生を歩んできた私はパニクリました。ほんとに。
てか、本気で新手の詐欺なんじゃないかなとも思いました(オイ)
お話を聞いてみたらきちんとした取材内容。
詐欺ではないようです。
とはいえやっぱり私なんかが取材を受けていいはずがないと思い、丁重にお断りするつもりでいました。
だって、私ただの一般人だし。
その思いを伝えたところ、
Shizさんみたいな人を探していたんです!
と言われ、
・・・そこまで言うなら!
と、取材を受けることになりました。
え!単純!!!
いや、もちろん、バックナンバーからどんなことを取り上げている雑誌なのかとかいろいろ見させていただいたうえで決めたんですよ。
というわけで、今日は一般人が雑誌の取材を受けたらどうなるのか。という、わりとどうでもいい記事を書いてみたいと思います。
ある日突然、取材のオファーがやってきた

それは1か月ほど前のある朝。
メキシコのビザも延長できて久しぶりにキャンプなんかを楽しんでいたので写真でも投稿しようかとインスタを開いたら、紙飛行機に乗ったメッセージが一件。
「雑誌の取材を受けていただけませんか」
依頼人は株式会社クレヨンハウスから出版している育児雑誌クーヨン。
そこで連載中の「母を新しく生きる」というコラムで、旅をしながらの子育てについてのインタビューをしたいとのことでした。
担当の方はこのブログも読んだうえで連絡してくれたようで、詳細な取材内容もちゃんと送ってくれて、とても丁寧。
え、これってほんと・・・?
まさかの依頼にちょっとテンパりつつ、山を下りてWifiを探し、どんな雑誌かをチェックしてみることに。
自然派育児がコンセプトなクーヨン
オーガニックや食育なども力を入れて取り上げている0歳から6歳の就業前の子供を持つ親のための雑誌のよう。
モンテッソーリ教育とか、私も興味のある内容がてんこ盛り。
掲載内容もわかりやすくて充実していて、面白そうな話が満載。
そんな雑誌の1ページに写真付きで載せていただけるんですか!?
取材内容をよく読んだうえで取材を受けると返事をしたものの、ちょっと不安になってきた。
だって私、子育てにたいした信念があるわけでもないし。
過去にインタビューされている人たちはみんな育児に対してしっかりとした考えを持ってる人っぽいし。
私ほんとに普通の人間なんですけど雑誌とかに載っても大丈夫なんですかね…?
そしたらクーヨンの担当者さんはほんとに優しくて、
有名無名関係なく、いろいろな生き方や子育てをしている人にお話を伺っているんですよ。
と言ってくださり、それならばとインタビューを受けることになりました。
時差を考慮しつつZoomで取材

メキシコと日本の時差は14時間。
インタビューは日本の朝、メキシコの夜で始まりました。
取材の内容はというと、
- 海外生活、特にバンに乗って移動しながらのホームスクーリングについて
- BLM(人権問題)について
- アメリカと日本の子育ての比較
などなど。
私たちのバンライフを後押しした2016年の大統領選挙や、今世界中で話題になっている人種差別問題についてブログに書いていたので、そこに興味を持っていただけたようです。(そんなたいそうなことは書いてなかったんだけど…)

そんなこんなで2時間、いろいろなことをお話して終了したわけですが…
あらかじめ取材内容を送っていただいていたので大体の内容はまとめていたものの、実際言葉にしてみるとなかなかうまく伝えられない。
自分でもなんか支離滅裂なことを言った気がする。
ほんっとーにこんなんで記事になるのかと、また不安になりました。
写真の撮影

写真も載るということで、写真を撮りに行ってきました。
普段から写真は撮る方に徹していて、とにかく撮られるのが苦手な私。
人があまりいなそうな所を選んで行ったんだけど、近くにヨガやってる集団とかがいてカメラの前で棒立ちの私を怪訝に眺めている。
いたたまれない気持ちでひきつった笑顔をカメラに収め撮影終了。
はあ、プロのモデルってほんとすごい。
ちなみに、この撮影のために半年ぐらいぶりに化粧をしたという終わってるアラフォー。
記事の校正

最初の記事が送られてきて、直す部分があるか目を通します。
このチェックをさせてくれるかどうかでちゃんとした雑誌かどうかがわかるような気がしますね。
気になる部分をチェックして、送り返します。
しかし毎月のことなんでしょうが、ひとつの記事がこんなに早くできあがるのは驚きです。
ブログ記事一本書くのに1週間かかってる私に喝を入れてくれ。ほんとに。
ちなみに、掲載される写真にノースリーブ着て撮ったら、11月号で日本は秋冬なので長袖でお願いしますと言われました。季節感も大事だよね。メキシコは暑かったから忘れてたよ。
雑誌のできあがり!書店に並びます

かなりざっくりとですが、取材はこのような流れで行われました。
後は、書店に雑誌が並ぶのを待つだけ…。ドキドキ。
私の取り留めないインタビューがこんなちゃんとした1ページの文章になるなんて、感動ものですね。ほんとに編集社のみなさんに感謝です!
なんというか、自分が紙面に乗るということにイマイチ実感が湧かなくてほんと他人事のようなんですが。
てか、ほんとに私が取材受けたんだっけ?(ボケですか)
一般人が雑誌の取材を受けるときの心構えと注意したいところ
SNSの普及で、一般人でもなんらかのインタビューを受ける可能性がある現代。
いやぁ、ほんと、すごい世の中になったよなあ。←おやじか
というわけで、雑誌から取材を受けるという青天の霹靂な出来事を体験した私から、これから取材を受けるかもしれないあなたに、ちょっとしたアドバイスを送ります。
取材内容をまず確かめよう
ブログやインスタで発信をしていれば誰もが、もっと多くの人に自分のサイトを見てほしい!と思っているはすです。
そこに取材のお話が来たとしたら、
マジか!もちろん受けます受けます!絶対受けますひゃっほー!
と話に飛びついてしまいそうなもの。
でも、ちょっと待って!
その依頼主、ほんとに信用のおける相手ですか?
二つ返事で承諾する前に、まず取材の内容と相手の素性をしっかりと確かめましょう
また、出来上がった記事のファクトチェックなど、校正することができるかを確認しましょう
自分の言いたいことをまとめよう
実際に取材を受ける前に、どんな質問が用意されているのかを聞いて、自分なりの返答を用意しておきましょう。
インタビューは時間に限りがあるので、簡潔にポイントをまとめておくと話しやすいと思います。
私は、自分の考えをまとめておいたにもかかわらずわったわたでしたけどね。
話したことがすべて載るわけではない
紙面で10ページぶち抜き!とかでもない限り、インタビューで話したことはうまくまとめられてきれいにページ内に収まることになります。
溢れる思いで言いたいことがたくさんあるのはわかりますが、全部が全部紙面に載るわけではないということを理解しておきましょう。
なので、どうしてもここは譲れない!というところは一応担当者さんに伝えておきましょう。
今回クーヨンさんは、たくさん話したことがあったにもかかわらず、1ページの枠内にぎゅっとまとめてくださいました。
発売日を確認しよう
自分が雑誌に載ったなら、やっぱり現物が手元に欲しいところ。
発売日をチェックして本屋に予約を入れておくと確実です。
出版側から本人に見本誌を送ってくれる場合もあるので、確認してみましょう。
親族・友人に宣伝して雑誌の売り上げに貢献しよう
まあ、私は友達が少ないので貢献も期待はできませんが。
というか相手は有名育児雑誌クーヨン。私の宣伝など必要であるわけがない。
というわけで、ひっそりと身内だけに宣伝することにします。
雑誌の取材を受けたなら:まとめ

おそらくこれが人生で最初で最後になるであろう雑誌掲載。
保存用に2冊買って我が家の家宝にしたいと思います。(大げさ)
こんな機会があるなんて、SNSやっててよかったなあ。
まあそういうわけで、本日(10月3日)発売クーヨン11月号を本屋で見つけましたらぜひお手に取ってみてください。
私のひきつった笑顔に会えますよ。
それでは!
追記:その後デイトナマガジンさんからも取材をしていただき、一生に二回目の雑誌掲載となりました!
