さて、バハカリフォルニアも終盤戦!
カリフォルニア湾でのキャンプを満喫した後は、さらに南に向かいます。
私たちはラパスからフェリーに乗ってメキシコ本土へ行くのですが、あいのりしている友達はカボサンルカスに寄ってサンホセデルカボから飛行機に乗ってメキシコシティまで行くというので、そこまでお供することにしました。
サーファーの聖地・トドス・サントス(Todos Santos)
ガイドブックを見ると、トドスサントスはスペインのような街並みが素敵な町で観光地としてとても人気があり、かなりアメリカナイズされているみたい。
サーファーの聖地とか書きましたが、この辺の水流はとても激しくて波も高く、ビーチもすぐ深くなるので、ベテランじゃない限り海には入らないほうが良いそうです。
でもだからこそこの周辺のビーチではサーフコンテストなんかも開催されているんだって。
トドスサントスの町は思ったよりものんびりしていて人もそんなに多くないし、人気なのも納得のかわいさでした。
私たちは、まず町のはずれにあるクラフトビール醸造所の、トドスサントスブリュワリーへ。(名前そのまんまやん)
奥にテラスもあってかわいらしい店内。
そしてここに住み着く猫が人懐っこくてかわいい!!
ビールはというと、タップもたくさんあって面白いビール(パインのとか)もあるんだけど、ちょっと水っぽかったかな。
昼間っから飲んでしまっていい気分なのでそのまま町を歩くことに。
人気の観光地だけにお土産物屋さんもたくさんあって、レストランやバーもクオリティーが高そうだし、英語が通じることも多いです。
私たちは低予算のタコス屋さんで昼食。
カラフルでメキシコっぽい!
お土産物屋さん通りがあって、同じようなものが所狭しと並べられています。
でもなんか欲しくなっちゃう。だってかわいいんだもん!
トドスサントスは、さすが観光地だけあって宿泊が高い。
キャンプサイトも予算外だったので、またioverlanderで野宿先を探します。
これが友達との最後のキャンプになるので、いい場所を見つけたいじゃありませんか!
そして、ちょっと南に行ったところにすてきなビーチサイトを発見!
波が高くて海には入れませんが、沖の方に何やら白いものが点々と見えるので双眼鏡を出してみると、クジラだー!
一頭だけじゃなくたくさんのクジラが潮を吹いているのが見えます。
しかも大きな体をザバザバと海に打ち付けたりジャンプしたり!!他のキャンパーも、浜からクジラを眺めていました。
この浜にはアシカのコロニーもあってワイルドキャンプ感満点でした。
バハらしく、最後にふさわしいキャンプになってよかった~!
若者のパーティータウン・カボサンルカス(Cabo San Lucas)
そして翌日、カボサンルーカスで友達とはお別れです。
残りの旅を楽しんでね~!
カボサンルーカスは、カンクン同様欧米人のバケーションに利用されることが多く、若者がパーティしにやってくる町。
多くのセレブがここに別荘を持っていて、有名人の目撃率も高いんだとか。
ベガスか!ってくらい街が賑やかで私たちはマックでネットを利用してすぐに出発。うるさい町は嫌いだ。
途中大型のスーパーに寄ったら、さすが観光地!品ぞろえが良くてすんごい楽しかったけどね。
見よこのカラフルな魚の群れを!
カボプルモ国立公園(Cabo Plumo National Park)
ラパスに戻る前に私たちが立ち寄ったのがここ、カボプルモ国立公園。
ここはダイビングのポイントが多く、トロピカルな魚群はもちろん時期が合えばブルーシャークやマンタを見ることもできるそうです。
でも、4歳児連れの私たちにダイビングは無理!
せめてシュノーケリングくらいはしたいなぁと思ったんだけど、あまり気温が上がらず水が冷たかったのでやめときました。
この国立公園に行くには、メインロードから外れて舗装されていない道を何時間も走ることになります。
道は一応ならしてあるものの、道幅が狭かったりすんごい傾斜があったり大きな石が転がってたりと冒険心がくすぐられること間違いなし。
雨あがりなどで道路が濡れているときは4WDじゃないとたぶん無理だと思います。
大きめのRVキャンパーも何台かビーチで見かけたんだけど、どうやってここまで来たの?ととても不思議でした。
私たちは南側・サンホセデルカボ側から入ったのでそんなアドベンチャーな道を結構な距離走りましたが、北の方から入ったほうがすぐ海辺に出るし道も良かったので、時間がない人は北から行きましょう。
海沿いにはたくさんビーチがあって、好きなところでキャンプができます。
しかも、かなり人が少ないのでビーチ丸ごと独り占め!なんてこともわりと普通。プライベートビーチみたい。
ただ、突然砂が深くなるのでタイヤがはまらないように気を付けましょう。(私たちはバナゴン時代に何度もはまっているので、いかにこのバンがAWDだからと言って無理はしません!)
港町ラ・パス(La Paz)でカーニバルを楽しむ!
さて、バハ・カリフォルニア・スルのキャピタル、ラパスでは、ちょうどカーニバルが開催されていました。
2月のおわりの6日間、Lentが始まる前に開催されるお祭りで、ミュージックあり、ダンスあり、ポップアップ遊園地あり、お祭りの屋台がマレコン通りに何キロにも渡って軒を連ねます。
祭りの屋台って、世界共通だなあ。
メキシコでは、お祭りの時にカラフルな紙吹雪が入ったタマゴが売られます。
何に使うか、というと、人にぶつけるのです。
通常、仲良し同士とか家族間で投げ合うものみたいですが、タマゴ売りのおっちゃんが息子めがけてひとつ放ってきて、見事息子の頭に命中!
そのおっちゃんが(お詫びなのか)タマゴをひとつくれたので、Blazの頭で割ってみる。
タマゴアタックされまくってキラキラしてるふたり。
そして、このお祭りのメインイベントは夕方から始まるパレード!
仮装した老若男女が、トラックに引かれたド派手に装飾されたお立ち台(?)の上で笑顔を振りまいたり踊ったりしています。
今年のテーマは、「Feast of the Gods」(神の宴?)
各トラックが世界各国を代表した装飾を施しているようです。
とにかく、開いた口がふさがらないくらい派手!!
しかも長い!!
しばらく見ているとはっきり言って飽きてきます。(ばっさり)
小さい子供が乗っているトラックもあって、寒そうだし疲れてるだろうしなんかかわいそうだった。
しかし、世界的にも有名なお祭りみたいで、それはもう、ものすごい人出でした。
グルメ天国ラパスでタコスを食べまくれ!
ラパスはそのシーフードでも有名。
シーフードのタコスを食べないでバハに来たとは言えないでしょう!(そうか?)
というわけで、ロンリープラネットに掲載されていたタコス屋さんがものすごいおいしいらしいので行ってみることにしました。
Taco Fish
さすがロンリープラネットに載っているだけあって、混んでいます。
列に並んで待つこと10分ほど。やっと注文できました。
タコスのお値段はバハの中でも結構高めで、ひとつ30ペソくらいします。
白身魚のフライ、エビのフリッターとエンパナダみたいなものをオーダー。
嬉しいことにサルサなどは盛り放題です!
確かにおいしかったけど、そんな大騒ぎするほどでもないかな。という感じ。
ちなみに料金は後払いです。食い逃げしてもわかんなそうだな。(おい)
ストリートフード
お腹を空かせて町を運転していたら、歩道で肉を焼いているおじいちゃん発見。
いいにおいなので寄ってみることに。
息子さんが英語を話せたのでいろいろ会話もできて楽しかったし、ここのタコスはほんとにおいしかった!
でもラパスにいる間にまた来ようと思ったら場所がわからなくなってしまいました。。。残念。
また別の日、道端でBBQみたいなグリルを出して肉を焼いていたのを見て寄ってみたら、トルタス(メキシコのサンドイッチ)がめちゃくちゃおいしかった!
基本的にグリルで焼いてるところはハズレがない気がする。
もともとメキシカンってそんなに好きじゃなかったんだけど、メキシコ来てから毎日毎日タコスばっかり食べてるのに飽きないなぁ。
やっぱりメキシコのタコスはおいしいのかな。
ラパスでキャンプ
ラパスのダウンタウンにはキャンプサイトがないので、町のはずれのかなり予算外なRVサイトに泊まりました。
欧米人のスタンダードよくわかってるぅ~!っていうくらい設備が整っていて、トイレも超絶キレイで、プールまであって、なんなら1週間ぐらいここでのんびりしたいくらい。
息子が友達作って連れてきた。
この女の子のお父さんが前に電気技師だったとかで、いまだ問題のあるうちのソーラーシステムを見てもらいました。
接続等は問題なかったみたいで、やっぱりソーラーが足りなくて充電が追い付いていないんじゃないか、とのこと。
だよね~。メキシコ初日に1枚割っちゃってもう2枚しかないしね~。
くわしくはこちら。
ともかく、接続に問題がないと分かっただけでありがたい。ほんと、他のオーバーランダーには助けてもらいっぱなしだ~。
ラパス最後の夜は言葉にならないくらい美しい夕焼けで、息子も思わずセクシーポーズとっちゃうくらいでした。
バハカリフォルニアで大満喫のバンライフ!
ラパスは、大きすぎず小さすぎず、バランスの良い街でした。
観光客向けのお店やレストランが立ち並んでいるマレコン通りからちょっと中通りに入ると、地元の人が買い物するような小さなティエンダ(商店)やタコスのフードトラックがたくさんあって、うまく共存してるな~。という印象。
パーティータウンのカボサンルカスよりもずっと居心地がよかった!
ラパスでは、ジンベイザメやあしかと泳げるシュノーケリングツアーなんかも有名で、バハには息子が泳げるようになってから(私も泳げるようになってから…)また来たいです!
さて、次はいよいよフェリーで本土へ!
バハは観光化が進んでいて欧米人にも慣れているし、私たちのような外国人にとって旅がしやすいところでもあります。
メキシコ本土に入る前にちょっとした予行演習といったところでしょうか。
ここからがほんとうにアメリカ大陸縦断の旅の始まりです。
さあどんなアドベンチャーが待っているのか。ワクワクだー!
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