シアトルを出発して、私たちが最初に泊まったのはシアトルから南東に位置するヤキマ(Yakima)という街。
普通の車で約2時間。私たちのWestyでは3時間といった距離。
シアトルのフルーツスタンドにもヤキマ産の野菜や果物がたくさん並んでいるので農業が盛んな地域というイメージがあったんだけど、
アメリカの75%のホップがヤキマバレーで生産されているということは知らなかった。
ホップとは、あの、ビールの原材料のこと。
↓これがホップのツル。夏になるとホップ特有の爽やかな香りを持つ花が咲く。
収穫は夏の終わりの9月ごろで、5月の今はやっとツルが巻きだしたところ。残念ながらホップはまだ咲いていなかった。
↓これは何年か前にうちで育ててたホップ。こんな可愛らしい花が咲く。
ヤキマに入ると、どこもかしこもホップホップホップ畑。
Blazの仕事の都合上、月曜から金曜まではインターネットのある環境が求められるため、ヤキマには5日間、Airbnbに滞在することに。
広めの一室にベッドとバスルームが付いた部屋(スタジオstudio apartmentという)
キッチン無しなので、料理はWestyで。
ヤキマは、ワラワラに行く途中の通過点だったので特になにも予定がなかったんだけど、滞在中は案外いろんなとこに行ってなかなか楽しい5日間だった。
まずはじめに行ったのは、ヤキマミュージアム Yakima Valley Museum
入館料$5
小さいながらも展示がなかなか凝っていて面白い。戦前、仕事を求めて渡米した日本人が結構いたらしく、日本文化の展示もあった。
そのほかに、ネイティブアメリカンの展示、昔の馬車の展示や、生活用品の展示もたくさんあって、見どころ満載。
しかし、昔のものってなんであんなにかわいいんだろう?
もちろん今のもののほうが実用的だしスタイリッシュなんだけど、昔のキッチンとか洗濯機とか馬車とかって、
ほんとに細部までデザインが凝ってておしゃれ!
ロケットみたいな洗濯機
こんなキッチンがある家に住みたい。でも不便なんだろうなー。
めっちゃかっこいい馬車。こんなの走ってるところ見てみたい。
消防車もかっこいい!
ネイティブアメリカンのビーズ細工とか刺繍とか、デザインが可愛すぎる。
ファーストシューズ??息子にこれ欲しい。
子供が遊べるところもある。
プラレール的なものを見つけてそこから離れない息子
暇を持て余した母が暴走中。
お店屋さんごっことかもできる。
このミュージアムには、Soda fountainというダイナーが併設されていて、古き良きアメリカンなメニューが楽しめるらしい。
閉館の5時に閉まるので私たちはいけなかった。残念。
そして、たまたま見つけたポップアップ遊園地 (Pop up fair)へ。
アメリカでは、夏になると各地で小さな遊園地が出現する。
セラー(Selah)という隣町でちょうど町おこし的なお祭りがやっていたので行ってみた。
遊園地の乗り物は、一日乗り放題で$30。
どれも身長制限があって、2歳以下の子供に乗れるものはなかった。チーン。
しょうがないのでDaddyにKamikazeをやってもらう。
Hobo Feed(乞食ごはんという意味)BBQサンドとのプレートと、パイがついて$5となかなか良心的
カントリーミュージックの生バンド付き。もちろん演目はスイート・ホーム・アラバマ。
ほんと、小さなお祭りだった。しかし白人しかいなかったね。
樹木園 (Yakima Area Arboretum)もなかなか楽しかった。
ここは無料
フリーウェイのすぐ横にあってアクセスがとても良い。広大な敷地で、いろんな植物がサイン付きで植えられている。
子供を連れてただ散歩するだけでも楽しい樹木園。
桜はもう終わりで散っていたけど、藤の花が見ごろだった。
ピクニックテーブルみたいなものはあまりなかったので、ピクニックをするなら敷物を用意をしていくのがおすすめ。
息子のために、小さな図書館でやっているストーリータイムにも行ってみた。
シアトルにいた時は、毎週図書館でやってる読み聞かせに息子を連れて行っていたので、ヤキマのストーリータイムに参加。
私たちが行ったのは、泊っている家のあるテラスハイツというエリアの小さな図書館。
この図書館自体は小学校の図書室か!っていう小規模なものだけど、ストーリータイムはその隣の大きな広間で始まった。
来ていたのは、年齢1歳から5歳くらいの子供が10人くらいと、そのお母さんたち。
正直に感想を言わせてもらうと、
こんなしょぼいストーリータイム、初めてだ!
今までシアトルで行った幼児の読み聞かせは、歌アリ、踊りアリ、手遊びアリで目いっぱい体を動かしてから1-2冊の短めの本を読む
っていうパターンが多くて、子供たちものびのびと楽しんでたのに、
ここは、ボランティアのおばさん、いきなり3冊の本をぶっ続けで読み、(しかもあんまり面白くない本!)
声も小さくて聞き取りづらいし、子供たちもあきらかに退屈している。
本が終わったら、クラフトタイム。 何をやるのかと思ったら、
薄いガラスの器を使って工作をしようというではないか!
えっ!幼児がやる工作にガラス!?
あまりにも楽しくなかったので、がっかりして帰ってきた。
ヤキマダウンタウンの図書館のストーリータイムだったらもう少し良かったのかもなぁ。
面倒くさがらずにそっちに行けばよかった・・・。
というわけで、私たちが体験したヤキマの見どころをご紹介しました。
【住みたい街チャート】
★☆☆☆☆
星一つでございます。